東京のカラスは肉やケーキが大好き

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なかなか カワイイ顔を している
犬より頭が良いらしい  (^_^;)

東京のカラスは肉やケーキが大好きで、野菜には見向きもしないとの調査結果を国立科学博物館付属自然教育園(東京都港区)の矢野亮・主任研究官がまとめた。
東京のカラスは数が急増し、路上に出された生ゴミを食い散らかすなどの問題を起こしている。
矢野さんは「カラスは雑食と言いわれるが、数が多いと生存競争も厳しく、効率よくエネルギーが取れる高カロリーの食べ物を優先しているのだろう」と話している。
矢野さんは今年2~3月に、牛や豚の脂身肉、ロールケーキ、コロッケなどの揚げ物、野菜類など10種類の食べ物を園内に置き、野生のハシブトガラスが食べる順番を調査した。
この時期のカラスは園内で群れを作って生活しており、数十羽のカラスが好きなものから順番に争ってエサを食べる様子が観察できた。
エサを並べたのは計15回。
食べた順番を点数化してランク付けすると、1位は脂身肉、2位はケーキで、3位以下は揚げ物、マヨネーズ、ご飯、豆腐、パン、めん、生魚と続き、野菜は最下位の10位になった。
一方、全国で捕獲されたハシブトガラスを対象とした調査では、食べ物の約9割は植物質で、残りが昆虫類などとする報告がある。
東京都などの調査によると、23区内に生息するカラスは85年には約7000羽しかいなかったが、02年末には約2万5000羽に達した。
多摩地区にも約1万羽がいると推定されている。
路上に出された生ゴミなどが栄養源で、春から初夏にかけての繁殖期には人を襲う問題も相次ぐようになった。
このため都は、01年度から捕獲作戦などを進めている。
矢野さんは「カラスの繁殖を抑えるためには、肉類など高カロリーの食品を生ゴミに入れないようにした方がよい」と話している。
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一般にカラスと呼ばれている黒い鳥 にはハシボソガラスとハシブトガラスがいて、両種とも平野部で年中見ることができる。
繁殖期以外は群れでいることが多く、ハシボソとハシブトが混じっていることもある。
クチバシや頭の形の違いで両種を見分けることができるが、幼鳥では判別しにくい場合もある。
若鳥は親鳥と同じく全身真っ黒だが、かなり生長するまで口の中の赤みは残っている。成鳥は口の中が黒っぽい。
雑食性で動物質(小動物や死骸)、植物質(果実や木の実)、人間の出した残飯など、食べられそうな物はほとんどはなんでも食べる。
この食性と人間密着型の生き方が繁栄の大きな要因となったのではないかと思う。
日本産の鳥類の中では最も知能の発達した鳥で、人の顔を識別できるともいわれている。
またクルミを空中から落として割る行動はよく知られているが、近年では車に踏ませて割る賢者も見かけるようになった。
頭の良さは犬以上ではないかと思う。
 

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