0旅と散歩
海軍航空隊と石岡のおまつり
山手線は上下に細長い
▲路線図ではこんなふうに丸く描かれることが多い
大ざっぱに言って、いかにも東京という都会的なエリアは下半分で
池袋は埼玉県、上野は東北地方というイメージもある
首都圏に住んでる人なら、山手線の全駅はともかくとして、主要駅(上の太字の駅)くらいの場所はほぼ正しく知ってると思うけど、関西人だとそうでもないみたい
大阪にも山手線みたいな「大阪環状線」があります
どんな駅があるのか東京の人はほとんど知らないし、うっかり乗って奈良方面まで連れて行かれたりもします(私も昔やった)
グルグル回ってるから丸いだろうというイメージに反して、山手線は上下にかなり細長く、品川大崎間なんて「行って戻る」みたいにとんがってて、なんでこんな変なルートにしたんだろうと不思議に思うこともあります
私は今、品川駅の近くに住んでるから山手線にはしょっちゅう乗るんだけど、新橋、東京、上野へ行くときは、山手線と並行して走ってて停車駅の少ない常磐線(上野東京ライン)が速くて快適です
同じ上野東京ラインでも、品川駅には途中停車するだけの東海道線経由(6番線)と違って、品川駅始発(10番線)なので必ず座れます
日中は空いてるから4人ボックス席(→)をひとり占めして、ちょっとした旅行気分も味わえます
(^_^;)
有名なムンクの絵「叫び」(→)で
叫んでる男の顔の形が
山手線に似てますね
(^_^;)
▲新幹線が止まるので主要駅になっている上野駅だが
乗降客数ランキングでは、さほど上位ではない
銀座に近い有楽町が大崎より下、というのがちょっと意外
パチンコ屋でクルマ炎上100台
厚木のパチンコ屋で8/20、クルマが100台以上も炎上しました
パチンコ屋の駐車場管理に問題があったと非難する意見もありますが、私はEV電気自動車のバッテリー爆発が原因ではないかと危惧しています
クルマというのは衝突事故でもなければ、そうそう簡単に燃えるものではありません
普通に駐車していたクルマが自然に炎上したとすれば、放火かEV車の自然発火(バッテリー爆発)の可能性が高い
パチンコ屋の駐車場なら、最初に出火したクルマの周囲にまったく人がいなかったはずもなく、火災報知器もあったでしょうから、すぐに消火器で火を消そうとしたはず
それでも消しきれずに100台も燃えたということは、火元のクルマの火力が非常に大きかった訳で、これもEV車のバッテリー爆発ならありそうなことです
7/25にオランダ沖で発生した自動車運搬船「フリーマントル・ハイウェイ」の火災は、欧州では大事件として報道されています
この火災で船員の1人が死亡し、被災した約4000台のうち1100台はポルシェで、残りはVWブランド、アウディ、ベントレー、ランボルギーニなどの欧州車
まだ火災原因は確定していませんが、船員から
「EV車から出火して、
火の勢いが激しくて消火出来なかった」
との証言もあるので、EV車のバッテリー爆発の可能性が濃厚です
すでにノルウェーの海運業者が
「今後、EV車は運ばない。
火災が起きることが怖いのではなく、
EV車の火災(爆発)は火力が激しくて消火できないからだ」
としています
厚木のパチンコ屋の火災では死者こそ出ていませんが、場所がトンネル内だったらと考えると非常に恐ろしい感じがします
EV車のバッテリーは、スマホと同じリチウムイオン電池(LIB)なのですが、スマホが爆発して大ヤケドを負う事故がときどき起きているように、LIBの安全性はまだ完全には確立されておらず、技術的には改善途上の「やや危ない技術」です
クルマによる交通事故で毎年多くの死者が出ている現状を見れば、事故原因の多くが運転者にあるとは言っても、クルマ自体がまだ「やや危ない技術」なのかもしれません
((((;゚д゚))))
過去140年間、東京の気温が暑くなっている証拠
上の図は、夏(6~9月)の東京における過去140年間の日別平均気温です
色は2度きざみで、もちろん赤っぽい方が暑い
今はエアコンの無い夏は考えにくい状況ですが
エアコンが普及する以前(高度成長期以前)
エアコン無しでどうやって暮らしていたのだろう?
などと考えますが、
単純に今より涼しかった!
ということが上の図を見ると一目瞭然です
暑くなっている原因について、CO2排出による地球温暖化が叫ばれていますが、これはウソだという主張も最近は増えてきています
地球の温度が長期的に、氷河期とそうではない時期を周期的に繰り返しながら変動していることは、考古学の研究などで明らかになっており、CO2排出とは関係ない温暖化の可能性もある
CO2排出でやり玉に挙げられているのがガソリン車による排気ガスで、その対案としてEV(電気自動車)へシフトする方針が出されています
このEVシフトを強硬に主張しているのがEUと中国なのですが、どうもガソリン車の市場でトヨタの一人勝ちになっているのが気にくわなくて、ことさらにガソリン車を攻撃しているようにも見えます
今の勢いでガソリン車の製造販売が全面禁止されれば、ガソリン車製造比率が高い日本経済は大打撃を受けます
現行ルール(ガソリン車)では日本に勝てない!
それならルールを変えてやれという卑劣な作戦です
オリンピックなどの国際スポーツ種目などで、日本人など非白人の選手が上位を占めるようになると、政治力や外交力を使って白人選手が有利になるように競技ルールを変えてしまう
それがEUなど白人国のスポーツ競技団体の常とう手段になっています
EU諸国は中国を巻き込んで、そんな卑劣なルール変更を、世界の自動車市場でもやろうとしているのではないか?
そんな疑念が強くなってきています
その一方、EVシフトは必ずしもCO2削減にはつながらないという研究成果が増えており、トヨタなどガソリン車勢力への追い風になっています
たしかに走っているクルマだけを見れば、EV(電気自動車)はCO2を排出しない
しかしEVの燃料であるバッテリーを充電するには大量の電気が必要で、その電気の発電には(原子力発電でなければ)大量のCO2を排出します
さらにEV(電気自動車)の製造には、バッテリーやモーターなどの製造に必要な原料確保(レアメタル採掘など)で多大な環境汚染が伴います
レアメタル生産は現状では中国がほぼ独占していて、世界経済の対中依存度も高まります
非常に身勝手で他国の都合など一切考えないエゴイスト集団のチャイナチス中国共産党が、世界経済の主導権を握ることが、人類の平和と安定のためにどれほど危険なことか!
幸いなことに、中国で不動産バブルが弾けて中国の国家財政は急速に悪化しつつあり、中国政府によるEV(電気自動車)への補助金は廃止されつつあります
もともと補助金が無ければEV(電気自動車)はコスパでガソリン車に太刀打ちできませんから、巨大な中国マーケットでのEVシフトはストップしつつあります
ガソリン車からEV(電気自動車)へのシフトは、いま正念場を迎えている感じです
話を暑い夏に戻すと、エアコンの無い夏は考えにくい今日このごろですが、もし大停電などで電力供給が突然ストップしたらどうなるのだろう?
たぶん日本全体で毎日数十人、数百人が、熱中症で亡くなるかもしれない
もしそうなったら私は夜、ベランダにベッドを出して寝ようと思っています
蚊帳(かや)が必要になるかもしれませんね
(;^_^;;;)
トー横界隈を歩く
今日は新宿で高校の友人たちとランチ
その後、前から見たかった「トー横界隈」(とーよこかいわい)を一人で歩きました
トー横界隈とは、新宿歌舞伎町の新宿東宝ビル(→)の周辺エリアや、そこにたむろしている子供たち(トー横キッズ)のことを言います
新宿東宝ビルは、旧コマ劇場跡に出来たビルで、東宝の映画館(TOHO CINEMAS)などが入っていて、ビルの上に東宝映画の大スター「ゴジラ」の像があるので「ゴジラビル」などとも呼ばれている
その新宿東宝ビルの横だから「トー横」
「東横」と書くと電車の東横線とか、改装中の東横デパート(東急百貨店東横店)などと紛らわしいので、トー横と書くようです
▲トー横界隈の周辺マップ
▲トー横界隈の拡大マップ
私は良く言えば現場主義、悪く言えば野次馬根性で、事件や事故の現場、あるいは話題のエリアの雰囲気をその場に行って直接見たい、五感で体感したいという気持ちが非常に強い
いつの時代、どこの国でも、親や大人社会に反発したり適応しにくい十代の子どもたちというのは、一定比率で確実に存在する
それが家出同然に東京に出て来て、同じような気持ちの仲間に出会う場所の一つになっているのがトー横界隈
青春小説の舞台になりそうな場所で、大阪名古屋福岡などにも似たような場所がある
親や大人社会に反発するというのは、ある程度は健全な成長期の反応
まったく反発も抵抗もなくスルっと大人になってしまう子の方が、人生を長い目で見ると、アブナイ心理要素を秘めている可能性もある
この辺は新宿歌舞伎町の中心エリアで、もともと治安がかなり悪いのだが、そこに十代の子どもたちが集まっているから、相当アブナイ雰囲気になっているようだ
中にはお金がなくなって「パパ活する」(援助交際する、体を売る)女の子も出て来たりで、社会問題化している
ただ、今日はメチャ暑くて(35度くらい)、シネシティ広場にたむろしている子供たちは少ないようだった
インバウンドの外人観光客はいっぱいいた
このシネシティ広場、西武新宿駅側には武蔵野館という映画館があったんだけど、取り壊されて東急歌舞伎町タワーという高層ビルが建っていて、風景が一変していました
パパ活(いわゆる立ちんぼ売春)の本場と言われている大久保公園周辺にも行ってみたが、あまり人がいなかった
冷房の効いた周辺ビルに逃げ込んでるのかな?
周辺ビルのトイレを利用しようとしたら、入口でコインを投入しないと入れなかった
ビル内のお店を利用して、お店からコインをもらわないと、トイレを利用できないシステムになっている
トイレが犯罪(麻薬や覚せい剤取引など)の現場に悪用されないための、ビル管理者側の予防策ではないかと思う
帰りに紀伊國屋書店に寄った
ここは高校時代、毎日のように通っていたなつかしい場所
私は月に100冊くらい本を入手するけど、今はほとんどがアマゾン経由で、書店に行くことは激減した
昔は書店に行くと、買った本が重くて持ち帰りに苦労したんだけど、アマゾンなら家に送ってくれたり、ダウンロードしたりで、ぐっと楽になった
ただ、アマゾンだと立ち読みが出来ないので、たまには大きな書店へ行くようにしている(ほとんど買わないので、書店には申し訳ない)
アマゾンのせいか書店業界は壊滅状態だが、紀伊國屋書店は健在でうれしかったよ
帰宅してネットニュースを見ていたら、2日前(8/10)に小池都知事がトー横界隈を現場視察していたらしい
多数の警官に守られて物々しい視察だったようだが、こんなものは変装してお忍びで行かないと意味ないと思うけどね~
(^_^;)
▲パフォーマンス感丸出しでトー横界隈を「視察」する小池都知事
死刑囚の歌「思い出のグリーングラス」
台風6号が去ったと思ったらすぐに台風7号が接近中で、8/15ころ紀伊半島あたりに上陸しそうです
新幹線や空の便が混乱して、お盆休みで里帰りする人たちには大迷惑
私は東京育ちで、遠くに引っ越したという経験が無い
旅や出張はいろいろしたけど、それは短期間なので、東京に戻っても「里帰り」という感覚にはならない
だいたい、東京って「里」っぽくないしね
だから里帰りしたときの気持ちというのは、本当は良く分からないのですが、子供の頃に遊んだ場所とかに触れて胸がキュンとしたりするのかな?
そんな気持ちを歌った曲に「思い出のグリーングラス」という名曲がありますね
この歌は日本の小中学校で音楽の授業に使われたり、NHKの「みんなのうた」で放送されたりしているので、知らない日本人は少ないであろう有名な曲
日本語に訳された歌詞では、都会に出て来た若者が孤独の中で懐かしい故郷を思い出したりしています
もちろんアメリカの歌なので、日本語に訳される前の英語の歌詞があります
それを先日じっくり読んだら、じつは途中でとんでもないドンデン返しが起きます
実はこの歌、死刑囚が故郷を思い出している歌なんですよ!
途中までは日本語の歌詞と同じで故郷を思い出しているのですが、それは夢の中の話で、目が覚めたら自分は死刑囚の独房にいて、明日の朝、死刑が執行される
そして自分の遺体は、懐かしい故郷に葬られるだろうという痛烈な歌詞です
このままでは小中学校の授業で使いにくいということなのか、日本語の訳詞ではソフトなものに変えたようです
残酷な現実からは目をそらして無かったものにしてしまうという日本の文化には、多少疑問を感じますけどね
(^_^;)
松永記念館を歩く
先日、小田原の一夜城に登った際に見つけた松永記念館、昨日見学しました
開館は朝9時からで、少し早く着いたので小田原駅の近くの牛丼すき家でビール2本を飲み、30分くらい歩いて記念館へ
いやー、この途中の道が暑かったこと~ (;^_^;;;)
暑さのせいか見学客は私一人
「電力の鬼」松永安左エ門 (→)が晩年を過ごした自宅と茶室を静かに見学できました
帰宅して今日、
を読みました
明治から戦中戦後にかけての日本経済史の、ド真ん中を駆け抜けたような波瀾万丈の人生
昨日訪れた晩年の自宅に、総理大臣池田勇人とか、数多くの政財界人が通ったのですね
この松永安左エ門さん、福沢諭吉とか明治の話がいっぱい出て来るので、かなり昔の人のようでもありますが、1971年に95歳で亡くなられているので、割と最近の人でもあります
上記の本には、実業家・福沢桃介(ももすけ、→)もたびたび登場します
同じく電力事業に傾倒し、時には松永の共同経営者、時には良きライバルだった桃介
ともに日本の電力開発に大きな足跡を残した天才実業家ですが、松永は秀吉に似た人たらしな所があり、桃介は信長に似てやや冷たく人を突き放すような所があった
松永と桃介は、ともに福沢諭吉の「直接の薫陶」を受けた慶応義塾の同窓
桃介の方が7歳年上だが、当時は入学とか学年とかエーカゲンだったので、ほぼ同期に塾生だった
諭吉は晩年、健康のために毎朝約4キロの散歩(三田から広尾や目黒のあたりまで)をしていたのですが、そのときに多くの塾生も同行し、その中に松永と桃介もいて、諭吉の前で時論を戦わせて親しくなりました
桃介は諭吉の娘と結婚(入り婿)して福沢に改名
この桃介さん、右上の写真のようにジャニーズ系の超イケメン、おまけに超お金持ちだったので、モテまくって女性関係は派手だった
のちに日本最初の女優・川上貞奴(さだやっこ、→)と愛人関係(不倫)にあったことでも有名です
このあたり、川上貞奴が主人公の大河ドラマ「春の波濤」でも描かれました
もちろん、愛する娘のダンナが不倫すれば娘の父親である諭吉にとって面白くないのは当然ですが、当時は不倫(特に男の不倫)に対して世の中全般に甘いというか超ユルい感じだったので、大問題にはなっておらず、桃介と諭吉の関係が破綻したりもしていない
そんな訳で桃介と貞奴は、隠すことなく堂々と、愛人関係を続けました
桃介は水力発電所建設のため、たびたび木曽川に現場視察に出かけています
そのとき木曽川にかけた橋(桃介橋)や、貞奴と過ごした別荘(現在の桃介記念館)などが木曽川沿いに現存し、私も以前訪れたことがあります
帰りに川崎のよくいく回転寿司屋に寄ったのですが、そのときの板前さんが超面白い人だった
親が医者で、その仕事の関係で海外で育ち、中学の時に日本に帰国したときは日本語がまったく話せなかった
英語フランス語イタリア語スペイン語が堪能で、今も1年の半分は海外生活、奥さん(イタリア人)は30歳以上も年下の超美人(写真を見せてくれた)
いま海外では日本人の板前が引っ張りだこで、日本での給料の倍以上もらえるとか、そんな人がなぜいま日本で回転寿司の板前をしているのかなど、面白い話をいっぱい聴きました
ビール1本のツモリで入ったのに、話の面白さにグングン引き込まれて、結局3本(今日は合計5本)飲んじゃった
(^_^;)
松永記念館(松永安左エ門の自宅)の居室
晩年の松永は、この部屋で寝起きをしていたらしい
80歳の男性が滑落死 北アルプス燕岳
北アルプス燕岳(つばくろだけ)で8/4、登山中の男性(80)が滑落し、死亡しました。
警察によりますと、8/4午前7時すぎ、神奈川県横浜市の男性(80)が北アルプス燕岳の標高2650m付近で滑落しました。
燕岳から大天井岳に向け登山中で、尾根からおよそ100m滑落したとみられています。
男性は8/3、2人のパーティーで中房登山口から入山。
もう一人の同行者からの救助要請を受けて、長野県警のヘリで松本市内の病院に搬送されましたが、頸椎損傷により死亡が確認されました。
* * * * * * *
私は「歩くの大好き」なので、あちこち歩き回るし、ハイキング程度の低山にも登るが、2650mなどという高山にはほとんど登ったことが無い
だから、この北アルプス燕岳(つばくろだけ)が、どれほど登山難易度の高い山か、正確には知らない
だけど、100mも滑落する危険があるというだけで、80歳には無理があるんじゃないかなぁと感じる
「ワシはまだ若いんじゃ!」と言わんばかりに元気さを強調するじいさんが時々いるけど、年齢を無視した若化粧をしているばあさんに似たものを感じる
(;´Д`)
夏休みの宿題はAIで
アマゾンの商品ページを見ていたら、上のような本が並んでいた
小中学生の夏休みの宿題は、AI(人工知能)に任せようという内容の本
8月下旬になると、子供の夏休みの宿題を一家総出で仕上げるという、古き良き日本の夏の風物詩
それが今年から様変わりするかもしれない
読書感想文、自由研究、家族旅行の日記、・・・
AI(人工知能)に任せれば、あっという間に仕上がる
アタマの悪い学校教師は、宿題へのAI使用禁止とかピントのズレた対応をしているが、これからの学校教育の重点が、知識詰め込みからAI(人工知能)活用能力の修得へシフトしていくのは確実な情勢
アタマの悪い学校教師は全部クビにして、教育はAIに任せる時代も目の前だ
上のような本がサラっと出るというのも、出版業界の激変を示している
ちょっと前までは本(紙の本)を出そうとすると、まず出版企画書を書いて出版社に提出し、編集者と何度も打ち合わせをして企画内容を修正し、それから原稿を書く
売れてない無名な著者だと、先に原稿を書き上げてから出版社に持ち込む場合もあった(たいていボツになる)
出来た原稿は校正やチェックを受け、場合によっては書き直し、さらに製版・印刷・製本などを経て、取次経由で書店の店頭に並ぶ
どんなに急いでも3か月以上、普通は1年くらいかかっていた
それが今の本(デジタル本)では、著者が出版企画を思いつくと、すぐに目次を作ってワープロなどで原稿を書き始める
書き上がったワープロ原稿のファイルをアマゾンへアップロードすると、すぐにWEB上で販売が始まる
原稿を書くのが速い著者なら、出版企画から販売開始まで1日で済んでしまう
編集者のチェックが入っていない場合が多いので、内容は玉石混淆で、ネット情報全般に言えることだが、読者(情報利用者)の「情報選別能力」が重要になってくる
この情報選別能力こそ、ネットリテラシーの核心だ
私は紙の本もデジタル本も出したけど、紙の本の印税(著者の収入)が本の売上の1割程度なのに対して、デジタル本では現状7割程度という違いも大きい
例えば1000円の本が1冊売れると、紙の本なら100円、デジタル本なら700円が著者の収入になる訳だ
出版社、取次、書店という伝統的な流通経路をすっ飛ばして中間マージンが無くなったせいだが、現状のデジタル本の流通販売をほぼ独占しているアマゾンが3割もの暴利をむさぼっている
この独占体制が崩れれば、著者の収入割合は、さらに増えるかもしれない
(^_^;)