かなり前の健康診断で「軽い貧血ですね」と言われたことがあり、それ以来、鉄分の摂取には気を配っている
具体的には、総合ビタミン剤とは別に、ヘム鉄のサプリメントを飲んでいる
そしたら、たまたま今回読んだこの本の結論が「サプリメントでヘム鉄を摂りましょう」だったので驚いた
日本人の平均的な食生活では、鉄分が不足するらしい
本書の著者は精神科医で、
健康診断に現れない身体症状
具体的には
疲れやすい
眠れない
イライラする
などという症状の患者さんの相手をしている
うつ病など、精神科や心療内科が扱う症状には、心因性(脳に原因がある)と器質性(体に原因がある)があるが、器質性うつ病には鉄分の不足が深く関わっている
鉄分が不足すると、まず最も重要な血液製造に鉄分を使うので、脳や皮膚などに鉄不足の影響が現れやすく、疲れやすい、肌が荒れるなどの症状が出る
しかし、とりあえず血液は正常に作れているので、血液検査で貧血などの異常値は出ない
A)鉄分がすごく不足 → 貧血(血液検査で異常が出る)
B)鉄分がすこし不足 → 疲れやすい等(血液検査で異常が出ない)
C)鉄分が不足してない → 問題なし
これが「健康診断に現れない身体症状」が出るメカニズムのようだ(ちょっと単純化のし過ぎかもしれないけど)
(^_^;)
▼なつかしいバブル期のCM「鉄骨娘」