30年から50年に1度しか咲かないとされる「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」が千代田区の日比谷公園で開花し、来園者らを驚かせている。
アオノリュウゼツランは中南米の熱帯域で育ち、テキーラの原料になる。
「センチュリー(世紀の)プラント」とも呼ばれる。
同公園サービスセンターによると、同公園のアオノリュウゼツランは1960年代に植えられたとみられる。
今春頃から突然、茎が1日に約10センチずつ伸びるようになり、高さ6メートル以上に。
今月18日に開花し、緑のつぼみから黄色の花びらが次々現れた。
咲き終わると栄養を使い果たし、枯れてしまうという。
花を撮影していた千代田区の男性(75)は「人生で一度だけのチャンスかもしれない。花も見応えがある」と喜んでいた。