木曜日, 25 of 2月 of 2021

バイデン大統領就任式

3万人近い州兵が厳重に警備するなかで、1/20、バイデン(78)の大統領就任式が行われた。

トランプ前大統領は同日朝、ホワイトハウスを後にして就任式は欠席、メラニア夫人と一緒にフロリダ州の別荘に向かった。

だがペンス副大統領や共和党の議会指導部は出席。

オバマ元大統領、ジョージ・W・ブッシュ元大統領、ビル・クリントン元大統領も参列した。

ところが観客はゼロ

かわりに20万本の小旗が公園に飾られ、祝意を表す大観衆という光景はなく、淋しい式典となった。

敵意に囲まれた就任となった。

この慄然となるような異様な光景をみながら、筆者は秀吉の醍醐の花見の異常風景に酷似することを連想していた。

慶長三年(1598年)3月15日、豊臣秀吉は京都醍醐寺において、1300名の招待客を招き、茶会、舞踊などの花見を行った。

庶民の祝意はどこにもなかった。

このとき伏見城から醍醐寺までの沿道ならびに寺の周囲を警備したのは3万人だった。

いかに信長政権をよこから簒奪した、合法性の希薄な秀吉が暗殺を怖れていたかが推量できるだろう。

バイデンもまた不正投票の結果、大統領選を簒奪したと考えているアメリカ人は多い。

2021年1月20日、ジョセフ・バイデンは第四十六代米国大統領就任式に臨み、コロナ対策と国民の団結を訴えた。

欧州の論調をみると、欧米関係は修復されると歓迎色が強い一方で、「米国の衰退は不可避的であり、十年以内に中国に抜かれる」と暗い予測を並べた。

イスラエルのメディアはバイデンをあまり評価せず、退任直前のトランプがステーブ・バノンら73名に減刑を含む「恩赦」を与えたリストの中に、ユダヤ人の大物が数名いたことを伝えた。

そのイスラエルメディアがバイデン政権の前途を予測しつつ、閣僚のなかに、いかにユダヤ人が多いかをリストアップした。

既報のように、上院議員百名のうち、十名がユダヤ人、下院でも435名のうちの27人がユダヤ人である。

バイデン政権の有力ポストに就くユダヤ人とは、

アントニー・ブリンケン国務長官(バイデンの外交顧問をながく務め、イランと核合意の再開に前向きである。

ウェンディ・シェルマン 国務副長官 オバマ政権でイラン核合意を進めた。

この国務省のトップ人事をみても、バイデンはオバマのレガシーであるイランとの核合意を破棄したトランプ政策を、もう一度覆し、中東政策をガラリと変更する腹づもりであることが読める。

就任直後にバイデンはパリ協定復帰に署名し、またカナダからニューオーリンズへかけてのガスパイプライン建設に中止命令をだした

産業界、とくに石油ガスなどのエネルギー産業を、バイデンは明確に敵にまわした。

「宮崎正弘の国際情勢解題」より