殺人犯の矯正可能性と死体性欲

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この種の通り魔的な殺人は、物とりや怨恨といった伝統的な動機とは異なるので、「動機なき殺人」と呼ばれることもありますが、実は殺害動機は有り過ぎるほど有る!とも言えそうです

死体や殺人で性的興奮を感じるというのが、この種の犯人たちに共通の殺害動機です

余りにもオゾマしいので余り報道はされませんが、殺人を犯した犯人が死体とたわむれながら性的興奮の極みに達し、射精に至るという場合も少なくありません

よく「愉快犯」などとも呼ばれますが、「殺してやったぜ、キャッハー!」というような、牧歌的な世界ではなく、犯人は人を殺すことによって、あるいは自分が殺した死体とたわむれることによって、全身を貫くような快感(絶頂感)を味わっているようなのです

これはDNAレベル(遺伝)であることが多く、残念ながら矯正の可能性は極めて低いです

そして今回の犯人は19歳ですから、少年法に守られて極刑を免れ、おそらく数年で社会復帰します

そしてまた同じ犯罪(殺人)を繰り返す可能性があります

この種の犯人に「殺人をやめろ!」と言うのは、同性愛の人に「異性を愛せ!」(あるいは、異性愛の人に「同性を愛せ!」)と言うようなものです

前者は社会に重大な迷惑を及ぼし、後者はそうではないという、法的には重大な違いがありますが、深層心理の性的欲求メカニズムは、よく似ているように思えます

もしあなたが、ごくふつうの異性愛の人なら、「異性愛をやめて、同性を愛せ!」と言われた時、どう感じるでしょうか?

異性愛や同性愛にも性的欲求の個人差(強弱)があるように、死体愛(殺人愛)にも性的欲求の個人差があるように思えます

死体愛(殺人愛)の性的欲求があるけれど弱い人は、理性で制御(コントロール)して実行には及びません

いわゆるサディズム傾向のある人には、そのようなタイプの人が多いのかもしれません

しかし少数ながら、そうではない人(理性で制御できない人)も確実に存在しているようです

DNAレベルの強烈な性的欲求ですから、理性で簡単に制御できるようなものではないので、本人にもどうしようもないのでしょう

このような不幸なDNAで生まれてきた哀れな人を、法で「罰する」ことの妥当性には議論が必要ですが、社会から「隔離する」ことの必要性には異論が無いと思います

問題なのは、殺害動機がDNAレベルかどうかの確定的な判断が難しい(ほとんど不可能!)ということです

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たぶんDNAレベルだろうという程度なら誰でも言えますが、刑事裁判の判決として合理的に確定させるのは、今のところ、まず無理なのではないでしょうか?

無理ならば、現行少年法に従って数年後には社会に解き放ち、次の犠牲者が殺されるのを待つ!ということになります

この種の犯人には、虫や小動物を殺すことを異常に好むという「前兆」があるのですが、これだけで逮捕したり社会から隔離するのは、非常に困難です

人間存在の根元に関わる「心の闇」であり、「神のみぞ知る」の世界です

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恐ろしいことです・・・

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