秋田県男鹿市で12月31日、大みそかの伝統行事「なまはげ」が行われた。
鬼のような面をかぶり、わら装束を着たなまはげたちが「ウオー」「泣く子はいねがー」と雄たけびを上げながら、集落の家々を巡り歩いた。
同市の安田忠光さん(64)方には午後5時すぎ、なまはげに扮した男性3人が訪れた。
家族で帰省していた孫の鈴木久玲羽ちゃん(6)に「言うこと聞いてるかー」と大声で尋ねると、久玲羽ちゃんは「おりこうさんにしています」と泣きながら答えていた。
なまはげは厄を払い、福をもたらす神の使いとされ、家主は料理や酒でもてなすのが習わし。
国の重要無形民俗文化財に指定されている。