自炊警察
世の中には、自分に対する怒りが充満しているだけなのに
自分は「正義の人」だと信じている変な人がいて
その怒りを吐き出す機会を、虎視眈々と探しています
そんな「正義の人」がいま、マスク警察や自炊警察になって
関係ない人に対して、自分の深層心理の怒りを爆発させ
詰まらぬ正義感(自己満足)に酔っているようです
そのうち
「ぜいたくは敵だ!」(→)
「欲しがりません、勝つまでは!」
とか言い出す「正義の人」が登場するかもしれません
((((;゚д゚))))
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非常事態には、人間の本性が炙り出されるものだ。
コロナ禍も例外ではない。
緊急事態宣言発令で、飲食店が時短営業になり、外食に制限が設けられたいま、あかの他人に「自炊しろ!」などと自分の価値観を押しつける 自炊警察 (じすいけいさつ)が登場して社会問題になっている。
とはいえ、外食を否定して自炊を強要する「自炊警察官」は、コロナ禍で急に現れたわけでもない。
2020年、ツイッター上で
「総菜コーナーで小さな子供を連れた女性が、見知らぬ高齢男性に
『母親なら、ポテトサラダくらい、作ったらどうだ!』
と言われているのを目撃した」
という投稿がされ、テレビのニュース番組でも取り上げられた。
ポテトサラダは一見簡単そうに見えるが、工程が多く、実は手間のかかる料理だ。
それを「ポテトサラダくらい」と言うのだから、その男性は料理経験に乏しい人だったのかもしれない。
お笑いタレント・ロンドンブーツの田村淳(47才、→)はラジオ番組で「自炊警察官」に対し、こう語った。
「他人のライフスタイルに物申す人(自炊警察官)
いるじゃないですか。
『自炊しろ! 自炊すればいいじゃないか!』
っていうの振りかざしてくる人、怖くないですか?
ホント『自分の価値観押しつけ派』ですよね」
「自炊警察官」や「ポテトサラダおじさん」を突き動かす原動力(深層心理)は何なのだろうか?
生活史研究家の阿古真理はこう分析する。
「外食はハレの場ととらえられる傾向があります。
自炊を強要する自炊警察官には、
『いまは楽しんではいけない!』
という意識があるのかもしれません」
Date: 2021年2月5日
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