日曜日, 22 of 5月 of 2022

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地獄の大躍進政策

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▲若い女性たちに囲まれ満面の笑みを浮かべる毛沢東(1957年)

彼はこの翌年から「大躍進」政策を始動する

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1950年代後半に、チャイナチス中国共産党の毛沢東が推進した「大躍進政策」で、少なくとも数千万人が餓死したとされています

人類史上で最大の虐殺です

とにかく、この時代の中国に生まれなくて良かった!と、しみじみ思います

このような狂気の政策を推進した毛沢東は、今でも中国の英雄として崇拝されています

恐ろしいことです

 ((((;゚д゚))))

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北京で幼少期を送った映画監督の陳凱歌は、自らの半生を綴った

『私の紅衛兵時代』(講談社現代新書 1990年)

で、

「いまでも私は覚えている。マーケットの周りで野菜の根やクズを拾い集めては、細かく切り、サツマイモの粉で包んで野菜団子を作った。両手でそっと持ち上げないと、ばらばらになってしまう。学校にいた大勢の子供のなかには、休み時間に大豆を五粒もらえるのを楽しみにしている子もいた。香ばしくなるまで煎ってから、汗がでるほど手に握り締めて、それからしょっぱいのを一粒ずつかみしめる。それでも、足にはむくみが浮いたままだった」

と、当時を振り返っている。

首都でこの惨状である。

ならば地方は想像を絶するばかりだった。

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「河南省では、生産目標で決められた国への売り渡し穀物を確保するために、武装した民兵が、小さなほうきで農民の米びつの底まできれいに掃き出していた。さらに封鎖線を張って、よそへ乞食にでることを禁止した。まず木の皮や草の根が食い尽くされ、やがて泥にまで手が出された。そして、道端や畑、村の中で人々がばたばたと死んでいった。三千年にわたり文物繁栄を謳われた中原の省に、無人の地区さえできてしまったのだ。後になって、後片付けの際、鍋の中から幼児の腕がみつかった」

と、陳凱歌は記す。

陳の生まれは1952年8月で、習近平は1953年6月。

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習近平の両親ほどではないにしても、陳の両親もまた共産党の幹部だった。

だとするなら習近平も陳と同じような生活環境に在ったはずであり、同じような記憶が頭の片隅に今でも刻まれていることだろう。

まるで幽鬼に充ちた地獄絵図のような惨状について、当時の日本では伝えられることはなく、

「中国にはハエ一匹いない」

「誰もが豊かで満ち足りた生活を送る地上の楽園」

と言った類の見解が、学界やメディアで大いに喧伝さていたものだ。

当時の日本は60年安保闘争が盛り上がり、革新勢力、進歩的知識人、親中系政治家・経済人・メディア関係者などが、アゴアシ付きで中国に招待されていた。

「樋泉克夫のコラム」より

 


最終営業日10/2

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 あの超一等地で

  わずか10階程度の超低層ビルなんて

 今どきアリエナイよねー

ここの地下にあるドトールによく行くんだけど

 どーなるのかなぁー

(^_^;)

 

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小田急百貨店は5/18、新宿駅西口の再開発工事に伴って解体される新宿店本館(東京都新宿区)について、

10/2を最終営業日とする

と発表した。

10月以降は近くにある新宿西口ハルクで営業を継続する。

新宿店本館は1967年に全面開業。

新宿駅西口を代表する建物の一つとして知られてきた。

跡地には複合施設(↓)を建設し、2029年度に完成する予定。

 

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▲こんなふうになるらしい

 


プーチン・ジョーク

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ロシアでは共産党の暗黒独裁時代が長かったので、国民の不満を自由に発言することが出来ず、その分ジョークが発達したと言われています

今は当時よりは発言し易くなってますが、それでも独裁者プーチンに対する直接的な批判は危険なので、プーチン・ジョークが花開いています

プーチンの記者会見:

記者「大統領になって20年ですが、今のお気持ちは?」

プーチン「まだ中間点だ、これから折り返す!」

((((;゚д゚))))

 


全員一致ならやめちまえ!

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世界一まとまりやすい国が日本とすると、世界一まとまりにくい国がイスラエルかもしれません

相互に顔色を見て忖度しあい、「同調圧力」で全員一致になりやすい日本人

全員一致は、何か不正な言論圧力が加わっている可能性が高く、少数異見が出るのが健全な議論の場だと考えるイスラエル人(ユダヤ人)

イザヤ・ベンダサンの名著「日本人とユダヤ人」で言われた通り、この二つの民族は、表面的には正反対の民族性を持っています

しかし不思議な共通性や親和性もあり、日本人の祖先はユダヤ人だ(日ユ同祖論)という主張もある

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日本も最近はノーベル賞の常連国になりましたが、ユダヤ人の授賞者数は、その人口の少なさを考えると異常とも思えるほどの多さです

少数意見尊重の土壌から、独創的なアイデアが生まれるのかもしれません

しかし、このまとまりの悪さが、古代において

国家分裂→他民族による征服→祖国喪失→世界中にバラバラ

という、ユダヤ人の悲劇の歴史を産んだ可能性もあります

(^_^;)

 

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ユダヤ人は団結を好まず、意見は常にばらばらで統一性がなく、

 「全員一致ならやめちまえ!」

という不思議な国民性をもっている。

例外は国が危殆に陥り、団結して敵と戦うときだけ。

国民皆兵であり、徴兵は女性にも適用され、兵役を終えないとパスポートは交付されない。

人口構成はユダヤ人が75%、ユダヤ原理主義は全人口の12%前後。

ユダヤ人といっても東欧、旧ソ連からの移民(アシュケナージ)が20%に近い。

北アフリカから南欧にかけて、とくにモロッコからの移民は「セファルディ」と呼ばれ、両者間にも抜きがたい対立がある。

政治はアシュケナージがリードしてきた。

「全員一致ならやめちまえ!」

の国民が選挙をするのだから、意見が分かれるのは当然だ。

くわえて選挙システムが全国区比例代表という独特な、それこそ末端のこまかな意見まで吸い上げるという選挙制度だから、現在議席を獲得している政党だけでも13党ある。

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単独過半の政党は無い。

議席占有率わずか6%(7議席)『ヤミナ』党の党首ベネット(→)が、どういうわけか首相をしている。

したがって、常に連立内7政党の合意が必要。

ロシアに強い態度に出られないのも、対米関係で時々ギクシャクするのも、連立基盤が脆弱すぎるせい。

 


イスラエルとロシア

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▲イスラエル首相ベネットとプーチン悪魔

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周知のとおり、ウクライナ大統領ゼレンスキー(←)はユダヤ人

本来なら、ユダヤ人国家であるイスラエルが、ウクライナを全面支援しても良さそうなものだが、実際はそうなっていない

なぜなのか?

 (^_^;)

 

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国連のロシア非難決議に、イスラエルは棄権した。

国際社会から「ロシア寄り」としてイスラエルへの批判が強まる中、ベネット政権はヘルメット、防弾チョッキのウクライナへの提供に踏み切った(日本と同レベルの支援)。

ウクライナが強く要請したアイアンドームの供与は断った。

イスラエルの人口900万人余の15%が、ロシア、ウクライナからの移民である。

統計によって数字はまちまちだが、ロシアにはまだ10万のユダヤ人が残り(60万という統計もある)、ウクライナには4.5万(20万とも)。

イスラエルの日刊英字新聞「エルサレムポスト」5/12号によれば、『中核的ユダヤ人』(ユダヤの母親から生まれ、ユダヤ教を信ずるユダヤ人のこと)は、ロシア国内に15万人いる。

ロシアによるウクライナ侵攻以後、ロシア在住ユダヤ人の若者の15%が海外へ出た(イスラエルと欧米のほか、ドバイに集中する)。

ロシアでハイテク企業を経営していたユダヤ人が、ドバイに拠点を移したため、多くのユダヤ人エンジニアも随行移動した。

ロシアに残されたユダヤ人はATMが止まり、無一文の貧困を強いられた家庭が4000世帯。

 

* * * * * * * * * *

 

イスラエルがロシアに対して強硬姿勢がとりにくい理由:

第一にロシアに残っているユダヤ人は『人質』なのである。

野蛮で残忍なロシア人であるから、イスラエルが反ロシアの姿勢を取れば、ロシア国内のユダヤ人がどんな扱いを受けるか分からない。

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第二に、ロシアとイスラエルの経済関係は、オルガルヒ(ロシア新興財閥)の活躍もあって、非常に強固なものとなっている。

第三に、シリアとレバノンにいるヒズボラ、ハマスなどのテロリスト集団が、イランからの武器供与により、イスラエルへのテロ攻勢を強める可能性がある(イランの背後にはロシアがいる)。

安全保障、つまり民族の生存維持を常に最優先するイスラエルにとって、これは由々しき大問題である。

 

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千日ビル火災50年

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昭和47(1972)年5月13日夜に発生し、死者118人を出した、大阪ミナミの千日デパートビル火災

日本のビル火災史上、最大の惨事

千日デパートビルというのは、デパートも入ってるけど、それ以外もゴチャゴチャ入ってる雑居ビル

雑居ビルの常として、防火対策がエーカゲン

動画の中に出て来るアルサロって、「アルバイトサロン」の略で、今でも関西にはあるのかもしれないけど、キャバクラみたいなもの

そのアルサロの元祖(この店が日本のアルサロ第1号)が7階に入っていて、火災の火元は3階だったが、7階にいたアルサロの客や従業員、合計181人が、煙や一酸化炭素に襲われた

警察の現場検証で、7階フロア内に96人の遺体が確認され、7階からの飛び降りや転落で21人、合計死者117人

このビル火災の死者のほぼすべてが、7階のアルサロ関係者だった

出火当時7階にいた181人のうち117人が死亡、死亡率65%という悲惨さ

歌舞伎町のキャバクラ火災(2001年、死者44人)を思い出します

ビル火災というと、白木屋、千日ビル、ホテルニュージャパンあたりが御三家でしょうか

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死者数で言うと、熊本の大洋デパート(104人)もスゴいんだけどね

白木屋は東京の日本橋にあったデパートで、居酒屋ではありません

戦前だったので、デパートの店員さんも着物で、下着をつけていなかったんだけど、下から見られるのを恐れて逃げ遅れ、死亡した女性がいて話題になったそうです

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ホテルニュージャパンは、まだ窓から炎を噴き出して燃えている現場の生中継をテレビで見て、心臓がバクバクしたのを覚えています(深夜だったけど、なぜか起きていた)

守銭奴を絵に描いたような社長(横井秀樹)もスゴかったなぁ

 ((((;゚д゚))))

 

▲白木屋デパートの火災(1932年)

 

心臓がバクバクしたホテルニュージャパン火災

 

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▲1960年ころの大阪のアルサロ

 

 

 


ルーブルの動き

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▲ルーブルの値動き(半年間)

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ルーブルと言っても、美術館ではありません

ロシアの通貨ルーブルの、最近半年間の対円値動きです

2月下旬のウクライナ侵攻直後は、日米欧など西側先進国の反発を受けてルーブルは大暴落

直前までの1ルーブル1.5円程度から0.7円程度まで下がり、「いずれ紙切れになる」とまで言われていました

しかし持ち直して、何と今は1ルーブル2円になり

ウクライナ侵攻前より高くなっています!

この間に日本の円安もあり(ウクライナ侵攻で円安になった訳ではない)ましたが、対ドルでも侵攻前より高くなっています

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プーチン悪魔(→)

 「石油や天然ガスを買いたければ、

  ルーブルで買え!」

と主張したために、急なルーブル買いが入って値を戻したというところでしょうか

プーチン悪魔は、資源国の強みを活かして当面を乗り切るつもりのようですが、西側先進国による経済制裁は、プーチン悪魔の想定を超える厳しさなので、ロシア経済にはボディブローのように効いて来るはずです

西側先進国から先端部品が輸入出来なくなって、兵器の生産や修理もままならず、長期戦でウクライナを征服しようとするプーチン悪魔の目論見は難しくなりそうです

通常兵器だけでウクライナに勝つのは、ほとんど絶望的になったいま、プーチン悪魔の頭の中には、核兵器がちらついているのか?

 ((((;゚д゚))))

 

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▲ルーブルの値動き(長期=10年間)

 

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▲ルーブル紙幣

 


ヒトラーはユダヤ系なのか?

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▲ヒトラーはユダヤ人の少女と仲良しだった

 

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「内戦は戦争よりも悲惨だ」とはよく言われることで、近親憎悪というのは残酷になりがちです

ロシアとウクライナは、かつて同じ国(ソ連)でしたし、現在でも両国に親戚が分かれて住んでいるという人たちが多い

父がロシア人、母がウクライナ人という人も多い

だから今回の紛争も「内輪もめ」と言えないこともない

どちらの国にもユダヤ人がいる(ウクライナ大統領はユダヤ人)

それにしても、悪魔が謝罪したのにはビックリ!

 ((((;゚д゚))))

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ロシアのプーチン悪魔は5/5、イスラエル首相ベネットと電話会談し、ロシア外相ラブロフ(→)

「ヒトラーはユダヤ系だ!」

という発言について謝罪した

電話会談後、イスラエルは

「イスラエル首相ベネットは、

 プーチン悪魔に謝意を表明した」

と発表した。

イスラエルにはロシア系住民が多く、対ロシア制裁への参加も控えている。

残忍無比で認知症(ボケ老人)のプーチン悪魔にも、今ここでイスラエルとの関係悪化は得策ではないと判断する程度の、ほんのわずかな知性は残っていたとみられる。

この問題では、ロシアが「ウクライナの非ナチス化」を侵攻理由の一つとしたことに関し、ロシア外相ラブロフが5/1、

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「ウクライナ大統領ゼレンスキー(→)はユダヤ系だ!」

と表明し(これは事実)、さらに

「ユダヤ人でもナチスになるのだ!」

「ヒトラーには、ユダヤ人の血が流れていた!」

などとも述べ、これにイスラエルが強く反発していた。

もしヒトラーがユダヤ系なら、第二次大戦のユダヤ人虐殺は、

「ユダヤ人の内輪もめ」

になって矮小化してしまう。

 

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▲ヒトラーナチスによるユダヤ人強制収容所

 

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▲アウシュビッツの子どもたち

 

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▲チャイナチス中国共産党によるウイグル人強制収容所

 

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イスラエルは

「ナチス虐殺犠牲者の国家」

という看板(印籠→)を国家の正当性の基盤にし、外交の武器にもしてきた。

外交交渉で意見が対立した場合

「我々ユダヤ人は被害者なのだ!」

と主張することによって、自国の意見を押し通すこともしばしばだ。

このような、現在のイスラエル政府の外交的に有利な立場を崩壊させかねない発言だけに、自国の外交的優位性を死守するため、イスラエル政府が激しく反発したのは当然だろう。

ちなみに、イスラエル政府がパレスチナ人の人権を無視して、ナチスばりの強権政策をとってきたことは、まぎれもない事実である。

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また、

「ヒトラーにはユダヤ人の血が混じっている!」

というウワサには、かなりの信ぴょう性があり、それを裏付ける歴史的証拠も多数ある。

単なるウワサと言うより、歴史的事実に近い。

ヒトラー本人も、このことをかなり気にしていたようで、自分の家系について調査するように、部下に依頼したりしている。

自分の血の中にユダヤ人の血が混じっているかもしれないという疑念が、ユダヤ人に対する激しい憎しみ(近親憎悪?)に転化し、ヒトラーを虐殺に駆り立てたのかもしれない。

人間の心は複雑である。

 


東京は夜の7時

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 いま夜の7時、東京の夜の7時って、いい時間だなぁ

  1993年、30年近く前の曲だけど、いい曲だなぁ

 バブル崩壊の直後、まだバブルの余韻が残ってる感じ

  (^_^;)

 


あるスナイパー(狙撃者)の人生

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私は現実に起きた事件や事故を扱ったドキュメンタリー動画を見るのがダイスキなのですが、上の動画はとても良く出来ていたのでご紹介します

この動画は1995年に発生した警察庁長官狙撃事件を扱っていて、真犯人を確定したと信じている警視庁刑事部の立場から描かれています

現実には警視庁公安部の立場が優先され、警視庁の公式見解では「オウム真理教の組織的犯行」としながらも、真犯人(狙撃を実行した個人)を特定できず、時効となりました

大まかに言えば、警察など日本の官僚機構は、世界的に見ても非常に優秀な部類に属している、と私は思っています

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しかし大きな欠点(弱点)も内包していて、それは

身内意識(帰属意識、組織愛)が強すぎる

こと、具体的に言えば何かあったときに、身内(上司、先輩、同期、部下、後輩)をかばい過ぎることではないかと思っています

ここで言う「身内」は、状況によって変化(拡大・縮小)します

例えば警察で言えば、警察外に対しては警察組織全体が「警察一家」となって身内を守りますが、警察内部で対立が生じた場合には、より小さい組織単位が「身内」(組織愛の対象)となり、いわゆるセクショナリズムが丸出しになります

上の動画の事件では公安部と刑事部が対立していますし、警視庁(東京都管轄)と神奈川県警の仲の悪さは昔から有名です

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戦前の大日本帝国の陸軍と海軍の対立は有名で、陸軍には

 「全力で海軍と戦い

  残る余力で敵と戦え!」

という、ややジョークっぽい言葉まであったそうです

この強烈な身内意識(帰属意識、組織愛)は、一つの正しい決定に従って組織が一丸となって努力する時には偉大な長所にもなるのですが、組織の長といえども人間ですから、時には間違った決定が下される場合もあります

その時は、その決定を下した組織の長(上司、先輩)のメンツを考えて(忖度して)、その決定を間違ったものとして否定したり軌道修正したりするのが難しくなる、という大きな欠点(弱点)にもなります

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おそらく、当時の公安部の幹部が

「犯人はオウム関係者だ!」

と断定して捜査を進め、途中からこの断定は間違っているのではないかと皆が薄々気づいても、断定した幹部のメンツを考えて、公安部全体が組織的にこの幹部を「かばった」可能性があります

多くのえん罪事件の背景には、警察の強すぎる身内意識や、幹部のメンツへの過度の忖度があるのかもしれません

それから、この動画の面白いところがもう一点、それは真犯人と思われる男、中村泰のキャラクターです

東大教養学部に在学中に、教授から「将来はノーベル賞を狙える頭脳」と言われたほどの優秀な頭脳を持ちながら

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「スナイパー(狙撃者)になって

 国家の運命を変えて見せる!」

と固く信じ、東大を中退して、スナイパーの道をトコトン突き進みます

これだけ自分の信じる道を迷うことなく歩めれば、コトの善悪を別にすれば、さぞかし充実した人生ではないのかなと、少しうらやましいような気分になります

ちなみに中村泰は現在92歳で、岐阜刑務所に無期懲役で服役中です

いやー人間って、本当に面白い生き物ですねー

 (^_^;)

 

【追加】上の文章で「欠点(弱点)」として指摘した内容は、官僚組織や警察だけに特有のものではないと思っています

日本人が組織を作れば、必ず生じる欠点(弱点)で、一種の国民性のようなものです

もちろん私の脳の中にも、この欠点(弱点)の要素が含まれているはずです

それが余りにも日本社会に広く深く浸透しているので、すでに当たり前の空気のような存在となっていて、多くの日本人はそれを余り意識せずに生きています

でも組織のトップに立つ人が、この欠点(弱点)を意識しないで意思決定していると、組織(時には国家)をトンデモない方向へ導いてしまう恐れがあります

中村泰は頭の良い男ですから、すべてを悟った上で、自分を真犯人としない警察に対して「オレが真犯人だ!」と叫んで抗議しているのでしょう

これは確かに「国家の運命を変える」貴重な行為かもしれません

 ((((;゚д゚))))