読書 マキアヴェッリ語録
20世紀の終わりごろに読んで、久々の再読
主に「君主論」からの抜粋だが、原典を読んでいてツライのは、論旨を裏付けるために出てくる豊富な事例
当然だがヨーロッパの事例ばかりで、固有名詞に大量で出てくる
ヨーロッパ人には親しい名前でも、日本人の知らない名前が多く、だんだん読むのがツラくなる
そこで著者は「親切にも」、事例や固有名詞を大量に削除してくれた
組織論やリーダーシップ論の背後にある、「人間とは?」という根源的な問いに対する答え(真理)を、まことにドライに記述してある
天国へ行くのは退屈な人ばかりである、などと平気で言う
組織のトップやミドルにとって必読の古典なのだが、「この本を読んで感銘を受けた!」などと人前で言うのを控える人は多い
(^_^;)