水月湖の年縞

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 木の年輪はせいぜい二千年くらい

  大自然が生み出した

 偉大なタイムレコーダーですね

  (^_^;)

 

年縞(ねんこう)とは、長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のこと。

年縞堆積物とも称される。

英語の varve に対して、国際日本文化研究センターの安田喜憲名誉教授がつけた訳語である。

縞の1つは1年分の堆積層で約0.7ミリ。

水月湖の年縞は、過去の自然史を知る重要なサンプルである。

そこで数回にわたるボーリングが行われたが、岩盤までの年縞を途切れなく採取するのはきわめて困難で、やっと成功したのは2006年になってからだった。

水月湖の湖底には45メートル、7万年分の年縞が1年の途切れもなく残されていたのだ。

この年縞は、縞々に残る葉の化石が含む放射性炭素の量によって、世界のあらゆる歴史研究に欠かせない出土品の年代決定の「世界標準のモノサシ」に採用される栄誉を手にした(2013年)。

さらに、縞々に含まれる花粉分析によって過去7万年の緻密な気候変動を再現してくれるタイムマシンとしての発見も続いている。

こうして水月湖は、「奇跡の湖」と呼ばれるようになった。

 

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