▲映画「日本のいちばん長い日」(2015年版)予告編
今年は昭和史を読んでみようかなと思っていたのですが、その矢先に重要な語り部を失った気分です
呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)の名誉館長でした
(T_T)
「日本のいちばん長い日」など、昭和史に関するノンフィクション作品を多く手がけた、作家の半藤一利(はんどう・かずとし)氏(→)が亡くなったことが1/12分かった。
90歳だった。昭和5年、東京生まれ。
昭和28年、東大文学部を卒業し、文芸春秋新社に入社。
編集者として「連合艦隊の最後」の著者、伊藤正徳氏を担当し資料集めや取材をする中で、昭和史への造詣を深める。
昭和40年には大宅壮一編として、玉音放送までの一日を描いた「日本のいちばん長い日-運命の八月十五日」を発表。
平成7年に「決定版」として、自身の名義で改訂された。
文芸春秋では「文芸春秋」「週刊文春」編集長や専務などを歴任。
司馬遼太郎氏との交流も長かった。
平成5年「漱石先生ぞな、もし」で新田次郎文学賞、平成10年に「ノモンハンの夏」で山本七平賞、平成27年に菊池寛賞を受賞。
妻でエッセイストの末利子さんは夏目漱石の孫。
▲映画「日本のいちばん長い日」(1967年版)予告編