南大沢を歩く
日付: 2023年4月10日
目次のジャンル: クラシック, 多摩, 歩くの大好き (^_^;)
かんちょうていにちじょう
クラシック音楽と「頭の良さ」との関係
みんな薄々感じてはいますが、ズバリ論じるのは、ちょっと恥ずかしいような微妙なテーマですね
「頭の良さ」もあるでしょうけど、私は「育ちの良さ」(生育環境)との関係が非常に大きいと思っています
以前、あるジャーナリストが、ヤクザの親分1000人くらいに取材しました
日本のヤクザ人口から考えて、1000人というのは、ほとんどすべての親分を網羅していそうな気がします
そしたら、クラシック音楽のファンがゼロだったそうです
カラオケファンの親分なら結構いるんですけど、日常的にクラシックのコンサートへ行くような親分は、文字通り一人もいなかったそうです
ただ、親分の子供(子分ではなく実の子供)にはクラシックファンがけっこういて、中にはクラシックのプロの演奏家もいた
これはつまり
劣悪な生育環境がヤクザを生み(これは大いにありそう)
その中で優秀な(頭の良い、度胸のある)ヤクザが親分になり
親分(ヤクザの成功者)の子供の生育環境は劣悪とは限らない
ということではないかと思います
どんな社会にもある、階級間移動(上方向)ですね
上の動画で話しているオペラ歌手の車田和寿さんは、音楽の中に含まれている「野性味」を大切にしたいと語っているようです
野性味なら、育ちが良くてお上品な「頭の良い」インテリより、ヤクザの親分の方が上かもしれませんから、ヤクザの親分に向いた(好まれる)クラシック音楽というのも有り得るのかもしれません
現状、ファンがゼロでは、どうしようもありませんし、親分に尋ねたら「オレは演歌の方がいい!」と答えそうですけど
ちなみにクラシック(classic)という形容詞は「古典的な」と訳されることが多いですけど、元々はclass(階級)から出た言葉ですので、クラシックの原義は「階級的な」となります
(^_^;)
日付: 2023年3月25日
目次のジャンル: クラシック
▲静岡県の裾野市民文化センター大ホール
静岡県と言えば、あの有名な
「リニア建設を邪魔するアホ知事」川勝平太
のいる、しょうもない県です
こんなアホ知事を選ぶくらいですから、余り民度の高い県ではないのかもしれません
県民の民度が低いと、役所に対する監視が弱くなり、結果として役人が県民を馬鹿にするようになって、「お役所仕事」がヒドくなります
民主主義では、有権者の民度に比例した政治家が選ばれる訳ですが、それはロシアのプーチンだけの話ではありません
(;´Д`)
▲リニアが静岡県を通るのは、わずか8.9キロなのだが
アホ知事が「絶対に通さない!」と意地になっている
静岡県の裾野市民文化センター大ホールで、舞台上のスプリンクラーが突然作動し、演奏直前のオーケストラの楽器の多くが水をかぶった。
被害を受けたのは「シンフォニエッタ静岡」。
スプリンクラーから水が吹き出したのは9月24日午後1時ごろ。
公演「オーケストラを聴こう!」があり、舞台上には多くの楽器が置かれていた。
舞台で突然、大雨のような「ザーッ」という音が聞こえてきた。
天井から水が降る中、楽器を避難させる団員たち。
手分けして楽器を運び、手元にあったタオルや服で拭いたという。
被害を受けた楽器は少なくとも100点以上。
被害額は、少なくとも数億円の規模になる。
1300万円で購入したスタインウェイのグランドピアノも被害にあった。
避難中に転倒するなどで楽団員5人がけがをした。
裾野市の担当者は
「スプリンクラーの点検では
機器に故障はなかった」
などと言い、刑事犯罪も考えられるとして、静岡県警に相談している。
スプリンクラーの操作盤は舞台裏にあり、楽団員は不審者を目撃していないので、刑事犯罪説はお役所の責任逃れの可能性が高い。
裾野市から被害の確認や今後の対応についての説明は無く、今のところ知らん顔をしている。
被害を受けた楽団員たちは
「裾野市役所は私たちに、
誠実に向き合って対応して欲しい」
と話している。
華やかなトップ演奏家の陰に
多くの目立たない底辺層がいて
その育成に当たる大学経営にも
ビジネスの厳しさが波及かな~?
(^_^;)
少子化が叫ばれて久しい中ですが、実は日本の大学の学生数は増えています。
一方で、音楽大学は異常ともいえる学生減に見舞われています。
その原因はどこにあるのでしょうか?
銀行支店長から音大教授へ転じた、異色のキャリアを持つ大内孝夫氏が分析します。
超高音域の方が
とてもラクそうに発声してますね
剣道で声楽家の才能が見つかる
というのも面白い
(^_^;)
どこまで高い声が出るか、学校の音楽室で試した人も多いのでは?
女性ならピアノの真ん中の「ド」から「レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ」まで届けば上出来のはず。
そのずっと上の超高音域を軽やかに歌う
「コロラトゥーラ・ソプラノ」の歌手、田中彩子さん(38)(ウィーン在住)
が、来日に合わせてインタビューに応じた。
17歳で“ゼロ”から声楽を始めた経緯と、夢を追う人たちへのメッセージ――。
「中学の3年間だけ、部活動で剣道をしていました。
いとこや次兄の胴着姿に憧れたからです。
『コテェッ! メーンッ!』
と声を張り上げていました。
すると、いつの間にか、
『やたら高い声の人がいる』
と他校にも知られ、面をかぶっていても
『田中さんあそこだ』
って(笑)。
試合で勝てたのは一度きりですが、声だけは通っていました」
▲ピアノの右端まで声が出る、田中彩子さんの驚異の音域
そう思って見るせいか
人相が悪いなぁ
日本の柔道関係者の皆さん
大丈夫ですか?
((((;゚д゚))))
ドイツのミュンヘン市長ディーター ・ ライター(→)は3/1、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者ワレリー・ゲルギエフ(ロシア出身、↑)を解雇した。
ゲルギエフは、ウクライナ侵攻を命令したロシア大統領プーチンとの親交で知られる。
ミュンヘン市長ライターの声明によると、
「プーチンに対する非常に肯定的な評価を修正せよ!」
とゲルギエフに求めたが、本人が応じなかったため
「協力の継続はできない」
と判断したという。
ゲルギエフは2/24の、ロシア軍ウクライナ侵攻後も沈黙を続けて批判が増大し、欧州などで公演を降板させられる事態となっていた。
まだ日本人の優勝者は無く
前回の内田光子さんが1970年ですから
半世紀ぶりの快挙!
ということになります
\(^o^)/
クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ
第18回ショパン国際ピアノ・コンクール
の最終結果が10/21未明(日本時間10/21午前)、ポーランドの首都ワルシャワで発表され、
東京都出身の反田恭平さん(27)が2位
山口県出身の小林愛実さん(26)が4位
に入賞した。
本選に出場した日本人2人がともに入賞した。
コンクールは1927年に始まり、5年に1度開催。
優勝経験者には世界的に著名なマルタ・アルゲリッチさんやスタニスラフ・ブーニンさんらがいる。
日本人としては1970年に内田光子さん(←)が2位に選ばれている。
本選は2人のほか、地元ポーランドやイタリアなどのピアニストら12人で争われた。
小林さんは前回2015年も本選に進んだが、入賞を逃していた。
クラシック音楽を本当に好きになるには
子どもの頃にクラシック音楽を日常的に聴けた
ということが決定的に重要だと思いますが
これは残念ながら多数派ではありません
(^_^;)
暴力団を取材し、1000人の親分に訊いても、カラオケで演歌を熱唱するのが好きな人はごまんといたのに、クラシック音楽のレコードを鑑賞したり、コンサートやオペラを観に行ったり、ピアノや楽器演奏を趣味とした人はひとりもいなかった。
わずかひとりもです。
クラシックの素地がなければ、カラヤンが指揮するベルリン・フィルの演奏だって喫茶店のBGMにしかならない。
自分で人生を選んだつもりでも、育った環境が決定的に重要です。
金を掴んだヤクザの子供からは、世界的な芸術家も生まれています。
ヤクザが、貧困の連鎖を断ち切る手段となった証明です。
日付: 2021年4月4日
目次のジャンル: 13【人生いろいろ】, クラシック
バッハは生涯で1000曲以上の作品を残していると言われていますが、クラシック音楽の巨匠たちを曲数ではなく、曲の長さで比較したものが注目を集めていました。
全作品の合計時間数を表した棒グラフ(↑)をご覧ください。
なんとハイドンがトップの340時間。
彼の作品を寝ないで聴き続けても2週間ほどかかる計算です。
ハイドンの1作品当たりの平均は3時間以上。
一通り聴くだけでも大仕事ですね。
モーツァルトが240時間、バッハが175時間、ベートーベンが96時間、ショパンが18時間。
数で比較するならバッハが1000曲以上、ハイドンは100曲以上とバッハのほうが10倍以上の作品を残しているのですが、「交響曲(弦楽四重奏曲)の父」の異名を持つハイドンは1作品あたりの平均時間が長いのが特徴です。
モーツァルトは600曲以上、ベートーベンは138曲。
ちなみにショパンが18時間と短いのは250曲中の230曲ほどがピアノ曲であるため。
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海外掲示板のコメント
●どれくらい速くオーケストラを演奏するかによる……。
↑自分ならオーケストラ楽団に1.25倍速で演奏するように言う。
●ショパンは本当にそんなに少ないの?
他の作曲家に比べて多作ではないのは驚きではないが、18時間は彼の全ての作品を考えると足りない気がするのだけど。
↑ショパンは30代で亡くなり、最後の10年は持病で苦しんでいたので、それより前に比べて作曲がずっと少なかった。
↑しかし彼の後期の作品は秀逸。
舟歌
幻想ポロネーズ
マズルカ作品63
↑モーツァルトはもっと若くして亡くなった……。
↑そうだが、モーツァルトはこの世のものとは思われないほど才能があった。
↑そして彼はもっと早くから始めていた。
↑4歳くらいから始めて、死ぬまでずっと作曲していたからね。
●バッハの量は正確じゃないと思う。彼は本当にすごい量を毎週教会のために何年も作曲してきたよ。彼の合計はハイドンより多いか同じくらいのはず。
↑バッハは他の作曲家とちがって出版を目的としておらず、教会のオルガニスト/音楽指導者で毎週仕事としていた。どちらかと言うと働き馬で、プロテスタントの教会が教会音楽には簡単に触れられない時代であったことを思うと、彼は仕事が作品として切り取られた。
想像するにバッハは普通の人で、これから世界を変えようとするような才能のある20人くらいの子供たちに大きな影響を与えたと思いたい。
●間違っているように思う。モーツァルトは30代までしか生きていないし、バッハはかなりの歳まで生きた。それにバッハは生活のために教会で作曲を何十年もしていた。だからバッハがそんな少ないと思わないね。
↑ベートーベンは57歳まで生きた。それからハイドンは104の交響曲を書き、それは各4楽章ある。そしてその4楽章の弦楽四重奏曲もある。バッハの作品は数は多いけど平均すると短い。
●だがそのショパンのわずかな18時間分は輝かしいものだよ。偉大な人だ。
↑18時間はけっこうな音楽の量だよ。
↑そうだ。ポップスならアルバム20~30枚くらい。
↑最初、18時間は少ないなと思ったけど、他の作曲家の時間が長すぎることに気づいた。
↑ショパンの作曲したタイプも違うからね。ほとんどは短いピアノソロ。ハイドンは楽章のある交響曲なので作品1つが長時間。
比較するものではないと思うけど、シンフォニー(交響曲)はエチュード(練習曲)より10倍くらい長く、完成させるのも10倍くらいかかる。
特に交響曲にはテーマやサビがあって何度も繰り返される。ほとんどのオーケストラの楽器は1度に1つの音しか奏でないのに対して、ピアノは複数の指で一度に叩く。
↑なるほどこれは詩人を小説家と比べるようなものなのだな。
↑ショパンはよくピアノの詩人と言われているね。
●ロマン派時代の前は、ほとんどの曲は特定のことのために依頼されて作り、上演され、そして失われていた。
このグラフは興味深いけど、あくまで1視点と考えてよい。
そのうちの1人(バッハだったと思う)は不釣り合いなほどの数があり、それは彼の生徒が自分の作品も生き残るようにと、多く目録したからである。
日付: 2021年1月29日
目次のジャンル: クラシック