▲コキアの紅葉
▲コキアの紅葉
▲林芙美子の書斎
今夜は中秋の名月で、しかも満月
この2つが次に重なるのは7年後だそうです
李白の詩「月下独酌」を思い出します
春の詩ですけどね
月を歌い、酒を歌い、孤独を歌っています
(^_^;)
花間一壼酒
獨酌無相親
舉杯邀明月
對影成三人
月既不解飮
影徒隨我身
暫伴月將影
行樂須及春
我歌月徘徊
我舞影零亂
醒時同交歡
醉後各分散
永結無情遊
相期遥雲漢
花の咲き乱れるところに徳利の酒を持ち出したが
相伴してくれる者もいない。
そこで杯を挙げて名月を酒の相手として招き、
月と私と私の影、これで仲間が三人となった。
だが月は何しろ酒を飲むことを理解できないし、
影はひたすら私の身に随うばかりだ。
まあともかくこの春の間、
しばらく月と影と一緒に楽しもう。
私が歌えば月は歩きまわり、
私が舞えば影はゆらめく。
しらふの時は一緒に楽しみ、
酔った後はそれぞれ別れていく。
月と影という、この無情の者と永く親しい交わりをして
遥かな天の川で再会しようと約束するのだ。
特に最後の2行が、とてもいいです!
永く無情の遊を結び
相期して雲漢遥かなり
私は「歩くの大好き」で、あちこち歩き回っています
つい先日も小石川後楽園と旧岩崎邸庭園を歩きました
小石川後楽園は、ベスト10に入ってますね
第1位の新宿御苑は、出身高校が「御苑」(ぎょえん)に面していたので、高校時代の3年間、教室の窓から毎日「御苑」の緑を眺めていました
私のいた新宿高校では、新宿御苑を単に「御苑」と呼んでいました
新宿高校と御苑の間の塀には「謎の穴」が開いていたので、御苑には入場料があるにもかかわらず、密かに無料で自由に行き来出来ました
新宿御苑の管理事務所が、なぜこの「謎の穴」をふさがなかったのか、まさに謎です
その塀のあった場所に、明治通りの交通量を減らすための新しい道路「新宿高校バイパス」が出来たので、たぶんあの謎の穴は無くなったと思います
第2位の椿山荘は、明治の元勲だった山縣有朋(やまがたありとも、→)の本邸だったところで、小田原や京都にも別邸がありますが、どれも名園として名高い
彼は政治家や軍人であると同時に、和歌や作庭を趣味とする文化人でもありました
山縣有朋は、軍人勅諭や教育勅語を創った人で、当時のロシアの南下政策(日本侵略の可能性が大きい)への対策で、明治日本の軍事力を強化するために尽力した人です
この南下政策でロシア帝国の周辺国の多くはロシアの植民地となり、地獄の苦しみを味わいました(ウクライナもそのひとつで、今もその地獄を味わっています)
時代の必要とは言え、国民に多くの苦労を強いることになったので、彼の評判は今も昔も余り良くありません
私はいま、この山縣有朋という人物に興味が出て、伝記とか関連する歴史小説などをこれから読もうかなぁと思っています
下のランキングリスト以外にも東京には名園名庭が多く、庭歩きには事欠きません
その多くが江戸時代の大名屋敷です
当時の大名屋敷というのは、参勤交代で江戸に在住した大名やその家族の住居であると同時に、現在の大使館のような役割もあり、江戸で幕府や他藩の要人を招待して頻繁に茶会や宴会を開いていました
そのときに招待客に素晴らしい庭を見せることが大名のステータスでもあったので、江戸の各大名は大名屋敷の庭造りに莫大な手間やお金を注いだ訳です
いま世界中から観光客が日本へ押し寄せていますが、京都と並んで東京の庭園も人気の的になっています
日本庭園というのは、世界の庭園マニアの間でも非常に評価が高いようです
確かに日本庭園に比べると、西洋風の庭園は定規とコンパスで設計した子ども向けの公園といった感じで、イマイチ奥深さに欠けるような気がします
(^_^;)
* * * * * * *
第1位は「新宿御苑」。
1906年に皇室庭園として誕生した新宿御苑。ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、そして日本庭園を組み合わせており、「風景式庭園の名作」とも言われています。1949年からは国民公園として一般にも公開されました。広々とした御苑内は“都会のオアシス”として多くの人に愛されています。
第2位は「ホテル椿山荘東京 庭園」。
レストランや結婚式場を備えている「ホテル椿山荘東京」にある庭園です。美しい景色が広がる庭園では、春は桜、初夏は蛍、秋は紅葉など四季折々の風景を楽しめます。庭園内には「弁慶橋」(→)と言われる赤い色が印象的な橋や、夏には涼しい水音を感じられる「五丈滝」などもあり、見どころ満載です。
1位 新宿御苑(4.6pt/35,087クチコミ)
〒160-0014 東京都新宿区内藤町11
2位 ホテル椿山荘東京庭園(4.6pt/429クチコミ)
〒112-0014 東京都文京区関口2丁目10-8
3位 ホテルニューオータニ 日本庭園(4.5pt/734クチコミ)
〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1
4位 成城五丁目猪股庭園(4.5pt/122クチコミ)
〒157-0066 東京都世田谷区成城5丁目12-19
5位 浜離宮恩賜庭園(4.4pt/9,490クチコミ)
〒104-0046 東京都中央区浜離宮庭園1-1
6位 皇居東御苑(4.4pt/7,008クチコミ)
〒100-8111 東京都千代田区千代田1-1
7位 明治神宮御苑(4.4pt/422クチコミ)
〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1
8位 帰真園(4.4pt/200クチコミ)
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目16-1
9位 六義園(4.3pt/8,440クチコミ)
〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目16-3
10位 小石川後楽園(4.3pt/5,024クチコミ)
〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目6-6
▲路線図ではこんなふうに丸く描かれることが多い
大ざっぱに言って、いかにも東京という都会的なエリアは下半分で
池袋は埼玉県、上野は東北地方というイメージもある
首都圏に住んでる人なら、山手線の全駅はともかくとして、主要駅(上の太字の駅)くらいの場所はほぼ正しく知ってると思うけど、関西人だとそうでもないみたい
大阪にも山手線みたいな「大阪環状線」があります
どんな駅があるのか東京の人はほとんど知らないし、うっかり乗って奈良方面まで連れて行かれたりもします(私も昔やった)
グルグル回ってるから丸いだろうというイメージに反して、山手線は上下にかなり細長く、品川大崎間なんて「行って戻る」みたいにとんがってて、なんでこんな変なルートにしたんだろうと不思議に思うこともあります
私は今、品川駅の近くに住んでるから山手線にはしょっちゅう乗るんだけど、新橋、東京、上野へ行くときは、山手線と並行して走ってて停車駅の少ない常磐線(上野東京ライン)が速くて快適です
同じ上野東京ラインでも、品川駅には途中停車するだけの東海道線経由(6番線)と違って、品川駅始発(10番線)なので必ず座れます
日中は空いてるから4人ボックス席(→)をひとり占めして、ちょっとした旅行気分も味わえます
(^_^;)
有名なムンクの絵「叫び」(→)で
叫んでる男の顔の形が
山手線に似てますね
(^_^;)
▲新幹線が止まるので主要駅になっている上野駅だが
乗降客数ランキングでは、さほど上位ではない
銀座に近い有楽町が大崎より下、というのがちょっと意外
コミック(マンガ)「ナニワ金融道」を再読した
累計発行部数1600万部という、日本の漫画史に残る有名な作品で、映画にもなっている
前回読んだのはバブル崩壊(1990年)直後で、まだ連載中だったので途中までだった
全19巻のうち、今日は1~15巻を読んだ
作者の青木雄二(←)は、マルクス主義者を自称するやや奇人変人、一種の天才奇才とも呼ぶべき人物なのだが、惜しくも2003年に肺がん(58歳)で亡くなっている
作者没後も後継者たちが「青木雄二プロダクション」というのをつくって「新ナニワ金融道」など続編をいっぱい出しているので、まだ未読が大量にあってしばらく楽しめそうだ
前回読んでから30年もたっているので記憶が薄れたところも多く、新しく読むような気分だったし、とにかくこの作品は元々メチャ面白い!
バブル崩壊のころは債権回収の「教科書」として、各銀行の支店などに本書が全巻そろえられていて、銀行員たちがむさぼるように読んでいたらしい
上の表紙から分かるように、大阪独特の下品さ泥臭さをこれでもかと言うほど前面に押し出した独特の画風で、人間のドロドロした欲望や情念が渦巻く修羅場をセキララに描いている
講談社のマンガ雑誌「モーニング」に1990~1996年連載で、まさに日本がバブル崩壊で揺れに揺れていた時期と重なる
突然襲ってきたバブルの破裂(と当時の人たちは思っていた)で、それまでの順風満帆の人生を根底から覆されて悲惨な地獄へ堕ちていく人たちの姿を、しかもユーモラスに描いている
それまでバブルでジャブジャブにお金を貸し出していた金融機関が、突然貸し出しを渋って債権回収に走った
お金を返せなくなった人たちも悲惨だが、返せない人から鬼や悪魔と呼ばれつつ、貸金の返済を迫る金融機関の最前線にいた金融マンたちも悲惨だった
▲債権回収とリストラの嵐で、ヤケクソになっているノンバンクの幹部
そのような金融機関の底辺に位置する街金融「帝国金融」の新人社員・灰原達之が主人公
街金融(まちきんゆう、消費者金融、サラ金)は、日本の金融カースト制度(↓)の底辺に位置し、上には都銀(メガバンク)、公庫、地銀、信金、クレジット、ノンバンクなどがあり、下には闇金融(やみきんゆう)という無法地帯もあって、本書にもたびたび登場する
考えてみると、日本がバブル崩壊した1990年からすでに33年も経過していて、当時のことを鮮明に覚えている人たちは50代以上だ
33年が過ぎても、日本バブルの後遺症はあちこちに残存しているが、日経平均がバブル崩壊後の高値を抜いたりして、ようやく後遺症から抜け出す気配が感じられ始めている
そして今、お隣の大陸では、超巨大な中国バブルの崩壊がすでに始まっている
何しろ不良債権の規模が33年前の日本バブル崩壊よりヒトケタ上(推計1000兆円~2000兆円)と予想されている
おまけに
何でも秘密主義、ワイロ主義の
暗黒独裁チャイナチス中国共産党
が経済を仕切っているから、マクロ経済統計の数字がまったくアテにならず、これから中国経済にどんな混乱が起こるのか非常に分かりにくい疑心暗鬼の状況になっている
なにしろチャイナチス中国共産党は、自分たちにとって
都合の良いことは100倍にして公表する
都合の悪いことは100分の1にして公表する
という超ウソつき体質で、かつての日本の大本営発表よりもはるかに悪質だ
とにかく、中国経済が壊滅するのは確実だが、日本を含めた世界経済も無傷では済まない
ノーベル賞経済学者クルーグマン(→)は、中国バブルの崩壊は、日本バブルの崩壊とは比較にならないほど大規模で悲惨なものになると予想している
ただし、経済学者の予想は外れることが多い
日本バブル崩壊のとき日本社会の混乱が比較的軽微で済んだのは、当初のバブル崩壊直後、金融機関が債権放棄などで不良債権処理を引き受けてバッファー(衝撃吸収材)となり、その後にゼロ金利政策などでゆっくり金融機関を救済したからだと思う
それでも30年かかったのだ
中国バブル崩壊の経済的な混乱はすでに始まっており、建築中のマンションを買ってお金をすでに払っっているのに(中国では完成前にお金を払うのが普通)、建築工事が中断してマンションが手に入らず、人生設計を台無しにされた人民が狂ったように泣き叫んでいる
そんな工事が中断して誰も住んでいないマンション群は「鬼城(きじょう、中国読みグェイチョン)」と呼ばれており、そんな廃墟(ゴーストタウン)が中国全土に山のように存在している
やがて中国バブル崩壊の経済的な大混乱が、中国の政治的混乱や社会的混乱に広がっていくのは間違いなく、これから半世紀くらいかけて、チャイナチス中国共産党の崩壊や、中国の国家分裂や内戦になる可能性もある
追い詰められたチャイナチス中国共産党が、活路を台湾進出(侵攻)に求めるかもしれない
それは世界恐慌→満州進出→真珠湾という、かつて日本がたどった道筋と重なって見える
((((;゚д゚))))
▲中国の鬼城と呼ばれる廃墟(ゴーストタウン)
厚木のパチンコ屋で8/20、クルマが100台以上も炎上しました
パチンコ屋の駐車場管理に問題があったと非難する意見もありますが、私はEV電気自動車のバッテリー爆発が原因ではないかと危惧しています
クルマというのは衝突事故でもなければ、そうそう簡単に燃えるものではありません
普通に駐車していたクルマが自然に炎上したとすれば、放火かEV車の自然発火(バッテリー爆発)の可能性が高い
パチンコ屋の駐車場なら、最初に出火したクルマの周囲にまったく人がいなかったはずもなく、火災報知器もあったでしょうから、すぐに消火器で火を消そうとしたはず
それでも消しきれずに100台も燃えたということは、火元のクルマの火力が非常に大きかった訳で、これもEV車のバッテリー爆発ならありそうなことです
7/25にオランダ沖で発生した自動車運搬船「フリーマントル・ハイウェイ」の火災は、欧州では大事件として報道されています
この火災で船員の1人が死亡し、被災した約4000台のうち1100台はポルシェで、残りはVWブランド、アウディ、ベントレー、ランボルギーニなどの欧州車
まだ火災原因は確定していませんが、船員から
「EV車から出火して、
火の勢いが激しくて消火出来なかった」
との証言もあるので、EV車のバッテリー爆発の可能性が濃厚です
すでにノルウェーの海運業者が
「今後、EV車は運ばない。
火災が起きることが怖いのではなく、
EV車の火災(爆発)は火力が激しくて消火できないからだ」
としています
厚木のパチンコ屋の火災では死者こそ出ていませんが、場所がトンネル内だったらと考えると非常に恐ろしい感じがします
EV車のバッテリーは、スマホと同じリチウムイオン電池(LIB)なのですが、スマホが爆発して大ヤケドを負う事故がときどき起きているように、LIBの安全性はまだ完全には確立されておらず、技術的には改善途上の「やや危ない技術」です
クルマによる交通事故で毎年多くの死者が出ている現状を見れば、事故原因の多くが運転者にあるとは言っても、クルマ自体がまだ「やや危ない技術」なのかもしれません
((((;゚д゚))))
上の図は、夏(6~9月)の東京における過去140年間の日別平均気温です
色は2度きざみで、もちろん赤っぽい方が暑い
今はエアコンの無い夏は考えにくい状況ですが
エアコンが普及する以前(高度成長期以前)
エアコン無しでどうやって暮らしていたのだろう?
などと考えますが、
単純に今より涼しかった!
ということが上の図を見ると一目瞭然です
暑くなっている原因について、CO2排出による地球温暖化が叫ばれていますが、これはウソだという主張も最近は増えてきています
地球の温度が長期的に、氷河期とそうではない時期を周期的に繰り返しながら変動していることは、考古学の研究などで明らかになっており、CO2排出とは関係ない温暖化の可能性もある
CO2排出でやり玉に挙げられているのがガソリン車による排気ガスで、その対案としてEV(電気自動車)へシフトする方針が出されています
このEVシフトを強硬に主張しているのがEUと中国なのですが、どうもガソリン車の市場でトヨタの一人勝ちになっているのが気にくわなくて、ことさらにガソリン車を攻撃しているようにも見えます
今の勢いでガソリン車の製造販売が全面禁止されれば、ガソリン車製造比率が高い日本経済は大打撃を受けます
現行ルール(ガソリン車)では日本に勝てない!
それならルールを変えてやれという卑劣な作戦です
オリンピックなどの国際スポーツ種目などで、日本人など非白人の選手が上位を占めるようになると、政治力や外交力を使って白人選手が有利になるように競技ルールを変えてしまう
それがEUなど白人国のスポーツ競技団体の常とう手段になっています
EU諸国は中国を巻き込んで、そんな卑劣なルール変更を、世界の自動車市場でもやろうとしているのではないか?
そんな疑念が強くなってきています
その一方、EVシフトは必ずしもCO2削減にはつながらないという研究成果が増えており、トヨタなどガソリン車勢力への追い風になっています
たしかに走っているクルマだけを見れば、EV(電気自動車)はCO2を排出しない
しかしEVの燃料であるバッテリーを充電するには大量の電気が必要で、その電気の発電には(原子力発電でなければ)大量のCO2を排出します
さらにEV(電気自動車)の製造には、バッテリーやモーターなどの製造に必要な原料確保(レアメタル採掘など)で多大な環境汚染が伴います
レアメタル生産は現状では中国がほぼ独占していて、世界経済の対中依存度も高まります
非常に身勝手で他国の都合など一切考えないエゴイスト集団のチャイナチス中国共産党が、世界経済の主導権を握ることが、人類の平和と安定のためにどれほど危険なことか!
幸いなことに、中国で不動産バブルが弾けて中国の国家財政は急速に悪化しつつあり、中国政府によるEV(電気自動車)への補助金は廃止されつつあります
もともと補助金が無ければEV(電気自動車)はコスパでガソリン車に太刀打ちできませんから、巨大な中国マーケットでのEVシフトはストップしつつあります
ガソリン車からEV(電気自動車)へのシフトは、いま正念場を迎えている感じです
話を暑い夏に戻すと、エアコンの無い夏は考えにくい今日このごろですが、もし大停電などで電力供給が突然ストップしたらどうなるのだろう?
たぶん日本全体で毎日数十人、数百人が、熱中症で亡くなるかもしれない
もしそうなったら私は夜、ベランダにベッドを出して寝ようと思っています
蚊帳(かや)が必要になるかもしれませんね
(;^_^;;;)