月曜日, 25 of 1月 of 2021

あれから17年


2001年9月11日、ニューヨークを象徴する高層ビルとして有名だった世界貿易センター(WTC)のツインタワーやアメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)にハイジャックされた航空機が突っ込むという「アメリカ同時多発テロ事件(9.11)」が発生しました。
その後の世界情勢に大きな影響を与えた「9.11」の瞬間をさまざまな場所・方向から撮影された映像が「WTCFOIAVideos」というYouTubeチャンネルにアップされています。
その中で、WTCの崩壊の瞬間をすぐ近くから撮影し、そのまま崩落に巻き込まれしまうムービーが記事作成時点で980万回超の再生数を記録しています。
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 この時の粉じんを吸い込んだ多くの人々が
  いまガンになって 大問題になっています  ((((;゚д゚))))
 

 
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7年前の米国同時テロで世界貿易センターが崩れ落ちたときに発生した有毒物質が、当時救助活動にあたった人たちや近隣に住んでいた人たちの健康に大きな影響を及ぼしている。
世界貿易センターの崩壊によってマンハッタン南部が有毒な粉塵の雲に覆われたとき、医療関係者らは、この日の犠牲者の数が何年もかからないと算定できないだろうことを悟った。
7年後の現在、この粉塵を吸い込んだ、第一対応者と復興作業従事者、それに近くで暮らしたり仕事したりしていた人々は、ぜんそくから肺炎まで、さまざまな呼吸器疾患をかかる割合が高い。
すでに何年も続いてきた病気もあれば、これから発症して寿命を大きく縮めるような病気もある。
私はこの9月11日(米国時間)、マウント・サイナイ・メディカルセンターの疫学者、Philip Landrigan博士に話を聞いた。
Landrigan博士は、あの崩壊後に被害を被った人たちの調査と治療に携わっている。


ワイアード・ニュース(以下WN):粉塵の雲の中身について説明していただけますか?
Philip Landrigan博士(以下敬称略):全体のおよそ3分の2は微粉状のセメントです。腐食性が非常に強く、そのpH値は10〜11でした。
人の鼻腔、気管支、および気管に及ぼす影響は、『Drano』[パイプ詰まり用液体洗剤]を粉末にして吸い込んだ場合と同じくらいでしょう。DranoのpH値はおよそ10〜11ですから。
違いは、粉塵のほうは乾いた粉末だということだけです。この粒子が気道の内部に付着して、焼け付くような痛みや火傷を引き起こしました。
粉塵を吸い込んだ人たちのうちかなりの割合の人に、今になって拘束性肺疾患が起こっているという事実は、これで説明できるとわれわれは考えています。彼らの灰は損傷を受け、その結果肺全体の容量が減少しました。
消防局の調査によれば、粉塵の雲に巻き込まれた消防士たちは肺の容量が著しく減少しており、その量は正常な人が通常の生活で11年かけて失ってゆく量と同じでした。彼らは、通常なら11年かかって失う容量を1日でなくしたのです。
また、セメントだけでなく、微粉状のガラスも含まれていました。建物の外側はガラスで覆われていましたが、そのガラスが粉々に砕けて微小な針状の破片になったのです。
このことが、セメントによって引き起こされた被害を拡大しました。これまで見てきた呼吸器の問題のほとんどは、この2つの物質が原因でした。
WN:問題にはどんなものがあるのですか?
Landrigan:われわれの取り組みでは、第一対応者に焦点を当てています。9月11日にあの現場にいた警察官、消防士、建設労働者、清掃業者です。
われわれが追跡しているのは彼らのうちの2万5000名で、問題を3つに分類して調査を続けています。1つは呼吸器疾患で、上部[鼻やのどなど]と下部[気管や肺など]の両方の疾患を含みます。次は胃腸の問題で、有毒な粉塵を飲み込んでしまったために起こったものです。最後は心の健康の問題で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)とうつ病です。
初期に問題を抱えていた人たちの多くが快方に向かっていることは良いニュースなのですが、まだ問題を抱えている人々も少なくないのです。
WN:後からその空気を吸い込んだ人たちや、近くに住んでいた人たちも、同じ問題を抱えているのですか?
Landrigan:そのとおりです。深刻度は異なりますが。
対象となる人々のグループと調査するチームの違いによって、おもに3つの健康アセスメントが実施されています。
私のいるマウント・サイナイ・メディカルセンターのグループは、2万5000名の第一対応者が対象です。並行して実施されている2番目の調査はニューヨーク市消防局によるもので、1万5000名の現役消防士を追跡しています。3番目はニューヨーク市保健局が実施しており、マンハッタン南部の金融街で働いていた人たちに焦点を当てています。
この3つで7万名の人々を調査しています。3つのグループすべてで同じ問題が見られるのですが、問題の生じる割合は異なります。最も割合が高いのは消防士です。彼らは、最初に現場に向かい、[有毒な粉塵の雲に]最も多くさらされた人たちです。
WN:これからどうなるのでしょうか?
Landrigan:建物に使われていたアスベストを吸い込んだことが原因となる病気が、新たに発生するのではないかと懸念しています。アスベストの毒性は急激に表れるものではありませんが、ヒト発ガン性物質であることがわかっており、長期的な懸念があります。われわれは将来、ガンへと進む可能性に備えています。ただし、今はまだ初期段階です。たいていは数十年はかかるでしょう。
もう1つ、とくに最初の24〜48時間以内に顕著だった有毒物質は、ジェット燃料で触媒として使われるベンゼンです。2機の飛行機は、衝突したときに9万リットルの燃料を積んでいたと推定されていますが、これがビルの壁面を伝って流れ落ちてきました。ベンゼンは、リンパ腫と白血病を引き起こすことがわかっています。われわれはこれに非常な懸念を抱いており、大いに注視しています。
 


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