非オタクと結婚した悲劇

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SdOjjrmz 見過ごせないトピがたっておりました。
オタク趣味を夫にやめるように言われ泣きそうです。」というトピ主様は、30歳で結婚10年目、小学生と幼児の子育て中。
学生時代から「同じ趣味の友達とイラスト描いたり、イベントに出掛けたり、コスプレしたり、と所謂(いわゆる)オタク」でしたが、「一般人(非オタク)男子」と結婚しました。
結婚後はあまりに荷物が多かったので、漫画はほとんど電子化 し、クリア済みで箱いっぱいだったゲームやコスプレの衣装も処分。
本当は行きたかったイベントも一切参加していないとのこと。
現在持っているのは、プレミ アが付いていたり、「単純に好きという理由」でどうしても手放せなかったりするアニメのDVDboxだけで、あとフィギュアが10点ほど飾ってあります。
が、夫から「あまり実にならないコレクションとか趣味はやめてほしい」と言われ、ショックを受けています。
いまどき 何かのオタクでない人(非オタク)は
脳のどこかに 問題があるのかも~  (^_^;)

 

オタクであることの精神衛生的「効能」

ひどーい。友人に話したところ、みな「離婚だろ」と冷たく言い放っておりました。その温度たるや氷点下という感じの冷たさです。離婚って、もちろん「その夫と離婚しろ」ということですよ。
まあ、私の友人たち、編集者やライターなどの業界にいる女性たちは、何かしらオタクなので、もちろんオタクの味方なのです。私が前に「撮りためていたDVDを夫に消された」と言ったら、「そりゃ、即離婚でしょ」とみなが異口同音に言ってくれました。
逆の話はよく聞きます。「ガンダムのコレクションをすべて捨てさせられた」という新婚の夫の嘆きがネットにあがり、「その妻は鬼だ」というコメントが集まって話題になったこともありました。
このとき、妻の側の理由の多くは「家計を圧迫するから」というものです。しかし今回のトピ主様は「正社員で働いており、趣味の物に関しては小遣いの範囲なので一切家計の負担にはなっていません」という。夫よ、なぜ妻の趣味にまでケチをつけるのでしょう?
このトピには、さまざまなレスが来ておりました。まずは男性 から。「私は、男ですが、それぐらい、趣味として持っていても全然いいですよ。子育てにオンリーになる必要なんて全くありません。ただでさえ、息抜きでき ないのですから、むしろ、精神安定上、趣味を持っていたほうがいいです」
そうなのですよ。子育ては曇りの日も土砂降りの日もある。助けになるのは「オタク」です。私も「格付けしあう女たち 『女子カースト』の実態」(ポプラ新書)という本の中で、「ママカーストから逃れる方法」のひとつとして「オタクワールドを持つ」というのを挙げました。
いろいろな自分を持っている人のほうが、何かあったときに立ち直りやすい。特にこの複雑怪奇でスピードの速い時代では。母であり、妻であり、コスプレーヤーであり……たくさんの足で立ちましょう。一本足では、その足をすくわれたらすぐにこけてしまいますから。

オタクの嫁であるための心得

オタク夫婦の方からもレスがありました。「あなたは理解の ない人と結婚したのが間違ってる。逆に聞きたい。なぜそんなに自分の趣味が大事なのに、理解のないその人を選んだの?」。この方は「うちはお互いの趣味を 尊重しあっているし、一緒に即売会に行きますよ」とおっしゃっています。
「オタク×非オタク」夫婦と、「オタク×オタク」夫婦。いったいどちらが幸せなのでしょうか?
人気漫画家・安野モヨコさんと、「新世紀エヴァンゲリオン」 の監督として知られる庵野秀明さんの夫婦生活を描いたコミックエッセー「監督不行届」は、“オタクの中のオタク”庵野さんの嫁という立場から、「オタ嫁 道」が描かれています。このマンガを読んで思ったのは、マンガ家である安野さんもやはりオタク的なところがあって、「オタク×オタク」の夫婦の場合なので すが、それぞれの趣味は似て非なるもののほうがいいということです。
同じ分野だとちょっと意見が違うだけでもケンカになります。「世の人からはくだらないと思われるかもしれないが、この趣味が大事なんだろう」と理解しあえるなら、その夫婦は大丈夫です。
問題はやはり「オタク×非オタク」夫婦でしょう。「あまり実にならないコレクションとか趣味はやめてほしい」と言う夫の理解を得るのは難しい。夫にとっては「実にならないもの」でも、妻にとっては生きる糧なのです。
じゃあ、夫にとって実になるものとは何でしょう? お金にな るもの? 子どもの勉強になるもの? そうやって「実になる」「実にならない」で判断するってどうなんでしょう。オタク趣味が悪いなんて思わないで、ただ の好みの違いと割り切ってもいいと思いますよ。夫は「実になるもの」が好きで、妻は「実にならないと思われるもの」が好きなだけ。
結論としては、隠れてもなんでも続けるべし。祭壇(オタク女子が好きなものを祭っているコーナーのこと)は押し入れの中に作って、夫が帰ってきたら閉じてしまえばいい。
そこまで好きなものを持っているってとても幸せなことだし、心のビタミン、セーフティーネット(安全対策)になります。今後は「隠れオタク」として活動してくださいね。

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