Category » アニメ・コミック
しぶかわいい
橋本環奈が、6日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演。
意外な素顔を明かした。
この日、映画『新解釈・三國志』のPRのため登場した橋本。
ここで紹介されたのが、
「『鬼滅の刃』の禰豆子(→)を演じて欲しい女優ランキング」
彼女はそこでネットユーザーによるアンケートで1位になっていることが分かった。
これに対して本人は
「漫画は好きなので嬉しい」
としながらも、
「ネットではまだ決まってもいないのに叩かれている」
と驚きの報告。
さらにもう1つ、1位になっているランキングが紹介された。
それが、
「意外と酒豪で驚いた女性有名人」
というカテゴリー。
これについてフットボールアワー後藤輝基から
「それこそ今年家にいることが多かったと思いますけど、
家でもいくんですか?」
と質問。
すると橋本は
「飲んでましたね」
と照れながら返事。
東野幸治から
「何飲むの?家で」
と聞かれると、
「芋焼酎」
と答えた。
さらに橋本は芋焼酎を水割りではなく、ロックで飲んでいることが明らかになると、共演者からは
「ロックで!?」
「強いねー!」
と驚きの声が。
さらに酒のツマミ、いわゆる“あて”については
「普通に梅干しとか……」
これには後藤も
「渋すぎるやろ…何歳よ?」
と驚き。
橋本が
「21(歳)です」
と答えると、東野は
「すごいな!21で芋焼酎、ロックで」
と、さらにびっくりしていた。
Date: 2020年12月7日
Categories: 15【カワイイ】, 43【飲んだり食べたり】, アニメ・コミック, お笑い(^O^), 芸能界・マスコミ
読書 つげ忠男選集
つげ義春は大好きな漫画家の一人で、彼の作品はほとんど、何度も読んだ
そのつげ義春の弟が、本書の作者のつげ忠男
その作品選集10冊を、一気に読んだ
つげ忠男アウトロー選集1~どぶ街~
つげ忠男アウトロー選集2~無頼の街~
つげ忠男アウトロー選集3~無頼平野~
つげ忠男アウトロー選集4~狼の伝説~
つげ忠男アウトロー選集5~流れ者たち~
つげ忠男昭和選集1~きなこ屋のばあさん~
つげ忠男昭和選集2~雨季~
つげ忠男昭和選集3~夜よゆるやかに~
つげ忠男昭和選集4~遠い夏の風景~
つげ忠男昭和選集5~ある予感~
絵のタッチは兄義春と似ているが、雰囲気は兄より暗く鬱屈して乾いている
忠男は一時、血液銀行で働き、その経験が作品の中に何度も登場する
血液銀行は、今は無くなったが、「売血所」とも呼ばれ、輸血用や血液製剤の原料として血液を買い取る場所で、社会の底辺の人間がその日の食費やギャンブル代のために、自分の血液を売りに集まった
兄義春(←、左)も相当に暗いのだが、そこにはある種の温かみもある
弟忠男(←、右)はそれよるはるかに暗く、冷たく、乾いていて、何とも救いが無い雰囲気が漂っている
第二次大戦の敗戦からすぐというこの時代の日本は、社会全体が暗くて貧しかったし、それはこの選集の中にも濃厚に表現されている
兄弟が育ったのは、昭和20年代、高度成長前の貧しい時代の東京下町、そのまた特に貧しいエリア
将来に希望を持てない鬱屈した時代精神が感じられる
つげ義春のマンガにも出てくるが、この兄弟の父親は早くに亡くなっている
母親の再婚相手である病気がちの義父は残酷な性格の男で、つげ兄弟はひどい児童虐待を受けて育った
正式な美術教育はおろか、家庭の貧しさから義務教育にすら満足に通えなかった兄弟が、二人ともプロの漫画家になっているのは、まさに兄弟共通の才能の成せるところなのだろう
今回も一気に10冊、まったく退屈せずに読めたということは、漫画家としての非凡な才能を感じる
特にアウトロー選集は、社会の掃きだめのような貧しくて暗い街が主な背景になっていて、日常的に暴力と退廃と背徳が横行するハードボイルド的な作品集
全体に、夢と現実が織り交ざったようなシュールな話が多い
兄つげ義春は、睡眠中にみた夢を漫画化したが、その影響は弟忠男と蛭子能収に及んでいる
(^_^;)
読書 日々我人間(1)
読む順序が逆になったが、これが第1巻です
なぜ伊豆の山奥へ引っ越したかにも触れているが、本当の事情はよく分からない
しかもその前は漫画喫茶に事実上住んでいたみたいだから、ほとんどホームレス
奥さん、娘さんがいたが、離婚している
マンガの中では飄々としたオジサンだが、実態は心の闇をかかえた鬱病気質なのかもしれない
作者の年齢が私に近いこともあって、いろいろ共感を覚えること多々あり
それに、ホームレス生活とか、山奥で庵を結んで隠棲生活とかに魅力を感じる人って、かなりいると思うんだよね
特に高齢男性には多いと思う
昔なら頭を丸めて出家なんだけど、今なら山奥に廃屋がたくさんあるから、それを譲り受けて移り住む手もある
普通に家族がいる人には難しいし、山奥の生活は虫が苦手な人には無理なことは、本書を読むとよく分かる
現在も週刊文春で連載中だから、そのうち第3巻が出るかも
(^_^;)
▲漫画喫茶って「漫画が読める喫茶店」という意味だと思うんだけど
漫画家が住み着いて、そこで漫画を描いてるとは奇抜です (^_^;)
読書 日々我人間(2)
桜玉吉さんのマンガは味があってダイスキ
以前に「幽玄漫玉日記」「防衛漫玉日記」合計8巻、一気に読んだとき非常に面白かったので読み始めたら、止まらなくなった
週刊文春の連載をまとめた本
玉吉さん、なぜか3年前から伊豆の山奥で一人暮らしをしている
この辺の事情は第1巻を読めば分かると思って、蔵書を探したらあったので、この次に読む予定
伊豆の生活は、良い景色が見れて、温泉に入って、という優雅さの一方で、雨が降れば道路が崩れ、やたらと虫が多くてムカデに噛まれたりといった日々
いいことばかりではない
今年1月に出た本なので、中国コロナは出て来ない
(^_^;)
読書 未知なるカダスを夢に求めて
ひとつ前に読んだ「銀の鍵」は、断片的な夢をそのまま作品化したものだったが、本書は夢の世界を再構成して、夢幻境をめぐる長編の冒険活劇に仕立てている
ラブクラフトには珍しく、ホラー的な要素の乏しい、ファンタジー作品だ
三蔵法師と孫悟空たちが、異形の怪物たちと戦いながら天竺をめざす「西遊記」を連想させる
作者自身はこの作品を手慰みの習作として扱い、生前は公表しなかった
左の表紙にある奇妙な像が、縄文時代の遮光器土偶に似ているのは、漫画家さんのお遊びだろうか
(^_^;)
Date: 2020年11月20日
Categories: アニメ・コミック, ラブクラフト(クトゥルフ神話), 読書ノート
読書 銀の鍵
本書に収められた5つの短編は、ラブクラフトが夢に見た内容を、ほぼそのまま作品にしている
作中には、ラブクラフトの分身であるランドルフ・カーターが、夢の中の主人公として登場する
私はまだ体験したことが無いのだが、世の中には明晰夢というものがあるらしい
明晰夢とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のこと
明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている
そんなことが可能なら、まさに「夢のような世界」を自由に楽しむことが可能になる訳で、人生の楽しさや奥深さが何倍にも膨らむように思う
(^_^;)
Date: 2020年11月20日
Categories: アニメ・コミック, ラブクラフト(クトゥルフ神話), 読書ノート
読書 異次元の色彩
表題作「異次元の色彩」はラブクラフトの1927年の作品
作者としては会心の出来で、雑誌掲載も即座に決まり、大いに喜んだ訳ですが、受け取った原稿料はわずか25ドルで、1世紀前とは言えこれは余りにも安く、当時のホラー作家の置かれていた地位の低さがうかがわれる
同じような侘しい話は、わずか半世紀前の日本の漫画界にもあり、つげ義春の漫画には常に「漫画では食えない」という絶望感が付帯している
いまアニメ「鬼滅の刃」が大ヒットして、興行収入が早々と200億円を突破したのを見ると、隔世の感がある
「異次元の色彩」は落下した隕石にまつわる奇怪な事件を扱っているが、何かのきっかけで平穏な日常が破壊されていく不気味さが見事に表現されている
監修者の森雅夫が、それはチェルノブイリや福島の原発事故に酷似していると述べている
今で言えば、中国コロナによる日常生活の破壊が該当するように思える
((((;゚д゚))))
読書 魔犬
ラブクラフトのコミカライズはPHP版が多いのだが、これは角川版
表題作の「魔犬」は、世間の退屈さに飽きた二人の若い男の奇怪な体験ストーリー
二人は友人で、おそらく貴族の生まれで、遊びにも恋愛にも、学問にも芸術にも、そして冒険にも飽きていた
二人が最後にたどりつた楽しみは、何と墓場荒らしという背徳の世界だった
ヨーロッパ各地の数世紀前からある墓地を研究探索し、歴史に名を遺す人物の墓を暴いて、遺品を収集してコレクションを作っていた
遺跡発掘の私的な真似事(お遊び)のようなもの
そしてオランダのある古い墓で見つけた遺品から、二人はとんでもない運命に巻き込まれていく
人間が欲望を満足され過ぎると、次には強烈な退屈に襲われるというのは、歴史が証明している
典型的にはローマ帝国の「パンとサーカス」だが、ヨーロッパの社交界も、サーカスの代用品かもしれない
いま世界の先進国では、ミニマムインカムと称して、働かなくても食える社会を目指しているが、その先に来るのがどんな社会かを、いまのうちに真剣にイメージしておく必要を感じる
本書には「魔犬」のほかに「神殿」「名もなき都(無名都市)」が収められている
後2作はPHP版にも別な漫画家さんで収録されていて、比較の楽しみもあった
本書を描いた田辺剛氏の画力は素晴らしいと思う
(^_^;)
読書 闇にささやく者
コズミックホラー(宇宙的恐怖)と呼ばれているラブクラフト作品群の中でも、特に宇宙をテーマとする色彩が強い作品
地球防衛軍こそ登場しませんが、宇宙人が地球を侵略するというストーリーで、SF小説の先駆けです
人間の脳だけを取り出して宇宙旅行をするという作中のアイデアは、1世紀前の作品としては斬新です
人類は半世紀前(1969)に月面上に降り立ちました
当時、次は火星だ太陽系外だとか騒いだけれども、その後に月以外の星に人類が行くことは無かったし、月にすら行かなくなった
過酷な宇宙環境と宇宙の広大さに対して、人間の肉体は余りにも脆くて弱く、寿命は短い
日本の小惑星探査機「はやぶさ」のように、高性能の観測機器を遠い宇宙に飛ばし、収集したデータや試料を回収するのが、地球周回以外の宇宙開発の主流になっている
脳だけ取り出す技術は現在医学でも無理だが、人間の感覚機能を代行する観測機器を宇宙に飛ばすというのは、それに近い方法と言えそうだ
さらに話は飛ぶが、人間が毎日のように睡眠中に見ている夢は、時空間を超越しているので、脳だけが宇宙旅行をしたり、タイムマシンに乗ったりしているようなものかもしれない
(^_^;)