岸和田だんじり祭り 







2012年9月15日・16日

大阪府 岸和田市
















岸和田市北西部、岸和田城下およびその周辺で毎年9月に行われる。

今から約260年前の1745年(延享2年)に、町方の茶屋新右衛門が大坂の祭を見聞し、牛頭天王社(現・岸城神社)の夏祭(旧暦・6月13日)に献灯提灯を掲げたいと藩主に願い出て許可されたのが始まりである。

また、1703年(元禄16年)、当時の岸和田藩主であった岡部長泰が伏見稲荷大社を岸和田城三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭を始まりとする説がある

速度に乗っただんじりを方向転換させる「やりまわし」が醍醐味で、曳行コースの曲がり角は大勢の観客であふれる。 また、だんじりに施された非常に精緻な彫刻も見所で、休憩時などの停止中に申し出れば見物を許可してくれることもある。

もとは関西の一地方の祭であったが、昭和の終わり頃から多くのメディアで紹介されるようになり、一気に全国区の祭となった。

近年、だんじりを所有する町会がさらに増加しており、規模が拡大しつつある。

同日開催の春木だんじり祭と合わせて南北3.5km、東西1kmの範囲で交通規制が敷かれる。

これは南海本線春木駅-蛸地蔵駅間の4駅全てが含まれる国内最大級の規模である。

2009年度の観客数は2日間で56万人であった(京都の祇園祭は四条通沿いの東西2.5kmの範囲で行われ、観客数は宵山38万人、山鉾巡行13万人)。
















▼001▼超久しぶりに東海道新幹線に乗る(いつもは青春18きっぷで東海道線)

青春18きっぷは7/20-9/10なので、岸和田だんじり祭りは期間外 (T_T)





▼002▼東京駅 いかにも実直そうな駅員さん





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▼004▼スマホで今晩の宿を予約

堺市にある普通のビジネスホテルでシングル2750円

ネットで直前に探すと 意外な出物がある (^_^;)





▼005▼足下には充電用コンセント モバイルに便利だね (^_^;)





▼006▼新大阪に着いて乗客が全員降りた車内 連休中で、のぞみは混んでいた





▼007▼超久しぶりの新大阪駅 一時は毎週ここを通っていた





▼008▼「豚まん」に行列 そんなに美味しいのか?





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▼012▼だんじり祭りは岸和田だけではない





▼013▼岸和田はだんじり祭りで無理なので堺市に泊まる(2750円の宿)





▼014▼堺駅前





▼015▼翌朝9/15





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▼017▼改札の上には南蛮人の屏風 ここは戦国時代の貿易都市





▼018▼だんじり祭りで混むぞ混むぞと脅かされる





▼019▼南海線 各駅停車 気が抜けたほど空いている





▼020▼事前研究で作った「岸和田だんじり地図」 三重丸はビューポイント





▼021▼途中から急行に乗り換え 少し混んでいる





▼022▼天気晴朗 今日も暑そうだ





▼023▼着きました!





▼024▼祭り見物の人で階段から混んでいる





▼025▼高円寺阿波踊りの混雑に比べれば大したことない





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▼027▼帰りのキップを予め買っておく





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▼029▼駅前が一番メインのビューポイント





▼030▼いました だんじり





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▼033▼商店街を進んできただんじりが、ここ(駅前)で左右に方向転換(やりまわし)する





▼034▼早く来て場所取りをした家族





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▼039▼来ました だんじり





▼040▼先頭は安全のため見物客を下がらせる役員さん「危ないから下がってやー」





▼041▼次にまとい





▼042▼引き役の先頭は中学生くらい? その後ろ(中央部分)は子供

その後ろ(だんじりの直前)は危険なので高校生〜20代の男





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▼044▼だんじりの上で音頭を取る人(大工方)は 祭りの花形だが かなり危険





▼045▼だんじりに乗っているだけでも かなり危険 ときどき死人が出る





▼046▼上に乗る人は「大工方」と呼ばれる なぜ鳶(とび)ではないのか?





▼047▼だんじりのすぐ後ろは だんじりの方向を操作する重要な役割

方向操作に失敗すると だんじりが転倒して 死人が出たりする





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曳行されるだんじりは総欅造り(黒檀等を装飾的に用いることもある)、前方に100mほどの2本の綱をつけ、500人程度で地元の町を疾走する。

囃子を奏でる大小の和太鼓と鉦が備えられ、そこに篠笛が加わる。

欅には女神が宿るなどと言われ、女性がだんじりに乗ることはできないが、女児はその限りではない。

成人女性も曳き手として参加することは可能だが、18歳程度で止めて、後は男性をサポートする立場にまわる者が圧倒的に多い。

近世の岸和田城下において城門を潜る必要性から独自の進化を遂げて行った岸和田型のだんじりを「下だんじり」、以前の形態を残した各種だんじりを「上だんじり」と呼び分けることもある。

下だんじりは優美なシルエットと精緻な彫刻で人気を博し、岸和田市内や泉州地域以外にも広まりを見せている。

岸和田市、和泉市、忠岡町、貝塚市、熊取町、泉佐野市、田尻町で曳行されるだんじりは全て下だんじりとなっている。




▼050▼続いて別なだんじりが来ました





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▼054▼狭い道にも入って行く





▼055▼民家の軒をかすめて進む 電線もだんじりの高さに合わせて張ってある





▼056▼だんじりは漢字で「地車」と書く これは「地車」という名前のお店





▼057▼だんじりに壊されないように材木で防衛している





▼058▼駅前商店街 だんじりに合わせて天井が高い





▼059▼駅前商店街から駅を見る





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▼062▼向こうからだんじりが来る





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▼069▼天井の広告などは邪魔なので丸めてある





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▼072▼だんじりの後ろに錦の御旗みたいな旗が立っていて よく揺れる





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▼074▼次から次へと だんじりがやって来る





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▼077▼いかにも 岸和田のあんちゃん





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▼080▼斜めのタスキは 何か役職についている人

これがかなり他種類ある 地域社会と言うより「地域組織」だ





藩政期の町・村・字といった伝統的な地域紐帯に基く「町会」と呼ばれる組織がだんじりを所有し、曳行を行う。

いわば祭礼の基礎となる単位で、このレベルでは行政や観光協会などの介入はほとんどない。単に町(ちょう)と呼ばれることも多い。

町会の中では、年齢に応じて「世話人」「若頭」「組」「青年団」などの祭礼団体が組織されている。

その中から「曳行責任者」を選出し、町会長は全体の責任者たる「総括責任者」となる。

「曳行責任者」は現場の最高責任者として「総括責任者」(町会長)とともに、2日間のだんじり曳行の重責を担う。

不幸にして事故が起きたり死傷者が出たりした際、刑事責任を問われるのはこの「総括責任者」と「曳行責任者」である。

行政の長である市長が責任を問われることはない。

世話人 - 祭りの運営を行う。

若頭 - おおむね壮年層で構成され、祭を取り仕切る。だんじりの様々な管理を担い、安全曳行のため足回りを中心に細心の注意を払う。前梃子(まえてこ)も若頭が担当する。

- 青年団を卒業した27,8歳以降の者で構成され、後梃子(うしろてこ)を担当する。拾五人組、参拾人組など町によって名称が異なる。

大工方 - だんじりの最上部で団扇を持ち舞いを舞うほか、進路の発見・調整を行う。上記「組」の一員である場合がほとんどである。

青年団 - 16-27,8歳の若者で構成される。綱を曳く「綱先」「綱中」「綱元」と、だんじりに乗って太鼓や鉦、笛を鳴らす「鳴物」に大別できる。綱を持つのを卒業すると「追い役」となり、曳き手を統率したり前方の安全確認などを行う。青年団長も「追い役」のひとりである。

少年団・子供会 - 15歳くらいまでの少年少女で構成される。青年団のさらに前方の安全な場所でだんじりを曳く。 婦人会 - 各種サポートを行ったりするが、直接曳行にはかかわらない。

上記の町会が数ヶ町まとまって祭礼が行われるため、祭礼地区内を統括的に運営する必要がある。

その代表的なものが「年番」と呼ばれる運営組織で、この年番制度は200年以上続いている。

その名の通り年番制で、その年の当番となった町会が様々な問題に対応し取り決めを行う。

昭和中期頃には、自動車の増加による交通規制の問題や、観客数の増加による安全面の問題などが深刻化するようになった。

以降、年番の強化拡大を図ると共に、より安全で円滑な運営を目指して様々な組織が結成され、「祭礼町会連合会」「曳行責任者協議会」「若頭責任者協議会」「若頭連絡協議会」「後梃子協議会」「千亀利連合青年団」といった組織ができた。

これらの自主的な運営組織の他に、観客の誘導や犯罪の取り締まりに関しては警察の協力があり、観光案内などを行うボランティアもみられる。




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▼082▼町毎に自慢のはっぴがある





▼083▼女性参加者も多いが だんじりの上は男性ばかり





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▼087▼乗っているだけで楽そうだが 転倒したら怖い





▼088▼この町(別所)は長らく町のだんじりが無かったが

別の町がだんじりを新調したとき お古を買って参加したらしい





▼089▼やはり岸和田では だんじりが無い町の衆は 肩身が狭いのだろう

だんじりを新調すると1億円くらいかかるので

町の財政状況(寄付金の多寡)が問題になる





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