色彩心理学

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E38286E3818BE3819FE5A898EFBC91夏といえば、花火大会やお祭りの季節だ。
駅のホームや電車の中で浴衣の男女の姿を見ると、なぜかこちらまで幸せな気分になるものだ。
ところで、「教えて!goo」に、うら若き女性から
「好きな浴衣の色・柄を教えてください(男性の方お願いします)」
という質問が寄せられていた。
相談者によると、最近付き合い始めた年下の彼氏と花火大会に行くが、持っている薄いピンクの浴衣でも大丈夫なのか、もっと大人っぽい色のほうがいいのか悩んでいるという。
そこで今回は色彩心理学の観点から、男性をドキッとさせる浴衣の色や柄について、心理学者の内藤誼人先生に話を聞いた。
 
男性を惹きつける色はピンク
「フランスにある南ブルターニュ大学の心理学者ニコラス・ゲーガンが、ピンクの口紅をつけた4人の女性と口紅をつけていない4人の女性の合計8人を4つのバーに行かせ、60分以内に何人から声をかけられるかについて調べました。
その結果、ピンクの口紅をつけた女性の平均は1.72人、口紅なしの女性の平均は1.39人という結果が出たのです」(内藤先生)
ピンクの口紅をつけている方が若干多くの男性に声をかけられるようだ。また、最初の一人に声をかけられるまでのデータもあるらしい。
「ピンクの口紅をつけた女性は平均23.35分、口紅なしの女性の平均は27.03分でした。
こちらも若干ですが、ピンクの口紅をつけた女性の方が、早く声をかけられるということですね。
これはそのまま浴衣にも応用できるのではないかと考えられます」(内藤先生)
そうだとすると、質問者の方が持っているピンクの浴衣は、決して悪くないということだろう。
 
男性の好きな柄
だが、せっかく色がよくても、柄に問題があっては台無しだ。どんなものを選べばいいだろうか。
「ブルターニュ大学のジョーディ・ステファンが、19歳の女の子にバラの髪飾りをつける(あるいはつけない)状態で、『バスに乗りたいのですが1ユーロいただけませんか?』と見知らぬ人にお願いさせたところ、バラの髪飾りがあると、76.7%がOKしてくれたそうです(髪飾りなしでは50.8%)」(内藤先生)
バラ(花)があることで、女性っぽく見え、みんなが親切にしてくれたことがこの実験から判明している。
そのことから内藤先生は花柄の浴衣がおすすめではないかということだった。
花火大会やお祭りに浴衣で行こうと考えている方はぜひピンク色の花柄の浴衣をチョイスし、一緒に行く恋人や気になる男友達をドキッとさせてみては?
 
内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。
慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。
「解決したがる男 共感がほしい女」(大和書房)、「自分の中からめんどくさい心に出ていってもらう本」(青春出版社)他、著書多数。
 
男は目で 女は耳で 恋をするそうですが
sex appeal のことを 日本語では
「色気」 と言いますね  (^_^;)
 

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