日本の電車は燃えないと思ってたのに
意外と簡単に 燃えちゃった (;´Д`)
東京都渋谷区代々木のボクシングジムから出火し、小田急線の電車の屋根部分に延焼した火災で、出火から4時間たった9月10日午後8時10分現在、新宿-経堂間は運転を見合わせたまま。
小田急の担当者は「火災の現場の危険性を見極めており、復旧のめどは立っていない」としている。
小田急によると、新宿-代々木上原間で現在、電気を止めている。
架線などはすでに復旧しており、火災現場の危険性が除去できれば再開の可能性も。
経堂-小田原間で折り返し運転を実施している。
東京消防庁によると、ポンプ車など計26台が出動し、火は午後5時50分ごろまでにほぼ消し止められた。
出火元の3階建てのボクシングジムは、計80平方メートルが焼失。
当時建物1階に6人がいたが、いずれもけがはなかった。
また、小田急線の本厚木発新宿行きの各停電車(8両編成)に延焼し、7号車の屋根部分が15平方メートル焼損した。
電車には乗客約150人が乗車しており、いずれも避難して無事だった。
屋根から炎が上がる車両の中からは、「ドアを開けろ」と叫ぶ乗客の声が響いた。
9月10日、小田急線の火災を間近で目撃した男性によると、車両内の電気が消え、乗客は動揺した様子だったという。
火元の建物と線路を挟んだ反対側に住む自営業武藤淳さん(51)は、けたたましいサイレンの音で火災に気付いた。
建物から火柱が上がっており、そこに電車が走り込んで停車した。
屋根が燃え始めると、電車は少し進んでまた止まった。
車内では、乗客が火災に気付き、運転席に向かって「ドアを開けろ」と叫んでいた。
運転席から数人が出た後、乗降用の扉が開き、乗客が次々と線路に降り始めた。
しばらくすると、前方の参宮橋駅から数人の職員が駆け付けた。
抱きかかえるようにして乗客を降ろしていったが、全員が脱出するまでに20分ほどかかった。
武藤さんは自宅で窓を開けたとき、顔が焼けるほどの熱を感じたという。
外からは、沿線住民に避難を促す声が聞こえていた。
10日夕、東京都渋谷区代々木のボクシングジムから出火し、電車の屋根部分に延焼した火災があった小田急線は11日始発から平常運転をしている。
10日夕の火災は、小田急参宮橋駅から南西約450メートルの住宅街で起きた。
小田急電鉄によると、この影響で新宿-経堂間で運転を一時、見合わせ、約7万1千人に影響が出た。
乗客約300人は線路に降りて避難した。
小田急によると、車体はステンレス製で燃えないが、屋根は高圧電流が流れる架線に近いため、絶縁体の役目を果たすウレタン樹脂で一部をカバーしている。
樹脂には難燃剤を混ぜているが、燃えないわけではないという。