新宿・歌舞伎町の新宿コマ劇場跡地に17日開業する新宿東宝ビルで9日、同ビル中腹に設置されたゴジラの頭「ゴジラヘッド」のお披露目点灯式が行われた。
式典では、新宿区の吉住健一区長がゴジラに区の「特別住民票」を授与し、「新宿観光特使」に任命。
「ゴジラに(劇中で)破壊された町はその後、繁盛すると聞いている。次回は歌舞伎町を舞台にして」と異例の襲撃要請を行った。
新宿東宝ビルは都内最大級シネコン「TOHOシネマズ新宿」(17日開業)と高層ホテル「ホテルグレイスリー新宿」(24日開業)などが入った複合商業施設。
ゴジラヘッドは、54年の初代作品当時の設定に近い地上から52メートルの高さから歌舞伎町を見下ろす。
式典にはこの日の“主役”ゴジラをはじめ、吉住健一氏(新宿区区長)、大西洋氏(新宿観光振興協会理事長)、片桐基次氏(歌舞伎町商店街振興組合理事 長)、市川南(東宝株式会社取締役)が出席した。
吉住区長は「日本が世界に誇るキャラクターが、新宿と歌舞伎町のシンボルとして、新たな賑わいと活力を創 出してくださることに期待しております」とあいさつ。
市川取締役は「過去にゴジラが、新宿を襲ったのは3回。これまでは破壊するばかりでしたが、今後は新 宿、そして歌舞伎町の発展のお手伝いができれば」と話した。
4月17日にグランドオープンする新宿東宝ビルは、都内最大級の映画館・TOHOシネマズ新宿(17日開業)と超高層ホテル、ホテルグレイスリー新宿 (24日開業)を核テナントとして、アミューズメントや飲食・物販店舗などバラエティに富んだ施設が集結。
8F屋外テラスに設置されたゴジラヘッドは、新 宿・靖国通りからその姿が確認できるほか、同ホテルには2部屋限定で“ゴジラルーム”も用意される。
【ゴジラヘッド概要】
▽設置場所:新宿東宝ビル8F 屋外テラス
▽設置面積:258平方メートル(78坪)
▽設置工作物:ほぼ実物大のゴジラ頭部
▽高さ:テラス床面から12メートル(地上から52メートル)
▽重さ:約80トン
▽材質:GRC(Glassfiber Reinforced Cement)
*ガラス繊維で補強したセメント
▽工期:2014年10月~2015年4月
▽制作:(株)東宝映像美術
【新宿東宝ビル8Fテラス「ゴジラヘッド」入場制限について】
5月17日(日)までは、ホテル宿泊者と8Fカフェ利用者のみ入場可。
5月18日(月)以降の予定は、詳細が決まり次第発表される。