江戸時代

読書 「おかげまいり」と「ええじゃないか」

41PM+1mw+UL._SX301_BO1,204,203,200_

おかげまいり」は、江戸時代に起こった伊勢神宮への集団参詣

数百万人規模のものが、およそ60年周期(「おかげ年」と言う)に3回起こった

ええじゃないか」は、特に最後の回(慶応3年・1867年)で発生した集団乱舞だが、これは明治元年の前年

著者は1912年生まれの京大出身の歴史学者なのだが、ガチガチのマルクス教信者のようで、階級闘争に結びつかないと価値を認めないようなところがあり、本書が刊行された1968年ころの時代精神(70年安保闘争のころ)が伝わって来る

観光旅行など多くの人には夢のような話だった江戸時代に、伊勢神宮めざして数百万人規模で「民族大移動」をしたという事実に驚く

伊勢神宮の近隣はもとより、遠く九州や東北地方からも、みんな歩いて伊勢をめざした

当時の人口(3000万人くらい)を考えると、長距離を歩ける者の3人に1人くらいが、民族大移動に参加したことになる

60年周期とすると、1867年の次は1927年(昭和2年)で、この時は金融恐慌など社会不安は大きかったが、「おかげまいり」は起きなかった

しかし、少し後に満州事変が起きて日中戦争に突入していくが、このころ日本軍は連戦連勝で、大日本帝国の支配地が広がることに熱狂している国民も少なくなかった

その次は1987年(昭和62年)で、バブルの真っただ中、日本中が狂喜乱舞した時代

さらに次は2047年ですけど、それまで生きてるかな~?

(^_^;)

 

▲伊勢神宮

 

映画「ええじゃないか」

 

▲バブルのころのジュリアナ東京

お姉さんたち 今は還暦くらい?  (^_^;)

 

▲最近の伊勢神宮への集団参詣

 

駆け込み寺を歩く

063

beer_cup_bin

 

私はキンキン冷たいビールが好きなので、どこのお店でも、グラスに氷をもらいます。

昨日、かっぱ寿司の逗子店でビンビールを飲み、グラスに氷をお願いしたら、次のビンビールを頼んだ時、言わなくても別なグラスに氷を入れて添えてくれました。

なかなか良く気が付く、素晴らしいサービスだなぁと感心しました。

(^_^;)

 

詳細はここをクリック

 

読書 細川侯五代逸話集

61hxbciuOEL

 

細川幽斎の逸話を期待したのですが、分量的には二代目忠興以降が多く、幽斎の分はわずかでした

江戸時代初期、まだ戦国の血なまぐさい気風がうかがえる逸話も多く、ちょっとしたことで斬り合いになったり、首をはねたり、腹を切ったりしています

武士道の二要素(勇と忠)のうち、勇の比重が圧倒的に高く、「腰抜け」と見られることを極端に嫌った戦国武士の気風が、二代目忠興(とその妻ガラシャ)の逸話に濃厚に表れています

大名も3~4代つづくと、いわゆる「バカ殿」が出るのが普通ですが、細川家では5代つづけて「名君」が出て、藩の基礎を固めたようです

和歌の名人である幽斎は、風雅な歌のほかに、儒教的な「教訓歌」も多く残しました

これが細川家の次の殿様の教育に代々生かされたのではないかと思います

(^_^;)

 

20190707182346

細川幽斎

 

神田松之丞

71FZbN3bf+L

 

 100年に1人の天才 講談界の風雲児

  チケットが取れない講談師 などと

 さまざまな異名で呼ばれる 神田松之丞さん  (^_^;)

 

十三代目

ent2002070002-p1

pattern_teishiki_maku

 

 あの事件と 奥さんのご不幸で

  すっかり「良い子」になった海老蔵さん

 芸の肥やしは 足りてる?  (^_^;)

 

今年5月に十三代目市川團十郎白猿(いちかわだんじゅうろうはくえん)を襲名する歌舞伎俳優の市川海老蔵(えびぞう)(42)が7日、長男、堀越勸玄(かんげん)くん(6)と東京都内で記者会見に臨み、「気負わず、慌てず、しっかりやれることをやりたい」と意気込みを語った。

OBJET-001

6月に八代目市川新之助を名乗り、「外郎売(ういろううり)」で初舞台を踏む勸玄くんも「楽しみです。がんばります」と話した。

市川團十郎は、江戸時代から続く歌舞伎の大名跡(だいみょうせき)。

海老蔵の父、十二代目團十郎が平成25年に死去したため、團十郎の名跡は7年ぶりの復活となる。

東京・歌舞伎座での襲名披露興行は5~7月に行われる。

襲名披露狂言は、七代目團十郎が家の芸を集めて制定した「歌舞伎十八番」のうち「勧進帳」「助六」など、團十郎家ゆかりの代表的な演目が上演される。

「勧進帳」で武蔵坊弁慶を演じる海老蔵は、

「命がけで向き合う男の姿と、團十郎を襲名する私の姿が

 重なるようにできたらいいかなと思っている」

と語った。

市川海老蔵は昭和52年、十二代目市川團十郎の長男として東京に生まれた。

58年5月、「源氏物語」の春宮(とうぐう)で初お目見え。

60年5月、「外郎売」の貴甘坊(きかんぼう)で七代目市川新之助を名乗り、初舞台。

平成16年5月、「暫(しばらく)」の鎌倉権五郎(ごんごろう)ほかで十一代目市川海老蔵を襲名した。

ebizoten_poster

001

 

芸人とヤクザ


yakuza_kowai
 
 30年前の動画ですが さすが上岡龍太郎
  なかなか勇気ある発言だと思いますよ
 芸人の興業を ヤクザが取り仕切るのは
  江戸時代からの 永~い伝統ですからね
 社名に「興業」とか入ってるし  (^_^;)
 
raw
 

2丁目の歴史


couple_man_man
 
  戦後の東京で
   最も光彩を放った街は
  新宿かもしれませんね  (^_^;)
 

かむろ坂

src_19329438

平井権八と遊女小紫の比翼塚  目黒不動の入り口近くにある

1440367948_b
 
 むかし住んでいた場所の近くに
  「かむろ坂」という坂があります   (^_^;)
←花魁(おいらん)の前にいる子供が「かむろ」
 
平井権八は、因幡国鳥取藩士であったが、数え18歳(満16~17歳)の1672年(寛文12年)秋、父・正右衛門の同僚である本庄助太夫(須藤助太夫とも)を斬殺して、江戸へ逃亡(退去とも)した。
新吉原の三浦屋の遊女・小紫と昵懇(じっこん)になる。
この小紫おつきの「かむろ」が、小紫を迎えに行って乱暴され、身を投げたのを由来に名付けられたのが「かむろ坂」。
やがて権八は困窮し、辻斬り(強盗殺人)となり、130人もの人を殺害して金品を奪った。
614px-Gonhachi
権八は、目黒不動・瀧泉寺の近くにあったとされる普化宗の東昌寺(現在廃寺)に匿われ、尺八を修め虚無僧になり、虚無僧姿で郷里・鳥取を訪れたが、すでに父母が死去していたことから、自首したとされる。
1679年12月5日(延宝7年11月3日)、品川・鈴ヶ森刑場で刑死した。享年25(満23~24歳没)。
小紫は刑死の報を受け、東昌寺の墓前で自害したとされる。
東昌寺に「比翼塚」がつくられたが、廃寺となったため移転し、目黒不動・瀧泉寺に現存している。
比翼というのは、「比翼連理」の比翼。
講談・浄瑠璃・歌舞伎・映画等の世界では、白井権八(しらいごんぱち)として知られる。
白井権八と小紫を描いた歌舞伎狂言や浄瑠璃などを「権八小紫物」と呼ぶ。
A4zFWJiCEAASdhj
 
 江戸時代にも悪いロリコンがいて
  かむろちゃんに乱暴したのでしょうか?
 「かむろ」は漢字で書くと「禿」ですが
 これは「はげ」と同じ字ですね なぜだろう?  (・_・?)
 
kamurozaka
 

お練り


maikosan
 
 京都南座がニュースになると
  そろそろ年末だなぁ
 なんて感じますね  (^_^;)
 
京都の南座が改修工事を終え、11月に新しく開場するのを記念して歌舞伎俳優が祗園の街を練り歩く「お練り」が行われました。
この大規模な「お練り」は南座が約3年の改修工事を終え、11月に新しく開場するのを記念して行われました。
南座は江戸時代に誕生してから400年以上の歴史を持ち1996年には国の登録有形文化財に登録されましたが、2016年2月から耐震補強工事のため休館していました。
11月1日には年末恒例「吉例顔見世興行」が行われ、新たな南座が開場します。
今回の「お練り」は、全車線を通行止めにし、祇園祭以外では異例の四条通での大規模イベント。
中村時蔵(63)以下の世代のほぼ全ての役者が参加。
11月の顔見世で襲名を披露する松本幸四郎(45)、市川染五郎(13)親子のほか、今年の顔見世には出演しない人気役者たちも駆けつけ、京を練り歩く。
「南座発祥400年 南座新開場祇園お練り」と銘打つ。
 
花形役者がそろうお練りは、東京の歌舞伎座が建て替えで新開場した2013年春に銀座であり、数万人の人出があった時以来。
この時は市川海老蔵(40)や中村勘九郎(36)ら約60人の役者が参加したが、当時より子ども世代の役者が増えており、近年にない規模のお練りになる。
参加する役者は現在最終調整しているが、最年少では、勘九郎の次男の長三郎(5)らも歩く予定。
南座から八坂神社までの四条通は当日午後1時半~4時半は車両通行止めとなる予定で、路線バスは迂回する。雨天決行。
南座は日本最古の劇場で、江戸時代初期の元和年間(1615~1624年)にルーツを持つ。
現在の建物は1929(昭和4)年築で、約3年がかりの耐震改修を終え、11月1日に初日を迎える顔見世で新開場する。
今年は22年ぶりとなる2カ月連続の顔見世で、12月も役者や演目を替え、26日まで続く。