来年の春は日本全体が大変な祝賀ムードになりそうですが、一方で「昭和」が遠くなり、一抹の寂しさを覚えます。
現在30歳以上の人は昭和生まれですから、まだまだ仲間は沢山いるんですけどね (^_^;)
日本政府は10月12日午前の閣議で、天皇陛下の譲位と皇太子さまの新天皇即位に伴う一連の式典を円滑に進めるための「皇位継承式典委員会」の設置を閣議決定した。
安倍晋三首相が委員長を務め、各式典の会場や参列者の範囲など具体的な概要を順次作成する。
安倍首相は閣議後に開かれた式典委の初会合で、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となられることを示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」を再来年4月19日に行うと発表した。
来年に限り、皇太子さまが即位される5月1日と皇太子さまの即位を国内外に示す「即位礼正殿の儀」(即位の礼)が開かれる10月22日を祝日とする方向で検討する考えも示した。
安倍首相は、祝日に挟まれる来年4月30日と5月2日も休日扱いとする方向で調整する方針も明らかにした。
実現すれば前後で10連休となる。
安倍首相は「天皇陛下のご退位(譲位)と皇太子殿下のご即位が国民の祝福の中で、つつがなく行われるよう、政府を挙げて取り組んでいく」と述べた。
式典委は安倍首相のほか、官房長官と3人の官房副長官、内閣法制局長官、宮内庁長官、内閣府事務次官で構成する。
また、官房長官を本部長とする「式典実施連絡本部」を発足させ、会場警備や外国賓客の接遇などを担当する各省庁間の連絡体制を整える。
日本政府は4月、一連の式典の大枠を定めた基本方針を閣議決定した。
式典委はこれに基づき、平成の代替わりの経験を踏まえ、皇室の伝統や憲法との整合性に配慮しながら、現代にふさわしい式典の実現を目指す。
職場に長期休みがない、有休を使いづらい人でも、これなら長期休暇を満喫することができる。
喜んでいる人が多いかと思いきや、ネットでは、
「サービス業の我々にとって死を意味する」
「”医療難民”が診療している医療機関に殺到パニック」
などと懸念する声が相次いでいる。
サービス業の人たちは今から戦々恐々としている。
「『寧ろ書き入れ時でいいじゃん』って声聞いたけど、増収になるのは会社であって現場で働く人たちには何の恩恵もないんだよ……普段通りの給料で、数倍忙しくなるわ、変な客は増えるわ、トラブルは多くなるわ……」
10連休ともなれば、飲食店は混み合う上、浮かれて羽目を外す客も増えそうだ。
それなのに給料が上がらないとなれば、文句の一つも言いたくなるだろう。
「むしろサービス業従事者感謝の休日を作ってほしい」
「いっそ店も休みにすればいいのに」
という声もあった。
「一斉に休みになると病院や銀行等も不便」
という声もある。
4月28日(日)から5月6日(月)の振替休日まで、多くの病院が休みになると思われる。
体調を崩しても近所の病院は休診、休日診療所や当番医は混雑しているといった事態に陥りそうだ。
休み明けの5月7日(火)も混み合う可能性が高い。
連休は遠出のチャンスだが、
「どっか行こうとすると旅行も特別料金だし混雑する」
と嘆く人もいた。
ホテルや旅館は繁忙期に値上がりする。
行楽地は、混雑でゆっくり観光できないことも考えられる。
正社員で月給制なら、たとえ祝日が多くても普段と変わらない額の給与を受け取ることができる。
しかし、非正規雇用で日給制の人は、休みが増えると収入も減ってしまう。
契約社員として働くという女性は
「10連休…収入が10万円近く減ってしまう…」
と嘆いていた。
せっかく休みがあっても、収入が足りなくて遊びに行けないということになりかねない。
子どもを持つ親からは、
「子供たちが10日間うちにいるってことよね。いや、頼むから給食だけでも食べさせて」
という声も上がっていた。
学校が休みになる分、昼食の用意や宿題の監督など、子育て、家事の負担は増大する。
10月のこの時期は、すでに来年のカレンダーや手帳が発売されている。
手帳「ムーンプランナー」の公式ツイッターアカウントは10連休の発表を受け、
「もう手帳刷って販売しちゃってるのに…なんでもっと早く決めてくれなかったの…とカレンダー屋さんは死にそうな気持ちです……」
とツイートしていた。