日本人のラーメンに対するコダワリは
まさに「ラーメン道」です
四国にウドン県があるんですから
東京にラーメン区 あってもいい! (^_^;)
旬のラーメンが食べたくなったら、今行くべきは新宿御苑前。
“間違いなく旨い一杯”に出会える、注目のラーメンタウンなんです。
ターミナル駅でもないのに、人気ラーメン店が続々とオープンしているのが新宿御苑前エリア。
そこで“ラーメン大王”の小林孝充さんに新宿御苑前で必食の一杯をピックアップして解説していただきました。
コンパクトなエリアに人気店が集中しているからこそ、ラーメンのハシゴだっておすすめなんです。
SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店
新宿御苑エリアを一躍注目エリアにのし上げたのは、やはりこちらの店の存在が大きいでしょう。
2018年に幡ヶ谷から移転してくると、すぐに移転前以上の行列を作り上げ、その人気を加速させています。
こちらで食べていただきたいのは、移転したタイミングで新たにメニューに加わった「蛤と真鯛の塩そば」。
元々の売りであった蛤の出汁を真鯛のスープと合わせ、動物系をあえて使わずに旨味を際立たせたラーメンになっています。
白トリュフやポルチーニの香りが、それらの味わいをさらに引き立たせます。
この怒涛の旨味の洪水はぜひ実際に味わってみてほしいです。
新宿の名店「らあめん 満来」
「佐高」はその満来で修業しそのスピリッツを受け継ぐ、こちらもまた名店といえるお店です。
佐高の売りは何と言っても、自家製麺。
白い色味のストレートの麺はすすって心地よく、そのたおやかさ、香りのよさがすばらしいです。
その麺がシンプルに味わえる「らーめん」もよいですが、こちらで食べていただきたいのは「納豆つけらーめん」。
つけだれを覆うのは納豆に玉子を加えふわふわに混ぜたもの。
ここに麺をくぐらせるとそれらが思いっきり絡んできます。
麺にのった刻み海苔と一緒に、その味を楽しんでいただきたいです。
博多一瑞亭
最近では、都内ではやや話題になりにくい、博多とんこつラーメンというジャンルで2016年に彗星の如く現れ話題となったのが、こちらの博多一瑞亭。
話題になった要因はそのとんこつスープ。
一般的な博多ラーメンに比べるとやや黒みを帯びていて、表面に軽く泡が浮くそのスープは髄の旨味をしっかりと感じられ、ほどよい濃度とコクもあるので、とんこつ好きならば誰もが納得する味と言えるでしょう。
上にのってくるバラ肉のチャーシューもまた旨い!
お決まりの辛子高菜やニンニクを入れて、自分好みにカスタマイズするのもいいでしょう。
麺や 庄の gotsubo
毎年のように話題の新店を立ち上げ、今ラーメン業界で一番勢いがあると言っても過言ではないラーメンクリエイター、庄野智治氏率いるMENSHOグループ。
そのMENSHOグループの店がこの新宿御苑エリアには2軒存在します。
一つは「二丁目つけめん GACHI」、そしてもう一つがこの「麺や 庄の gotsubo」。
開店当初は季節ごとの野菜を使ったベジつけ麺を売りにしていましたが、現在はラーメンのみのメニュー構成に。
隠し味に牡蠣を使用しており、上品な飲み口の中に深みが感じられます。
不定期で提供される創作性の高い限定ラーメンにも注目です。
本家 第一旭 新宿店
京都駅近くの人気行列店であるあの「第一旭」が2018年12月に東京に進出しラーメンファンの間で今話題になっています。
豚骨清湯をベースとした濃い醤油色のスープ。
表面には油が浮き、しょっぱさよりも独特な甘さがくるのが特徴的です。
薄切りのチャーシューとともに京都ラーメンの特徴とも言える細もやしがのって、これらを細いストレート麺といっしょに口の中に運ぶのがたまりません。
そしてそのラーメンを彩るのは、やっぱり九条ネギ。
トッピングとして九条ネギ増しも用意されており、たっぷりのネギとともに楽しむのもまた乙です。
教えてくれたのは…
小林孝充さん
TVチャンピオンラーメン王選手権第8回・第10回優勝。
歴代ラーメン王によるラーメン大王決定戦で優勝し初代ラーメン大王に。
ラーメンの食べ歩きは全都道府県に及び、これまでに食べたラーメンの杯数は14,000杯を超える。
ラーメンに限らず美味いもの好きで他のジャンルも積極的に食べ歩く。
ラーメンWalker百麺人。TV・雑誌登場多数。