今日は新宿で高校の友人たちとランチ
その後、前から見たかった「トー横界隈」(とーよこかいわい)を一人で歩きました
トー横界隈とは、新宿歌舞伎町の新宿東宝ビル(→)の周辺エリアや、そこにたむろしている子供たち(トー横キッズ)のことを言います
新宿東宝ビルは、旧コマ劇場跡に出来たビルで、東宝の映画館(TOHO CINEMAS)などが入っていて、ビルの上に東宝映画の大スター「ゴジラ」の像があるので「ゴジラビル」などとも呼ばれている
その新宿東宝ビルの横だから「トー横」
「東横」と書くと電車の東横線とか、改装中の東横デパート(東急百貨店東横店)などと紛らわしいので、トー横と書くようです
▲トー横界隈の周辺マップ
▲トー横界隈の拡大マップ
私は良く言えば現場主義、悪く言えば野次馬根性で、事件や事故の現場、あるいは話題のエリアの雰囲気をその場に行って直接見たい、五感で体感したいという気持ちが非常に強い
いつの時代、どこの国でも、親や大人社会に反発したり適応しにくい十代の子どもたちというのは、一定比率で確実に存在する
それが家出同然に東京に出て来て、同じような気持ちの仲間に出会う場所の一つになっているのがトー横界隈
青春小説の舞台になりそうな場所で、大阪名古屋福岡などにも似たような場所がある
親や大人社会に反発するというのは、ある程度は健全な成長期の反応
まったく反発も抵抗もなくスルっと大人になってしまう子の方が、人生を長い目で見ると、アブナイ心理要素を秘めている可能性もある
この辺は新宿歌舞伎町の中心エリアで、もともと治安がかなり悪いのだが、そこに十代の子どもたちが集まっているから、相当アブナイ雰囲気になっているようだ
中にはお金がなくなって「パパ活する」(援助交際する、体を売る)女の子も出て来たりで、社会問題化している
ただ、今日はメチャ暑くて(35度くらい)、シネシティ広場にたむろしている子供たちは少ないようだった
インバウンドの外人観光客はいっぱいいた
このシネシティ広場、西武新宿駅側には武蔵野館という映画館があったんだけど、取り壊されて東急歌舞伎町タワーという高層ビルが建っていて、風景が一変していました
パパ活(いわゆる立ちんぼ売春)の本場と言われている大久保公園周辺にも行ってみたが、あまり人がいなかった
冷房の効いた周辺ビルに逃げ込んでるのかな?
周辺ビルのトイレを利用しようとしたら、入口でコインを投入しないと入れなかった
ビル内のお店を利用して、お店からコインをもらわないと、トイレを利用できないシステムになっている
トイレが犯罪(麻薬や覚せい剤取引など)の現場に悪用されないための、ビル管理者側の予防策ではないかと思う
帰りに紀伊國屋書店に寄った
ここは高校時代、毎日のように通っていたなつかしい場所
私は月に100冊くらい本を入手するけど、今はほとんどがアマゾン経由で、書店に行くことは激減した
昔は書店に行くと、買った本が重くて持ち帰りに苦労したんだけど、アマゾンなら家に送ってくれたり、ダウンロードしたりで、ぐっと楽になった
ただ、アマゾンだと立ち読みが出来ないので、たまには大きな書店へ行くようにしている(ほとんど買わないので、書店には申し訳ない)
アマゾンのせいか書店業界は壊滅状態だが、紀伊國屋書店は健在でうれしかったよ
帰宅してネットニュースを見ていたら、2日前(8/10)に小池都知事がトー横界隈を現場視察していたらしい
多数の警官に守られて物々しい視察だったようだが、こんなものは変装してお忍びで行かないと意味ないと思うけどね~
(^_^;)
▲パフォーマンス感丸出しでトー横界隈を「視察」する小池都知事
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