「 餃子の王将」社長だった大東隆行さん(←)射殺事件。
特定危険指定暴力団・工藤会系石田組幹部のヒットマン田中幸雄(56)(殺人容疑などで逮捕)と似た男が事件前日、京都市にある大東隆行さんの自宅周辺の防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。
京都、福岡両府県警の合同捜査本部は11月3日、ヒットマン田中幸雄が所属する、特定危険指定暴力団・工藤会系石田組事務所(福岡県春日市)を捜索。
特定危険指定暴力団・工藤会(→)系石田組による計画的犯行の解明を進めている。
大東隆行さん(当時72)射殺事件は、2013年12月19日早朝に発生。
「 餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さんが、京都市山科区の本社に車で出勤した直後に射殺された。
防犯カメラには直後に走り去るバイクが映っていた。
大東隆行さんの自宅は現場から約1キロ離れた場所にあり、周辺の防犯カメラ映像を精査したところ、事件前日に自宅近辺を歩いている不審な男が確認された。
京都府警は、ヒットマン田中幸雄(→)が事件実行前に、大東隆行さんの在宅を確認した上で、襲撃機会をうかがっていた可能性があるとみている。
現場近くのたばこの吸い殻から検出されたDNA型が、ヒットマン田中幸雄と一致した。
逃走用バイクは、現場から2キロ離れたアパート駐輪場で乗り捨てられ、銃を撃った際の硝煙反応がハンドルから検出された。
▲工藤会トップには、別事件で死刑判決が出ている