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ウクライナとNATOが密かに停戦協議?

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▲NATO加盟国の拡大経過

ロシア国境が長いフィンランドのNATO加盟はプーチンには痛かった

これでスウェーデンもNATOに加盟すれば

黒海に続いてバルト海でも、ロシア艦隊は覇権を失うかもしれない

 

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ロシアのプーチン(→)によるウクライナ侵略戦争で、10月のウクライナ支援国の会合(50カ国以上参加)の中で、

欧米諸国とウクライナが停戦について

「ひそかに」協議を始めた

との情報が流れている。

米NBCニュースが11/4、複数の米当局者らの話として伝えた。

ウクライナがロシアに一定の譲歩をする見返りに、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナの安全を保証し、ロシアの再侵略を防ぐ案が浮上しているという。

ウクライナのゼレンスキー大統領は従来、プーチン露政権との交渉を否定していたが、ウクライナも欧米側の意向を無視できない見通し。

 

* * * * * * *

 

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中国の習近平(→)による台湾沖縄への侵略が、現在の日本にとって最も切実な安全保障上の問題です

ウクライナ、ガザ地区にNATOや米軍の勢力が投入されている今、不動産バブル崩壊で追い詰められている習近平が、ドサクサまぎれに台湾沖縄侵略に打って出る可能性は高い

そうなれば、日本の対応次第では、すでに実戦配備されて日本の人口10万人以上の都市に照準を合わせてある中国軍の弾道ミサイルが降り注ぎ、少なくとも数万人の日本人が死ぬ

ウクライナの戦場では、善良で健康な若者たちが毎日1000人レベルで死んでいますから、数万人程度は「軽傷」かもしれません

1か月前に、ガザでこれほどの戦争が起きるとは、誰も考えていませんでした

1か月後に、台湾沖縄や日本がどうなっているか、正確なところは誰にも分かりません

習近平の考え次第です

米国にとっての優先順位は、

(1)イスラエル、(2)ウクライナ、(3)台湾

ですから、現在のウクライナとガザの状況のままでは、米軍の対中国抑止力は低くなる

ウクライナとガザでの

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緊迫度が下がれば、米軍の余力が増える

ので、習近平の台湾沖縄侵略が難しくなる訳です

国際政治に敏感に反応する原油価格(↓)が、いま少し落ち着いてきているのは、この辺の事情(停戦協議)を反映したものであれば良いのですが・・・

((((;゚д゚))))

 

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国際原油価格は、9/26をピークに少し落ち着いています

原油価格は国際緊張度を示す、最も信頼性の高い指標のひとつです

 


映画「太陽がいっぱい」

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1960年公開の仏伊合作映画で、アランドロン(→)の出世作として有名な、映画史に残る名作

観るのはたぶん2回目か3回目で、63年前公開の映画だが、ほとんど古さを感じないし、良い映画は何回観ても良い

大富豪の息子フィリップと、婚約者のパリ娘マルジュ、そしてフィリップの貧しい友人トム(アランドロン)の絡み合いと殺人事件

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舞台はイタリアで、カネのあるフィリップは豪遊し、マルジュは捨てられるかとイライラし、貧しいトムはフィリップに馬鹿にされながらも相手をする

原作は読んでないけど、ストーリーやミステリーのトリックは月並みで、それほど大した小説ではないように思う

それをこれだけの映画に仕上げた監督ルネ・クレマン(←)がスゴい

とにかく背景のイタリアの風景と音楽が素晴らしいし、女優もキレイだ

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そして何より、主演がアランドロン

3人はフィリップが所有する豪華なクルーザーヨットに乗って海に出るが、口論からマルジュはヨットを降りてしまい、2人だけになってトムはフィリップを殺す

殺人の手口はかなり大胆で、バレないのが不思議なくらいに雑だが、何とかボロを出さずに進み、トムは大金もマルジュも手に入れる

海岸で太陽の光を浴びながら、成功に酔うトム

その直後に、有名なトンデモないドンデン返しが起きる

公開された1960年、日本はまだ高度成長以前の貧しい時代

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いまの我々とは違って当時これを観た日本人には、イタリア人の豊かな生活が、まぶしく見えていたのではないかと思う

イタリア人は、第二次大戦で日本やドイツと同じ敗戦国なのに、さっさと裏切って降伏してしまい、最初から戦勝国だったような顔をしていた調子のいい連中だ(日本人も少しは見習うべし)

日本人とドイツ人が二人で酒を飲みながら

「今度やるときは、イタ公抜きでやろうぜ」

と話すのは有名なジョーク

しかしそのドイツ人がいま、イタリア人よりはるかにタチの悪い中国人とEV(電気自動車)で組んで大ヤケドを負っており、世界大戦で二連敗とか、つくづくドイツ人は歴史から学ぶのが苦手なのかとも思う(機械イジリは得意そうだけどね)

今回見た映画データは、39年前(1984年)に私がテレビ放送からVTRで録画し、後にデジタル化したもの(VTRテープは邪魔なので捨てた)

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テレビ放送なので途中にCMが入るのだが、これがさすがに古い

テレビCMで商品価格を流すのは今では考えられないが、わずか21型のテレビ(今となっては小型画面で、もちろんブラウン管)が21万円、VTRも21万円していて、ビックリするほど高い

3年前に倒産したレナウンのCMもいっぱい入っていた

テレビなので映画解説があって、淀川長治さん(←)

久しぶりに「さよなら、さよなら、さよなら」を見ました

この映画が日本で公開された時に、淀川長治さんはフィリップとトムがホモ関係だと主張していたが、映画界からは無視されたらしい

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淀川長治さんと言えば、自身もホモで有名

二人だけになったフィリップとトムの場面には、ハッキリそれと分かる描写は無いのだが、ホモにしか分からない微妙な何かを感じ取っていたのかもしれない

マスコミ関係者で淀川長治さんを担当した若い男は、たいてい狙われたみたい

もちろん、ジャニー喜多川(→)みたいな兇悪犯罪は、してないと思うけどね

(^_^;)

 

 


映画「アメリ」

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有名なフランス映画だが、観たのは今日が初めて

変な親に育てられ、学校へも通わず、友達のいない少女アメリは、モンマルトルのカフェで働きながら、彼女独特の「空想の世界」を作って生きている

ひょんなきっかけからアメリは、

周囲にいる人たちの人生に密かに影響を与える

という不思議な趣味に入り込んでいく

そのドタバタが、ブラックユーモア的で、パリらしく少しオシャレで、ほのぼのしている

その背後にあるメッセージは、フランス映画によくある

la vie est merveilleuse(人生は素晴らしい)

で、彼女から影響を受けた周囲の人たちは、みんな少しずつ幸せになっていく

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そして彼女も不器用ながら恋人を見つけ、二人でバイクに乗ってパリの街を疾走する場面で映画は終わる

この、バイクでパリの街を疾走するシーンは印象に残る

私の大好きな映画「パリでかくれんぼ」でも似たシーンがあった(こっちは一人でバイク便の配達だが)

映画の中で歌う ENZO ENZO も印象的で、私はファンになった

映画「アメリ」は2001年の作品だが、ミュージカルになったりして、その後もいろいろ話題が尽きない作品

来月(2023年11月)には日本全国で、デジタルリマスター版が再上映らしい

この映画にも、モロッコ出身の移民(八百屋の店員)が登場して、パリの下町で貧しくひっそりと生きている

移民があふれて暴動を起こしている最近の殺伐としたパリとは別世界

日本でも埼玉県川口市で、クルド人が騒ぎを起こしたりしているから他人事ではない

(^_^;)

 

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▲映画「パリでかくれんぼ」 バイクで疾走するナタリー・リシェール

 

▲ ENZO ENZO ▼

 

▲全然関係ないけど、かわいいビダルちゃん

 

▲移民が暴動を起こしている最近の殺伐としたパリ(2023年7月)

 


陸軍「分列行進曲」 オペラ「カルメン」の影響?

▲陸上自衛隊中部方面音楽隊の演奏

指揮者の背中の羽根がカワイイ (^_^;)

 

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この曲「分列行進曲」は、明治初めの陸軍教導団で教鞭をとっていたフランス軍人シャルル・ルルー(→)が作曲した行進曲で、明治19年に日比谷の「鹿鳴館」(ろくめいかん)で初演されています

行進曲ですから勇ましいのは当然としても、途中で短調に転調したりして日本人の心にグッと来るものがあり、海軍の「軍艦行進曲」と並んで広く親しまれている名曲です

明治の日本陸軍は何事もドイツ陸軍をお手本にしていた訳ですが、その陸軍を代表する行進曲をフランス人が作曲していたというのが非常に面白いですね

「分列行進曲」にはオペラ『カルメン第2幕のカンツォネッタ「アルカラの竜騎兵(Les Dragons d’Alcala)」(↓)の影響が指摘されています

フランスでの『カルメン』初演は1875年(明治8年)、フランス軍人シャルル・ルルーが来日したのは1884年(明治17年)なので、前者が後者に影響を与えた可能性は十分に考えられます

 

アルカラの竜騎兵(Les Dragons d’Alcala)

 

「分列行進曲」は、現在でも自衛隊の観閲式(↓)に欠かせない曲になっています

 

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「分列行進曲」は、別名「抜刀隊」(ばっとうたい)とも呼ばれており、つぎのような歌詞(↓)があります

抜刀隊という名称は、明治10年の西南戦争で活躍した官軍部隊の名前から来ています

歌詞の中にある「敵の大將」とは、西郷隆盛(→)です

 

 

抜刀隊  作詞 外山正一 作曲シャルル・ルルー

  1. われは官軍我敵わがてきは 天地れざる朝敵ぞ
    敵の大將たる者は 古今ここん無雙むそうの英雄で
    これしたごつはものは 共に慓悍ひようかん决死の士
    鬼神にはぢぬ勇あるも 天の許さぬ叛逆はんぎやく
    起しゝ者は昔より 榮えしためしあらざるぞ
    敵の亡ぶる夫迄それまでは 進めや進め諸共もろとも
    玉ちるつるぎ拔き連れて 死ぬる覺悟かくごで進むべし
  2. 皇國みくにふう武士もののふの 其身を護るたましひ
    維新このかたすたれたる 日本刀につぽんとうの今更に
    又世に出づる身のほまれ 敵も身方も諸共もろとも
    やいばの下に死ぬべきぞ 大和魂やまとだましひある者の
    死ぬべき時は今なるぞ 人に後れてはぢかくな
    敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
    玉ちる劔拔き連れて 死ぬる覺悟で進むべし
  3. 前を望めば劔なり 右も左りも皆つるぎ
    劔の山に登らんは 未來の事と聞きつるに
    此世このよに於てのあたり 劔の山に登るのも
    我身わがみのなせる罪業を 滅すためにあらずして
    賊を征伐するが爲 劔の山もなんのその
    敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
    玉ちる劔拔き連れて 死ぬる覺悟で進むべし
  4. 劔の光ひらめくは 雲間に見ゆる稻妻か
    四方よもに打出す砲聲ほうせいは 天にとどろいかづち
    敵のやいばに伏す者や たまくだけて玉の緒の
    絶えて墓なくする身の かばねは積みて山をなし
    其血そのちは流れて川をなす 死地に入るのも君が爲
    敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
    玉ちる劔拔き連れて 死ぬる覺悟で進むべし
  5. 彈丸雨飛だんがんうひの間にも 二つなき身を惜まずに
    進む我身わがみは野嵐に 吹かれて消ゆる白露の
    墓なき最期とぐるとも 忠義の爲に死ぬる身の
    しにて甲斐あるものならば 死ぬるも更にうらみなし
    我と思はん人たちは 一歩も後へ引くなかれ
    敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
    玉ちる劔拔き連れて 死ぬる覺悟で進むべし
  6. 我今茲われいまここしなん身は 君の爲なり國の爲
    捨つべきものは命なり 假令たとかばねは朽ちぬとも
    忠義の爲に捨る身の 名はかんばしく後の世に
    永くつたへて殘るらん 武士ぶしと生れた甲斐もなく
    義もなき犬とはるゝな 卑怯者となそしられそ
    敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
    玉ちる劔拔き連れて 死ぬる覺悟で進むべし

 

下の動画は、敗色濃い昭和18年に東京の明治神宮外苑競技場(後の国立競技場)で挙行された、出陣学徒壮行会で、「分列行進曲」や「海ゆかば」が流れています

元の動画は白黒ですが、最近のAI技術でカラー化されています

 

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下の動画は、フランス国家「ラ・マルセイエーズです

歌詞を見ると、世界の国歌の中でも特に好戦的な国歌だと言われているのが分かります

同じフランス人の作曲のせいか、何となく「分列行進曲」に似たものを感じます

 

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下の動画は、映画「カサブランカの中の一場面です

ドイツ人将校たちが酒場でドイツの軍歌(愛国歌)「ラインのまもり」を歌うのに対抗して、現地のフランス人たちが「ラ・マルセイエーズ」を歌っています

バーグマンの美しさ、ボガードの格好良さは言うまでもないんだけど、警察署長(クロード・レインズ、→)が実にいい味を出してるんですよねー

この映画、戦意高揚のために作られた映画です

若い女の子が泣きながら国歌を歌っているのが印象的です

(^_^;)

 

 


死について モンテーニュ「エセー」

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▲ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne)

 

昨日ジョブズの最後の言葉から死について書いたので、そのつづきを書く

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大学受験のころ、英文解釈の英文に下のような文章があった

我々の多くは、100年前にはこの世に存在していなかった

我々の多くは、100年後にはこの世に存在していないだろう

ではなぜ、前半を悲しまず、後半だけを悲しむのか?

当たり前じゃないかと感じる人も多いかもしれないが、私にはなぜか心に刺さり、記憶に残って長く気になっていたが、その時は誰の文章なのか分からなかった

それから20年以上たったある日、読書をしていたら、その文章にぶつかった

16世紀ルネサンス期のフランスの哲学者モンテーニュの言葉で、彼の代表作「エセーの中の文章だった

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彼はワインの産地で有名なフランス南西部の中心都市ボルドー(→)の近くの、モンテーニュ村の貴族の息子だった

彼の家が支配している村なので、彼の名前と同じ村名になっている

さほど大貴族と言うほどではなかったようだが、フランス革命より2世紀以上も前のフランス貴族の生活は、非常にぜいたくなものだった

彼がまだ幼いころ、専門の目覚まし楽団がいて、目覚めの音楽を毎朝演奏していた

目覚ましベルのような荒々しい音で目覚めると、脳の発育に良くないと親が考えたようだ

最初はごく静かな音楽から始め、彼が目覚めるまで少しずつ音量を上げ、彼が目覚めてからもしばらく演奏を続ける

まさにアンシャンレジーム期の、貴族の優雅さの極致のような生活だ

現在の超高級ホテルで、このようなサービスを提供したら面白いと思うのだが、まだ眠っている部屋に楽団が入って来るのを嫌がる人も多かろう

彼の父親は息子の教育に熱心な教育パパだったようで、家庭教師をやとって彼に当時の学問教養を広く身につけさせた

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当時すでにラテン語は日常語ではなかったが、彼の父は家庭教師にフランス語の使用を禁じ、ラテン語だけで彼を教育した

当時の学問教養は、ほぼすべてラテン語で書かれていたので、そのための配慮だった

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おかげで彼は、ラテン語をフランス語と同様に、母国語としてあやつれるようになった

彼は成長して裁判官になり、ボルドー高等裁判所(パルルマン)で働いた

しかし彼は裁判官の仕事に飽き(貴族は飽き易い)、37歳の時に退職して故郷のモンテーニュ村に帰り、屋敷の中に書庫を兼ねた読書室(librairieを設けて読書生活に入った

 

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▲モンテーニュの読書室(librairie)

天井の梁(はり)に、古典文献からとった格言名言が書かれている

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彼の読書室はモンテーニュ村に現存している

一度尋ねてみたいと思っているのだが、コロナのせいで延び延びになっている

右の写真(→)は、モンテーニュの屋敷の片隅にある塔で、この3階に彼の読書室がある

彼が生きた時代は16世紀の後半で、日本で言えば戦国時代、織田信長の生きた時代と重なる

今より平均寿命が短かったとはいえ、37歳でご隠居さんのような生活に入るのは、かなり早かったはずだ

ただ、当時の貴族は生まれてから死ぬまでずっとご隠居さんみたいな生活の人もいたので、特に問題はなかったようだ

それからの彼は、モンテーニュ村の領地管理という必要最低限の雑務(ビジネス)以外は、この読書室にこもってギリシャ、ローマの古典を広く渉猟(しょうりょう)し、その合間に「エセー」という本を書いた

当時のフランスは宗教戦争のまっただ中で、カトリック勢力とプロテスタント勢力が、血で血を洗うような抗争を続けていた

時には彼の屋敷に暴徒がなだれこむような事件も発生しているが、彼は穏健な思想だったので、カトリックとプロテスタントの両派から信頼されており、のちに一時ボルドー市長をつとめて両派の調整もしている

彼はそんな両派の抗争からは距離を置いて、読書室での静かな読書と執筆の生活を続けた

まあ、働く必要のない貴族だからできた生活と言えばその通り

だが現在の平和で自由で豊かな日本で「適度なレベルのお金(some money)」があったら、誰でもその気になれば実現可能な生活かもしれない

彼はカトリック教徒だったが、「エセー」には宗教的記述が乏しく、この時代の人としては驚くほど合理精神に貫かれている

武人と文人という違いはあるが、合理精神のカタマリのような信長とモンテーニュが出会っていたら面白かったのではないかと思う(モンテーニュは信長より1歳年上)

彼はラテン語の達人だったが、「エセー」は日常語のフランス語で書いた

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そのせいか広く読まれて、ちょっとしたベストセラーになった

当時のフランス国王とも親しく、国王が彼の屋敷に泊まりに来て夜遅くまで語り明かしたり、彼がパリまで遊びに行って国王と会ったりもしていた

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モンテーニュは、国王アンリ3世の「侍従」という立場だったが、常に近くにいて臣従していた訳ではない

国王のアドバイザーやコンサルタントのような立場だったと思われる

書名の「エセー」は、エッセイ(随筆)の語源となっており、もともとは「試み」や「企て」という意味

彼は自分という実験台を通して、散文形式で率直に思いつくままに、人間という存在を描写してみようと「試み」た

「エセー」は現在、日本語訳されて岩波文庫にも入っており、全6巻2224頁という大部の作品だが、体系もストーリーもなく、思いつくままのバラバラなテーマで書かれた本なので最初から通して読む必要はなく、好きな所から読み始めても楽しめる

だから夜眠る前に「エセー」を開き、適当なページから眠くなるまで読むというのを習慣にしている人も多く、私もその一人だ

冒頭に「ではなぜ、前半を悲しまず、後半だけを悲しむのか?」と書いたが、これだけを読むと唐突な感じで納得できる人は少ないと思う

だが、彼の「エセー」に読み親しんでいると、この考え方(哲学)が心に染み込んできて、死が余り怖くなくなるような気がするのだ

(^_^;)

 


英国BBCが中韓の処理水反対を一蹴

South Korean civic group members burn a Japanese national flag during an anti-Japan rally at the Japanese consulate in Pusan, 400 km (248 miles) southeast of Seoul, South korea, Thursday, July 12, 2001. They protested against Japan's refusal to revise controversial history textbooks accused of glossing over Japan's wartime atrocities. (AP Photo/ Yonhap) **KOREA OUT**

▲反日デモで日の丸を焼く韓国人

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日本の福島原発処理水放流後、中国と韓国が狂ったように大騒ぎして、日本産水産物を輸入しないとか、科学的根拠が皆無のアホなことをホザいている

これに対し、英国BBCが

「そんな懸念は話にならない」

「中国の原発が放流している処理水は、福島よりはるかに濃度が高い」

「英仏海峡に放出されるフランス北部の再処理施設から出るトリチウムは 福島の450倍、年間1万テラベクレルだ」

などと一蹴した

福島の処理水に大騒ぎしている中韓は、自分たちこそ福島よりはるかに高濃度の処理水を、いまも大量に海洋放流し続けている

日本に対して科学的な根拠が皆無の、頭の悪い小学生でも言わないような馬鹿げた因縁をつけて大騒ぎしており、中韓は世界中に自分たちの恥をまき散らしている

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日本人の不幸は、日本の周囲に民度の高い先進文明国が無いことだ

英国BBCは、福島との比較でフランスも批判しており、英仏は余り仲が良いとは言えない

それでもイギリス人とフランス人の関係は、互いを先進文明人として認め合っており、互いにそれなりの敬意を払っている「大人の関係」だ

日本にとってはうらやましい関係だが、日本の近隣には中韓など、世界で最も民度の低い国しか無い

日本が周辺国と「大人の関係」になるには、連中の民度が高まる必要があり、そのためには少なくともあと数百年から数千年はかかるだろう

頭の悪い小学生レベルの民度の国と付き合うのは、本当に疲れることだ

 (;´Д`)

 


サンドイッチ半分にカットで320円 イタリア

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イタリアの観光地コモ湖を訪れたイギリス人観光客は、ジェーラ・ラーリオにある飲食店「Gera Lario」でサンドイッチを購入し、分けるために半分にカットするように頼んだ。

「われわれは、サンドイッチをシェアするため、半分にカットするように頼んだ」

「レシートには「半分にカット」として、2ユーロ(約320円)と書かれていた」

と事情を説明しつつ、半分に切っただけで追加料金を支払わされたと不満を示した。

これに対し、飲食店「Gera Lario」のオーナーは、地元紙La Repubblicaの取材に、

「追加でリクエストをすると、費用が発生する」

「皿も2枚必要だし、洗う分量も2倍になる」

「サンドイッチにはフレンチフライが入っており、二つに分けるのに時間がかかった」

「もしその場でクレームなどを受けていれば、請求から除外しただろう」

などと語っている。

 

* * * * * * *

 

観光地のおみやげ屋とか飲食店に、多少のボッタクリはつきもの

海外旅行関連サイトなどでは、ボッタクリがひどい国として、イタリア韓国がよくあげられていますね(どっちも半島国家)

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特に韓国のボッタクリはすさまじいようで、韓国人が日本へ観光旅行に来る理由として

「日本にはボッタクリが無いから」

と言うのはよく聞く話です

日本にだってボッタクリはあると思いますが、韓国のボッタクリはそんなレベルではないようです

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つい最近もボーイスカウト、ガールスカウトの国際大会「ジャンボリーが韓国で開催され、大会主催者側の不手際などで参加者がエラい目に遭い、主催者や韓国政府が国際的な非難にさらされています

ジャンボリー会場周辺の飲食店では、食べものの多くが腐って異臭を発しており、しかもすさまじいボッタクリで異常な高価格

ジャンボリー会場では食中毒や虫刺されによる皮膚病まで発生したとかで、余りの大会運営のズサンさに、参加国のいくつかは怒って大会途中で帰国してしまいました

ジャンボリーはオリンピックに似て4年に1回で、しかも参加者は14~17歳に限定されているので、まさに一生に1回の大切な思い出をメチャメチャにされた訳です

参加料や往復航空券など、ジャンボリー参加者は多額の費用(1人あたり数十万円)を負担しており、何年も前から貯金したりバイトしたりして費用を工面しており、それだけ楽しみにしていたイベントなのに「裏切られた!」と感じています

まあ韓国と言えば、船が沈みそうなとき、船長が真っ先に逃げる国ですからねぇ

韓国語の辞書には「責任感」とか「正直」という言葉は無いのかもしれません

イタリアでは、観光地の飲食店がサンドイッチを半分に切っただけで追加320円を請求したことで炎上しているようですが、ちょっとしたサービスにもチップを払う習慣のある国なら、それほど異常な対応ではないような気もします

少なくともイタリアには、美しい景色と美味しい料理、そしてフレンドリーな(時にはフレンドリー過ぎる)イタリア人がいて、女性の多くは超美人です

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今回文句を言ったのはイギリス人ですが、私が昔イギリスに旅行したとき、飲食店の料理がどのお店も信じられないほどマズかったのを記憶しています

美味しいとかマズいとかのレベルを超えて、

「これは人間の食べ物なのだろうか?」

と思うほどの異常な味付けや調理でした

たまたまマズい店ばかりに当たってしまったのかもしれませんが、スゴかった!

それはさておき、私はキンキン冷えたビールがダイスキ!

飲食店ではよくビールに入れる氷を別に頼むことが多いです

提供されたときは冷えていても、飲んでいるうちにヌルくなるので、たいてい氷を別に頼みます

「氷を入れるとビールがウスくなる」という人もいますが、私はウスいビールは耐えられるが、ヌルいビールは耐えられない!

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冷たいビールをガブガブ飲むのは胃腸を冷やすので健康には良くないなぁと思いつつ、やはりキンキン冷えたビールがノドを通るときのスカッとした快感は捨てられず、氷を別に頼み続けています

氷代を別請求されたら怒ったりせず払うつもりですが、幸いこれまで氷代を別請求されたことは一度もありません

「ビール、ヌルかったですかぁ?」

とお店の人が心配してくれて、恐縮することもあります

 (^_^;)


ボールはラインを割ったのか? そのスゴい瞬間 ボール内蔵チップ技術

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日本がスペインから奪った2点目で、

その直前のライン判定が超微妙でドキドキしました

あの判定がアウトなら、引き分けだったかもしれないし

スペイン再逆転の可能性もゼロではなかった

それほど重要な「イン・アウト判定」で用いられた

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の最新技術が

ドイツ製というのも、何やら皮肉めいたものを感じます

それにしても上の写真、スゴい瞬間を、ズバリ記録してますねぇ

ちなみに、ボールの端が1ミリでもライン上にあれば「イン」です

キワドイけど、たしかに1ミリくらい、ライン上に残ってますね

  (^_^;)

 

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日本-スペイン戦の決勝ゴールにつながった三笘薫(←、ブライトン)の折り返し。

一見するとボールがラインを出たように見えた場面で、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での確認が入った。

結果はボールがラインに触れていると判定され、「インゴール」。

田中碧(デュッセルドルフ)が押し込んだ得点は認められ、日本の勝利につながった。

今大会も、オフサイド判定も含めて戦況を左右してきたVAR。

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その技術を支える、公式球に埋め込まれたセンサーチップ機能を開発したのが、2012年にドイツで創業したキネクソン社だ。

日本独占ライセンスパートーナー契約を結ぶ株式会社スポヲタの家徳悠介代表取締役と、アドル・ビタラフ・セールスマネジャーに聞いた。

-日本の得点シーンでどのような技術が生かされたのが教えてください。

ビタラフ氏:2つの技術が使われています。1つがキネクソンが開発したチップを使ったトラッキングシステムです。公式球の中に埋め込まれており、正確にボールの位置を測定できます。もう1つは他社製の「ホークアイ」と呼ばれる技術で、テニスなどでも使用されています。会場に設置されたカメラによって、映像で判断するシステムですね。

-ひと言で「VAR」と言っても、技術が補完し合っているわけですね。

ビタラフ氏:そうです。前回大会は「ホークアイ」だけでしたが、今大会はキネクソンが開発した技術が使われています。

-具体的にどのようにチップで測定していますか。

ビタラフ氏:チップは「IMU=慣性計測ユニット」と言います。加速度センサー、角速度(ジャイロ)センサーを搭載し、3次元の慣性運動、並進運動、回転運動を検出できます。他競技ではバスケットボール、ハンドボールなどでも活用されており、さまざまな運動データから選手の競技パフォーマンスや身体負荷のモニタリングが可能となっています。

今回のゴールラインの判定に関しては、観客席の最前列前の外周に張り巡らせたアンテナとの連動で計測をしています。フィールドをマッピングしていることで、(直系約22センチの)ボールが(最大12センチの)ラインを割ったかどうか、割ってない場合はコンマ何ミリの単位でラインにかかっているかを測定できます。あの場面でも、ミリ単位での数字が出ているでしょう。

-三笘選手は「1ミリでも」とコメントしていましたが、実際に1ミリ以下で計れるのですね。

家徳氏:その通りです。今大会はキネクソンのチップとホークアイの技術が融合されたことにより、より正確に、より早くVARの判定が行えます。前回大会は映像を見る時間、どうしても人為的になってしまう部分が課題として残りました。今大会ではキネクソンの技術を使用したことで、映像だけでは判断に時間を要するような場面でも、迅速に対応できるようになりました。

-もしキネクソンの技術がなければ、ボールが出たと判断されていた可能性もありますか。

家徳氏:一概には言えませんが、可能性はあったと思います。欧州ではすでにブンデスリーガなどでこの技術が導入されています。スペインのルイス・エンリケ監督が「VARを信頼している」と言っていました。欧州ではすでに技術的な浸透が進んでいる事も影響しているのかなと思います。

-チップを内蔵することで球の変化などに影響はでませんか。

ビタラフ氏:FIFAのパートナーに選ばれてからテストを行ってきました。ブラインドテスト、チップが内蔵されているかどうかを知らせないで選手にプレーしてもらうなど、何度も演習をしてきました。「どっちに入っているかわからない」という意見があるなど、有無による違いはないと考えています。

-試合前にチップが充電されている写真も話題となりました。

ビタラフ氏:そうですね。チップはワイヤレス充電されます。1試合ではボールの入れ替えも考えて、最低20個以上はチップ内蔵球を用意しています。

-あらためて今回注目が集まったことについて教えてください。

家徳氏:扱ってきた技術が日本の勝利に貢献出来たと思うと本当にありがたいです。日本の勝利に、一切の疑問を挟むことなく喜べるのは、本当にうれしいです。

ビタラフ氏:この技術はデータを可視化することによって、選手のパフォーマンス向上や身体的な健康を保つこともビジョンとして持っています。日本代表の活躍とともに、広くみなさんに知って頂けたら本望です。

 


つまらない男 会社に勝訴する フランス

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フランスと言えば、個人主義の本場ですが、こんなことやってる会社もあるんですね

楽しくないのに楽しんでるフリをする、気分が落ち込んでるのに「明るい」フリをする

そうしなければならない集団圧力(同調圧力)というものが、程度の差はあれど、どこの職場(集団)にも存在します

日本なんか、それが強そう

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会社の募集案内に「和気あいあいとした職場です」なんて書いてる会社は、そうかもしれません

もちろん飲み会が好きな社員には、天国ですけどね

集団主義には、欠点ばかりでなく、長所もあります

最高裁判所を破毀院(破棄院)と呼ぶのは、そのものズバリな感じがします

  (^_^;)

 

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職場で「つまらない人間」でいる権利を、フランス人の男性が裁判で勝ち取った。

この男性は、会社側の求める「同僚と飲みに行く」のを断り、非公式な交流時間が少なかった。

「Cubik Partners」社は、「明るい」チーム構築アプローチを採用して、勤務時間後に同僚とパブに行くことを奨励している。

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しかし社員の1人が、この会社方針に従わず、飲み会に顔を出さなかった。

同社は2015年、役職に不適合との理由で、男性を解雇した。

男性は「つまらない人間」であると非難された。

会社幹部は、この男性が人の話を聞くのが下手で、一緒に仕事をしにくいと判断した。

「つまらない人間」であるとされた男性は、会社側を相手取り裁判を起こして勝訴した。

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パリ破毀院(最高裁判所)は、男性には飲み会を拒否する権利があるとの判決を下し、企業に対し男性へ2900ユーロ(約42万円)の支払いを命じた。

裁判所の決定によると、男性はプライベートな生活の尊重と尊厳に対する基本的権利を 持っており、企業行事に参加しないという表現の自由を実現したことになる。

 


共産党区議 羽鳥だいすけ「W杯で日本がドイツに勝って残念!」

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▲羽鳥だいすけ「日本がドイツに勝って残念!」

 

 

 

ワールドカップで日本中が日本代表を応援してます

中には日本よりもドイツを応援してる人もいる

これはこれで個人の好みだから、全然構いません

ただ、共産党の政治家の発言となると、事情が違ってくる

■国旗 韓国 

パヨク(共産や立憲)の連中が、赤組(中露韓北)と一心同体

反日に凝り固まっていることは、誰でも知っています

奴らはドイツを応援したいんじゃなくて、反日したいだけなんです

とにかく腹の底から徹底的に、日本人の不幸だけを望んでいる

それが赤組(中露韓北)べったり、パヨク(共産や立憲)の心情です

  (^_^;)

 

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▲東日本大震災で、多くの日本人が亡くなられたとき

韓国では国を挙げて大喜び!

直後のサッカー日韓戦では、上のような垂れ幕を下げました

 

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日本共産党の中野区議、羽鳥だいすけ(↑)は、2022年11月24日ワールドカップで

「日本がドイツに勝って残念!」

などとツイートして、日本人有権者から大反発をくらい、あわてて削除と謝罪をした。

東京都中野区の区議、羽鳥だいすけ(日本共産党)は、11月24日午前、

「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、

 日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない」

とツイートした。

投稿は、中野区の有権者だけでなく、日本全国で大きな注目を集めた。

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日本共産党の町議、岡本健三(←)

  「日本がドイツに勝って、本当に残念です!」

  「別に日本人だからって、

   日本を応援しなきゃならん法はないだろ!」

などと寄せられた批判を一蹴した。

日本共産党の中野区議、羽鳥だいすけも当初は、

「日本が勝ってよかったとは、とても思えません」

などと強気で発言していたが、次の選挙で落選するのが怖くなったのか、

「日本の選手のみなさんに対して敬意を払うことが

 日本の政治に携わるものとして当たり前の態度でした」

「日本がドイツに勝って残念、という言動は間違いでした。

 申し訳ありません」

などと謝罪した。

 

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▲日本共産党の委員長、志位和夫

選挙が無い共産党で、22年間も委員長のイスに居座っている