佐賀県は7日、道交法違反(事故不申告)、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)などの疑いで逮捕された佐賀中部農林事務所の主査、久原洋一(45)=杵島郡白石町=を懲戒免職にした。
佐賀中部農林事務所の主査、久原洋一の処分は同日付。
佐賀中部農林事務所の主査、久原洋一は、県の聞き取りに飲酒運転したことも認めているという。
県人事課などによると、佐賀中部農林事務所主査の久原洋一は4月25日、関係団体との懇親会で飲酒した後、同日午後9時50分ごろ、佐賀市久保田町の国道で乗用車を運転中、20代男性の軽乗用車に追突してけがを負わせ、警察に届け出ずに立ち去った疑いで、佐賀南署に5月31日に逮捕、6月2日に送検された。
逮捕直後、佐賀中部農林事務所主査・久原洋一は「助手席に乗っていて、運転席には名前の知らない男性が乗っていた」などと容疑を否認していたが、その後、当て逃げ容疑や車が無車検、無保険だったとする容疑を認めていた。
県の聞き取りに対し佐賀中部農林事務所主査・久原洋一は「頭がパニックになり、逃げたいと思った。被害者、関係者、職場の方に申し訳ない」と話しているという。
事故発生後、佐賀中部農林事務所主査・久原洋一は、長崎県や大分県、福岡県久留米市などにいたという。
飲酒運転を巡る県職員の懲戒処分は12年ぶり。
農林水産部長ら4人も管理監督責任で文書訓告とした。
進龍太郎総務部長は「飲酒運転の防止を含め職員の服務規律保持は注意喚起していたが不祥事が発生し、深くおわび申し上げる」とコメントした。