金曜日, 18 of 6月 of 2021

殺人で性的興奮

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いやー 気味の悪い事件ですね

下の記事で「常軌を逸したような」と書いていますが、これは他の生物に比べて大脳が異常発達して、自我(意識)が肥大化したヒト(人間)という生物の集団の中では、必ず一定確率で発生する異常個体(いわゆる極端な奇人変人)の一種です

その意味で、このような異常個体が時々発生することは常態であり、「常軌の範囲内」と考えて、常に対策を考えておく必要を感じます

多数者(いわゆる平均的な凡人)とは非常に異なる能力や嗜好を持った個人(異常個体)を、多数者集団の側からは、

「天才」「預言者」「救世主」「狂人」「変態」「異端者」「鬼」「魔女」・・・

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などと呼び、時には集団から排除して弾圧し、時には火あぶりにして殺害し、時にはその能力を集団のために活用してきたのが、我々人類の歴史です

このような遺伝のブレ(少数の異常個体)が発現した方が、環境変化などに対して集団(種)の生存を維持する上で有利なので、このような発現が続いているのではないかと思われます

とにかく、このような異常個体は、少数とは言いながらも、集団の中に必ず一定確率で発現するものであり、避けることは不可能で、無視することは集団にとって建設的な態度ではありません

最近はLGBTの人権が重視されるようになりましたが、少し前までは「ヘンタイ」などと呼ばれて差別されたり、法律で禁じられて処罰の対象にもなっていました

ようやく人類は、異常個体ではあっても他人に迷惑をかけないのなら、その権利は広く尊重しようという社会に到達したようです

精神医学的に見れば、LGBTも「殺人で性的興奮を覚える人間」も、必ず一定確率で発生する異常個体という意味では、よく似た存在かもしれませんが、他人に迷惑をかけるかどうかという点では、まるで違った存在なので、法的にはハッキリ区分する必要があるのは当然です

このとき留意すべきことは、

a)このような異常個体が、集団の中に、必ず一定確率で発生する

b)しかも遺伝子(DNA)レベルによる発現なので、正常者(集団の多数者)に変化する(矯正される)可能性が極めて低い

という点です

このような異常個体の心理を研究する「異常心理学」には、例えば相手が死体でないと性欲を感じない、というような気味の悪い事例が山ほど出てきます

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本人に悪意はまったく無く、例えば相手が同性でないと性欲を感じないのと同じように、死体でないと性欲を感じないのです

同性愛者が教育によって異性愛者(多数者、ふつうの人)になる可能性が極めて低いのと同じように、死体愛者がふつうの人になる可能性も極めて低いのです

刑事罰の目的には、大きく分けて

1)報復目的 被害者の報復感情を国家が代行する。「目には目を」のハンムラビ法典がその代表

2)矯正目的 加害者が正常者になるように教育して矯正する

3)隔離目的 加害者の暴力から社会(多数者集団)を守る

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という3つの考え方があるようです

現在の日本の刑法学の主流は(2)の矯正目的で、特に現在の日本の少年法には、この考え方が色濃く反映されています

現在の少年法に対する批判の多くは、(1)の報復目的が余りにも無視されているという視点から為されているようです

娘を殺された親からすれば、まず何よりも(1)の報復刑を求めるのは、人情として理解できます

しかし、DNAレベルで発現した可能性が高い「殺人で性的興奮」を覚える異常個体に対して、まず何よりも必要なのは、(3)の隔離目的であることは明白です

今回の殺人犯・岡庭由征も、16歳の時の凶悪犯罪(面識のない少女2人を刺した)にもかかわらず、現行の少年法によって間もなく社会に戻され、社会から隔離されることなく、今回の殺人に及んでしまいました

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彼を知る周囲の人々から「いずれまたやるだろうと思っていた」という発言が出ているそうですが、彼の近隣で生活してきた人たちの感じたであろう薄気味悪さは、想像するに余りあります

困るのは、刑事事件の加害者(犯人)でも、矯正が可能な者と、それがほとんど不可能な者が混在しているという事実で、裁判の中で両者を明確に見分けることが、最新の心理学や精神医学をもってしても、なかなか完璧は期し難いという点です

人間の意識や心の闇を探求したコリン・ウイルソン(→)は、右脳や創造性と共に、異常犯罪者の心理についても探求をすすめましたが、残念ながら彼の天才をもってしても、明確な解決策には至っていません

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茨城県境町の住宅で2019年9月23日未明、小林光則さん(当時48)と妻の小林美和(同50)さんが何者かに刃物で刺されて殺害され、長男(同13)と次女(同11)が重軽傷を負った一家殺傷事件。

茨城県警は5月7日、これまで別件で逮捕されていた埼玉県三郷市に住む無職・岡庭由征(26)を殺人容疑で逮捕した。

殺人犯・岡庭由征(おかにわよしゆき)は、2011年(当時16歳)、「連続少女通り魔事件」でも逮捕されている。

当時、通信制高校に通っていた殺人犯・岡庭由征は、2011年11月18日、三郷市内で下校中の中学3年生の女子生徒に自転車で背後から近づいたのち、無言であごを包丁で突き刺した

さらに12月1日には、隣町の千葉県松戸市内にて、小学2年生の女児のわき腹を複数回刺した

どちらの被害者も重傷で、殺人犯・岡庭由征との面識はなかったという。

2011年の逮捕の際、家宅捜索では20本以上の刃物が押収された。

さらに裁判では

『女性を襲う事に、性的興奮を感じていた』 ←この発言が特に重要!

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『当初は殺害し、首を持ち帰ろうと思った』

など常軌を逸したような証言を繰り返していた。

殺人犯・岡庭由征は、自宅に硫黄45キロを貯蔵しており、毒ガスや爆弾を製造していた疑いもある。

2月15日には、警察手帳につける記章を偽造したことで、公記号偽造容疑で逮捕されている。

2020年11月19日の早朝4時半ごろ、4台ほどの護送車が殺人犯・岡庭由征の自宅周辺に停まった。

うち1台には「高圧ガス」と書かれていた。

県警は、2020年5月から内定を進め、24時間体制で殺人犯・岡庭由征の動きを監視し続けていた。

凶悪事件を起こした前歴がある殺人犯・岡庭由征は、いつ暴走するかわからない。

刃物だけでなく、爆薬や毒物も所持しているという情報もあり、テロを想定した人員で早朝の身柄確保に望んだ。

現場には、爆発物処理班も待機させていた。