▲さいたまスーパーアリーナ
たぶんジュリーは「1万人動員できるなら出演する」というような条件で、出演契約を引き受けたんでしょうね。
この場合イベンターには、赤字だろうが何だろうが、絶対に1万人を集める責任が生じます。
集められなければ、損害賠償責任が生じる可能性もあります。
それがビジネス上の契約というものです。
ところが今回のイベンターは「足らなくても、まさか当日ノーとは言うまい」という甘い見通しで話を進めた。
そしてジュリーが、まさかの「当日ノー」を言った、ということでしょうかね。
芸能界など体質の古い業界は、契約をキッチリ固めないでゴーサインを出す傾向があります。
それで万が一トラブルが発生しても、たいていの「大人の日本人」は、事を荒立てないために、仕方なくOKします。
それを当て込んで、最初からドタキャンならぬ「ドタOK」前提で契約無視のビジネスを進める連中が世の中には跋扈(ばっこ)しています。
体質が古いことで有名な出版業界なんか、書店に本が並んでから著者への印税を決めるとかザラですよ(これは体験談)。
だから、ナメられてるな~と思ったら、顰蹙(ひんしゅく)覚悟で一発ガツンとやらないと駄目なんですよ。
ガツンとやって、その相手とのビジネス関係が終わるリスクも、もちろんあります。
という訳で、イベンターにナメられまくるほど落ちぶれちゃったジュリーにも、広い意味での責任の一端はありますけどね (;´Д`)
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10月17日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だった公演を開場直前で突如中止した歌手の沢田研二(70)が18日、横浜市内の自宅近くで取材に応じ、経緯を説明した。
午後4時10分すぎ、報道陣約10人の取材に応じた沢田は
「さいたまスーパーアリーナでやる実力がなかった。ファンに申し訳なく思ってます。責任は僕にあります。これから取り戻せるようにできるだけしていきたい」
と頭を下げて謝罪した。
同ライブは10月17日17時開演予定だったが、直前の16時頃に急きょ中止がアナウンスされ、会場入り口に貼られた紙には手書きで「契約上の問題が発生した為」と理由が記された。
すでに観客が集まっており、会場周辺は大混乱となった。
沢田は中止の理由について「動員に関する契約上の問題だった」と説明。
同会場は客席が可動式で、規模によって約1万人から最大で3万7000人まで収容可能。
開演前に所属事務所、イベンター会社から集客状況について「9000人と聞いていたが、実際は7000人だった」と知らされた。
本番前のリハーサル時、観客が座れないように客席がつぶされているブロックが目立ったことに腹を立てた。
沢田は
「客席がスカスカの状態でやるのは酷なこと。『ライブをやるならいっぱいにしてくれ、無理なら断ってくれ』といつも言ってる。僕にも意地がある」
と自身が中止を決断したことを明かした。
開場時間の午後3時半まで事務所、イベンター会社から予定通り開催するように土下座で懇願され、押し問答となったが、最後まで首をたてに振らなかった。
「今回はできませんと1分でも早くお客さんに伝えてほしかった。僕が帰らないと収まらないならと、3時45分くらいに帰った」
と説明した。
また、17日の公演は振り替え公演を実施する方向で事務所、イベンター会社と話し合いを進めていることも明かした。
なお、ジュリーの政治活動が講演中止の原因との説もあって、これはこれで面白いですね。
いろいろ憶測が飛び交うと世間の注目が集まるから、人気商売にはプラスかも。
ちょっと炎上商法っぽいですけど (^_^;)