▲1945年(昭和20年)10月
▲1946年(昭和21年)
▲1947年(昭和22年)
2枚目と3枚目は ほぼ同じ角度の写真ですが
わずか1年で これだけ復興したのですね (゜д゜)
広島の焼け野原を見つめる、若いカップルーー。
昨年8月6日。Twitter上で、そんな「カラー写真」が話題を呼んだ。
撮影日は原爆投下から1年後、1946年8月6日とされていたが、詳細はわかっていなかった。
この写真がデパートの屋上で、共同通信社の企画として同年「8月5日」までに撮影されたものであることが、このたび判明した。
撮影場所は、福屋百貨店(現・福屋八丁堀本店。広島市中区胡町)。
1938年(昭和13年)に完成した8階建ての店舗だ。
原爆で建物の内部は破壊されたが外郭は残り、戦後の復旧作業を経て、
現在も店舗として使われている「被爆建築物」。
「白亜の殿堂」といわれた戦前の姿は、『この世界の片隅に』にも登場する。
そこから南東方向を俯瞰したもので、撮影日は配信された「1946年8月5日」より以前という。
さらに、カップルの頭上には新築の旅館が写っているが、この建物も改築され、いまも飲食店として残っているそうだ。
屋上で語り合っていたカップルは、この写真のどこで、どのような暮らしを営んでいたのだろうか。
そして一体、どんな未来を夢見ていたのだろうか。