彦根の「ひこにゃん」あたりから始まったゆるキャラブームですが、行くところまで行って、日本国内は八百万(やおよろず)のゆるキャラたちで満ちあふれています。
話は変わりますが、大仙陵古墳(いわゆる仁徳天皇陵)の調査が始まるようで、「被葬者は誰か?」が話題になっています。
あんな巨大なお墓なのに、誰のお墓かはっきりしていないのですね。
実は小さな古墳も含めると、日本全国には約16万もの古墳が確認されていて、平地にちょっと小高い丘があると、古墳の可能性が高いそうです。
しかも古墳が作られたのは3~7世紀の400年間くらい。
縄文時代から1万年の日本の歴史から見れば、割と最近の、しかもごく短期間の出来事です。
単純計算すると年に400個、つまり毎日1個以上の古墳が出来上がっていたことになり、日本の古代に「古墳ブーム」が起こっていたようです。
お墓ですから、思いつきで作る訳でもなく、誰か当時の有力者が亡くなって作る訳です。
それにしても、クレーンもブルドーザーもトラックも無い時代に、よくもまあこれだけ沢山の古墳を作ったものです。
いまのゼネコン業界みたいな古墳建設業界があって、訃報を聞きつけた営業担当者が「ぜひウチの組に発注を」とか活動していたかもしれません。
動員された平民の苦労もさることながら、「隣がピアノを買ったからウチも」「隣の県が空港を作ったからウチの県も」みたいな横並び意識の強烈なエネルギーを感じます。
古墳を作るのが余りにも大変だったところへ仏教が伝えられて、ようやく古墳ブームは終わり、変わって「お寺ブーム」が始まります。
日本人のこの辺の意識は、千数百年たっても、まったく変わっていないんですね (^_^;)
▲高さのクフ王、広さの仁徳、始皇帝はちと影が薄い
秦の始皇帝陵はよく知りませんが、クフ王のピラミッドが割と市街地の近くにあるのは有名です。
でも仁徳天皇陵は近くとかではなく、右上の写真のように、市街地のド真ん中にあります。
隣に公園がありますが、仁徳天皇陵自体には、周囲の住民はまったく入れないんですよね。
今回の調査で天皇家のお墓でないことがはっきりすれば、変わってくるかもしれません (^_^;)
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地域の魅力をアピールする全国各地のゆるキャラが集う「ご当地キャラ博2018」が10月20日、滋賀県彦根市中心部で始まった。
37都道府県から参加した162体の着ぐるみが、愛らしいポーズで親子連れやファンを喜ばせた。
彦根商店街連盟などでつくる実行委員会が主催し、前身の「ゆるキャラまつり」から通算11回目。
彦根城中堀南側の京橋口駐車場で開かれた開会式では、地元のひこにゃんやくまモン(熊本県)など人気キャラクター約30体がじゃれあって見せ、会場から「かわいい」と歓声が起こっていた。
福井県から訪れた会社員の女性(36)は「いろんなキャラを見て、合間に各地のおいしいものを食べたい」と話していた。21日も行われる。
▼ご当地キャラ博のポスター(3年前)
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