40【カルチャー】

新宿花園神社の見世物小屋

 

花園神社の酉の市(二の酉)

 

11月20日 前夜祭は前日夕刻から

 
へび女、ろくろ首、人間ポンプなど、おどろおどろしい絵看板と巧みな口上で、人々の好奇心をかきたて、賑やかなお祭りや縁日でひときわ異彩を放つ存在の「見世物小屋」。
新宿・花園神社の酉の市の名物として知られ、最後の一軒と言われる見世物小屋一座、大寅興行社の生活と歴史を映したドキュメンタリー 「ニッポンの、みせものやさん」が、12月8日から公開される。
 

 
ソレイユのこどもたち」で山形国際ドキュメンタリー映画祭2011アジア千波万波部門特別賞を受賞した新鋭奥谷洋一郎監督が、お化け屋敷のアルバイトをきっかけに出会った一座と10年にわたり交流、日本縦断の旅をし、過去の写真や関係者のインタビューと共に一座の暮らしとその歴史をたどる。
見世物小屋の歴史は、歌舞伎や人形浄瑠璃が京都でにぎわった室町時代から始まり、江戸時代に大衆文化として発達した。
お祭りや縁日に仮設小屋を建てて巡業す るという現代のスタイルは明治時代に確立され、庶民の娯楽として広く親しまれたが、1975年以降身体障害者の出演が取り締まられるようになった。
その後 映画やテレビの普及で時代と共に衰退し、大寅興行社が最後の一軒となった。
本編はトラックで街から街へ移動し、一座全員で仮設小屋を設営 する模様からスタート。古き良き時代を回想する一座代表や関係者が話すエピソードの数々に、感慨を覚えずにいられない。
小屋に入らなければ見られない芸の 数々も収められており、消えゆく日本の大衆文化を映像で後世に伝える貴重な作品だ。
平成24年度新宿・花園神社大酉祭は11月8日、20日。前夜祭はそれぞれ前日夕刻から。
ニッポンの、みせものやさん」は12月8日、新宿K’sシネマで公開。
 

 
 

東京駅 復原完成記念展

 
東京ステーションギャラリーは、展覧会
「始発電車を待ちながら 東京駅と鉄道をめぐる現代アート 9つの物語」
を開催している。
会期は2013年2月24日まで、開館時間は平日が11:00~20:00、土・日・祝が10:00~18:00(月曜日、 12月25日、12月29日~1月1日、1月15日、2月12日は休館)。
入館料は大人500円、中学生以下無料。

同展覧会は、東京駅の復原工事完成を記念して開催されているもの。秋山さやか、柴川敏之、廣村正彰、本城直季、ヤマガミヒロユキといった5名の作家たちが、「東京駅」をモチーフに制作した作品を展示する。
また、「鉄道」をモチーフとした作品もあり、大洲大作、クワクボリョウタ、パラモデル、廣瀬通孝が手がけたものを展示している。
 

桑名正博 死去 59歳

 
“セクシャルバイオレットNo.1”などのヒット曲で知られるシンガーの桑名正博が10月26日、大阪市内の病院で亡くなったことが、各メディアの 報道によりあきらかとなった。享年59歳。
彼は今年の7月15日に脳幹出血のため意識不明の重態となり、入院して治療を受けていた。
 

 
72年にロック・バンドのファニー・カンパニーのヴォーカリストとしてデビューした彼は、バンド解散後の75年にソロ・アーティストへと転向。
作曲 家の筒美京平と出会い、彼と作詞家の松本隆のペンによるシングルを立て続けに発表する。
なかでも79年の“セクシャルバイオレットNo.1”はオリコン チャートで1位を獲得し、キャリアを代表する大ヒット曲となった。
その後も歌手や俳優として幅広く活躍し、デビュー40周年の今年は全国各地で70本以上 ものライヴを行う予定だった。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
 
他人事ではない 50代での早すぎる死
健康第一でいきましょー (T_T)
 

世界が見た昔の日本

 

12月28日まで

千代田区立日比谷図書文化館

午前10時~午後6時(日曜、祝日は午後4時) 入場無料

 

 
江戸末期から昭和初期の日本の姿が世界にどう伝えられたか、書物を通じて学べる企画展が、千代田区立日比谷図書文化館で開かれている。
展示されているのは、1850年代~1930年代の書籍や雑誌など約30点。いずれも実際に手にとって見ることができ、蓄積された時代を肌で感じられる展示となっている。
展示されているのは、台湾総督などを務めた内田嘉吉氏(1866~1933年)が収集し、没後に当時の東京市立駿河台図書館(現・区立千代田図書館)へ預けられたものの一部。
例えば、米18代大統領ユリシーズ・グラントが退任後の1877~79年に世界を周遊した際の様子を同行者がまとめた本では、1879年に来日した際の印象を
「国民は勤勉で不満はなく、節操を守る気風がある。
今後の富強を指すに欠けるものは一つもない」
と高く評価している。
また、江戸幕府に開国を迫ったペリー提督に同行したドイツ人絵師のスケッチを使った書籍では、当時の交渉の様子などが記され、幕府方の通訳の着物姿が精巧なタッチで描かれ、眺めているだけでも楽しめる。
このほか、国内では発禁になった1936年の米雑誌「フォーチュン」の日本特集号など、貴重な資料を手に取りながら、当時の日本が外国人の目にどう映ったかを知ることができる。
同館では「ほかの図書館では、手にとって見ることのできないような資料もある。多くの人にじっくりと見てもらいたい」としている。
期間は12月28日まで。同館4階の「特別研究室」で、午前10時~午後6時(日曜、祝日は午後4時)。入場無料。問い合わせは同館(03・3502・3340)へ。
 
都立日比谷図書館は いつの間にか
千代田区立図書館になったんだね
ちょっと見た目は
NYアリスタリーホールに似てる (^_^;)
 
▲Alice Tully Hall Lincoln Center
 

渋谷で篠山紀信展

 

10月24日~11月12日 11:00~20:00

 

渋谷ヒカリエ 入場無料

 
東京都・渋谷ヒカリエの「8/ART GALLERY/Tomio Koyama Gallery」にて、「篠山紀信展」が開催される。
会期は10月24日~11月12日、開館時間は11:00~20:00、入場料は無料。
 

 
同展覧会は、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催されている写真家・篠山紀信の展覧会
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」
に合わせて行われるもの。
1960年代の貴重な作品が集結した、篠山の原点ともいえる写真集「The Sixties by Kishin」の作品が展示される。
篠山紀信は、1940年生まれの写真家。
山口百恵や宮沢りえ、ジョン・レノンとオノヨーコなどその時代を代表する人物を撮り続けたことでよく知られ る。
前述した個展「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」では、話題となったポートレート作品が、巨大な展示空間にあわせて引き伸ばされて展示されている。
 

シルクスクリーン展Mesh

 

10月20日~11月11日(無休) 11:00~20:00

 

グッチ新宿3階 入場無料

 

グッチ ジャパンは、写真家・森山大道による作品展「Mesh」を開催する。
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映画オタクの祭典

 

第25回東京国際映画祭(TIFF)

10月20日(土)~28日(日)

東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ

 
アジア最大級の映画祭、第25回東京国際映画祭が20日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズなどで開催される。
映画祭関係者は2600余りあ るといわれる国際映画祭の頂点に立つカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭に並ぶ祭典を目指している。
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新宿電子楽器祭2012

 
日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)は、電子楽器を中心に音楽を楽しみ、創る、すべての人の祭典「新宿電子楽器祭 SynthesizerFesta2012」を、西新宿芸能花伝舎・創造スペースにて開催する。
開催日は10月6日および10月7日の2日間。入場は無料。
 

JSPA主催「新宿電子楽器祭 SynthesizerFesta2012」は、より多くの人々にシンセサイザーと電子楽器による音楽の世界の魅力を紹介するためのイベント
今年で11年目を迎える本イベントは、「新宿電子楽器祭」(集まれ未来のクリエイターSynthesizer Festa 2012)と題して開催。
MIDI誕生30周年を記念した歴史年表の展示やスペシャルレクチャー、各楽器メーカーなどによる出展ブース、さらに製作者が集うクリエイターズサロン、各種セミナー、ライブパフォーマンスなど盛りだくさんの内容となっている。
なお、セミナー、コンサート、イベントプログラムの事前予約も行える。