読書 ちょっと待てマイナンバー
マイナンバー(個人番号)を盗まれて、サギ被害に遭う、などというのは、被害者当人には大事件だろうが、国家レベルでは些事に過ぎない
本書では、マイナンバー制度の究極の目的が、
国家(財務省)による国民財産の把握
(と、たぶんそれに続く収奪)
であると指摘している
マイナンバー制度に付帯するウサン臭さなのだが、もはや財務省によって外堀も内堀も埋め尽くされて、カードを持っていないと不便になりつつある
住基ネットの失敗に懲りた役所は、今回は用意周到に制度設計を進めたようだ
世界最大の財政赤字を抱える日本の財務省は、
プライマリーバランス黒字化
を悲願としている
そのための制度的な整備の一つが、マイナンバー(個人番号)だ
その中に財務省が仕掛けたワナについて、本書は詳述している
筆者は、1957年生まれ
東洋経済新報社を経て独立した経営コンサルタント
すでに著書が300冊以上ある
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