クラシック音楽と「頭の良さ」との関係
みんな薄々感じてはいますが、ズバリ論じるのは、ちょっと恥ずかしいような微妙なテーマですね
「頭の良さ」もあるでしょうけど、私は「育ちの良さ」(生育環境)との関係が非常に大きいと思っています
以前、あるジャーナリストが、ヤクザの親分1000人くらいに取材しました
日本のヤクザ人口から考えて、1000人というのは、ほとんどすべての親分を網羅していそうな気がします
そしたら、クラシック音楽のファンがゼロだったそうです
カラオケファンの親分なら結構いるんですけど、日常的にクラシックのコンサートへ行くような親分は、文字通り一人もいなかったそうです
ただ、親分の子供(子分ではなく実の子供)にはクラシックファンがけっこういて、中にはクラシックのプロの演奏家もいた
これはつまり
劣悪な生育環境がヤクザを生み(これは大いにありそう)
その中で優秀な(頭の良い、度胸のある)ヤクザが親分になり
親分(ヤクザの成功者)の子供の生育環境は劣悪とは限らない
ということではないかと思います
どんな社会にもある、階級間移動(上方向)ですね
上の動画で話しているオペラ歌手の車田和寿さんは、音楽の中に含まれている「野性味」を大切にしたいと語っているようです
野性味なら、育ちが良くてお上品な「頭の良い」インテリより、ヤクザの親分の方が上かもしれませんから、ヤクザの親分に向いた(好まれる)クラシック音楽というのも有り得るのかもしれません
現状、ファンがゼロでは、どうしようもありませんし、親分に尋ねたら「オレは演歌の方がいい!」と答えそうですけど
ちなみにクラシック(classic)という形容詞は「古典的な」と訳されることが多いですけど、元々はclass(階級)から出た言葉ですので、クラシックの原義は「階級的な」となります
(^_^;)