ある世代からは熱狂的な支持を受け、別な世代からはまったく支持されない音楽が有るのは、間違いない事実のようです
人間の脳の構造に関わる、極めて重大な事実だと思います
すでに亡くなられた20歳くらい年上の先輩が
「ユーミンの音楽の、どこがいいのか、さっぱり分からない!」
とおっしゃっていたのが思い出されます
(^_^;)
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人は若い頃に聞いていた音楽を好む傾向があり、最近の曲を聞いても
「自分が10代の頃は、もっといい曲であふれていた!」
と感じる人もいます。
一体なぜ、人は自分が若かった頃の音楽を好むのかについて、「音楽と記憶の関連」に着目した研究結果が発表されています。
A Cross-Sectional Study of Reminiscence Bumps for Music-Related Memories in Adulthood
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/2059204320965058
Why we’re obsessed with music from our youth
https://theconversation.com/why-were-obsessed-with-music-from-our-youth-154864
学生時代に流行していた曲を聞くと当時のことを思い出すという人は多く、
音楽が記憶と密接に関係している
ことは多くの人々が実感しています。
「有名人が思い出の曲を過去のエピソードと共に披露する」といったTV・ラジオ番組が多くの国で放送されているほか、認知症の患者に懐かしい音楽を聞かせる音楽療法なども広く行われています。
人は過去の記憶を均一に記憶しているわけではなく、心理学の分野で行われてきた過去の研究から、人は10~30歳頃に自らが経験した「自伝的記憶」を他の期間よりも強く記憶していることが示されているとのこと。
若い頃の自伝的記憶をよく覚えている理論的説明としては、
「この時期に目新しくて自己定義につながる経験をする場合が多いから」
「体内のホルモン分泌量の変化が影響するから」
といったものがあるそうです。
研究チームは音楽と記憶との関連性について研究するため、18~82歳の被験者470人を対象にした調査を行いました。
▼ユーミン、このとき46歳、現在67歳
この曲を聴いて、ジーンとくる世代と
何も感じない世代があるようです (^_^;)