名古屋市港区の会社車庫で会社役員国本力義さん(54)の遺体が見つかった事件で、愛知県警は1日、死体遺棄容疑で逮捕した知人の平山智章容疑者(41)を殺人容疑で再逮捕した。
発表によると、平山智章は4月4日午前9時15分頃、経営する同区の不動産会社の事務所内で、国本力義さんの頭部を金属製の棒(長さ約40センチ、重さ約2キロ)で複数回殴って殺害した疑い。
調べに「国本力義さんを殺したことは間違いないが、強い殺意があったわけではない」と供述しているという。
凶器とみられる棒はダンベルのシャフトで、事件当時、平山智章の事務所内にあったという。
室内からは国本力義さんのものとみられる血痕も見つかっている。
捜査関係者などによると、国本力義さんと平山智章は昨年、不動産仲介などの仕事を通じて知り合い、土地の開発案件を巡って金銭トラブルになっていた。