寝屋川の泣き男

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

WS000

▲殺人罪に問われた山田浩二被告(48)

dada_koneru_boy
 
 泣いてダダをこねれば、自分の言い分が通る。
 そんな甘ったれた経験が通って、そのまま大人になった男。
 個人でもかなり困ったちゃんですが、そんな困った国もある。
 甘やかした方にも多少の責任があるのかな  (;´Д`)
 

大阪府寝屋川市の中学1年の男女生徒2人を2015年8月に殺害したとして、殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の公判が11月1日から大阪地裁で始まった。

 冒頭、検事が罪状を読み上げ、裁判長が山田浩二に認否を尋ねると、山田浩二は証言台の後ろでいきなり土下座パフォーマンス

「このたび、経緯がどうであってもすいませんでした。ずっと謝りたかった」

「本来ならご遺族の顔を見て謝罪すべきだが、(山田浩二が遺族の姿が見えないように)遮蔽されてできません。けど、声なら届くと思う」

「すぐに病院に連れていけばよかった。ごめんなさい」

 こうして5分ほど、泣きながら遺族に謝罪した。

 裁判長から「山田さん、またそういう機会はあるから」と促されても「ずっと、お詫びがしたかった」と土下座し続ける山田被告。

「そんなことしていると、ここにいられなくなりますよ」
裁判長が厳しくいうと、ようやく被告人の席に戻った。

だが、山田浩二と徳島刑務所で同じ工場、部屋だった元受刑者はこう話す。

「法廷で土下座とニュースで見ました。

またやっとるなというのが正直な印象です。

徳島刑務所でも、勝手に人のモノを盗んだ。

山田浩二が詰められて『お前の犯行やろ』と刑務官から言われていた。

最初はずっと否定するも、そのうちこらえきれなくなり、いきなり土下座。

『すいません。ごめんなさい、許してください』と泣きながら言うのです。

そんなことが何度もありました。

山田浩二は、土下座したり泣いたりするのは十八番。

そして土下座した後は平然としている。鬼畜ですよ。

法廷で土下座のパフォーマンスをして、死刑を逃れたいのでしょう。

裁判所、裁判員は騙されないでほしい」

 

 

2015082500080_1

▲星野くんの遺体が発見された柏原市の山中

 山田浩二の起訴内容は、2015年8月13日午後7時~同11時10分ごろ、寝屋川市の中学校に通っていた平田奈津美さん(当時13)の顔に粘着テープを巻き付けるなどして窒息死させ、同日、同級生の星野凌斗(りょうと)君(同12)の首を何らかの方法で圧迫して窒息死させ、殺害したという罪だ。

争点は平田さんへの被告の殺意の有無、星野君の死因と被告の殺意の有無などに絞られている。

また、2人からは睡眠導入剤が検出されていたことを明かし、山田浩二のスマートフォンには、「睡眠導入剤」「死体」「あせ」などというキーワードが検索されていたとして、犯人は山田浩二以外にないと訴えた。

だが、山田浩二はその後、「殺すつもりはありませんでした」と起訴内容を否認した。

弁護側は被害者2人について、それぞれ傷害致死罪と保護責任者遺棄致死罪の適用を求め、「被告は犯行当時、心神耗弱状態だった」と主張した。

山田浩二は平田さんについては、「気が付けば手がクビにまわっていた」と弁解し、殺人ではなく傷害致死罪だと主張。

星野君については、熱中症で死んだ可能性があると無罪主張を展開した。

 さらに山田浩二の弁護士は、事件の経緯をこう説明した。

「深夜に2人を見かけ、友達にでもなろうかと『何してるの』と声をかけた。平田さんが『雨宿り』といい、帰る様子がなかったため、もしかして家出かなと思った。そこで、2人の写真を撮って話すネタにしようと思った。2人の家まで送ろうかと聞いたら、平田さんから『遊びに連れてってほしい』とせがまれた。そして、2人が車に乗り込んだ。平田さんは『京都に行きたい』と言い、星野君も賛同。だが、刑務所に行く用事があったので『無理、行かれへんから家まで送る』というと平田さんは『帰りたくない』と頑なに拒否。リアルに家出だと思った。平田さんは『寝屋川には戻りたくない、帰ったら車にむりやり乗せられた、おっちゃんにレイプされたって言うよ』と脅され、帰宅を拒否。そこで犯行となってしまった」

 さらにこんな滑稽な主張を続けた。

「平田さんの口をおさえ、クビに手をやると気を失ったので、仕事のためのカッターがあるのを思い出し、切ってショックを与えた。生き返るワケないなと、切るのをやめて戻った」

 山田浩二は、同月2日の第2回公判で、星野君の母親が生前の思い出を語ると、またタオルを目にあて天を仰ぎながら号泣。その声が法廷に響き渡った。

 検察によると、山田浩二は、2人を殺害した後、大阪市北区の同性愛者が集うサウナ「D」に出かけ、なぜか他人が使ったコンドームやティッシュを持ち出した。

 星野君の遺体を大阪府柏原市の山林に遺棄した際に、コンドームやティッシュを周辺に置くという偽装工作をしたとされる。

「山田浩二はずっと取調べには黙秘。だが、過去の山田浩二の犯行から、他人に押し付けるため同性愛者の仕業に偽装しようと置いたとみられる」(捜査関係者)
山田浩二の法廷でのパフォーマンスが功を奏すのか?
初公判の翌日、証言した平田さんの母親は「あの男は最低、人間のクズ」と怒りをぶつけた。

 12月19日に判決は言い渡される。

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*