30【サイエンス】

砂漠の天使

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 ふつう猫は 一度に数匹生みますけど

  スナネコは 一匹なんでしょうか  (・_・?)

 

砂漠に生息し、愛らしい見た目から「砂漠の天使」と呼ばれるスナネコの赤ちゃん1匹が、栃木県那須町の「那須どうぶつ王国」で4/27に誕生した。

スナネコの誕生は国内初となります。

スナネコはアフリカなどの岩砂漠などに生息する世界最小級の野生ネコです。

その愛らしい容姿から「砂漠の天使」と言われています。

国内の飼育例がなく、日本動物園水族館加盟園館としては初の展示、繁殖です。

産まれてすぐに衰弱状態とななったため、人工保育で育てております。

日本でのスナネコ飼育園は当園と姉妹園の神戸どうぶつ王国の2か所です。

※展示公開は未定です

スナネコ赤ちゃん誕生
誕生日:2020年4月27日 メス1頭
父親:シャリフ / 母親:ジャミール
誕生時の体重/体長: 約59g / 約13㎝ 尻尾は約3㎝
現在の体重/体長: 約242g / 約15㎝ 尻尾は約5㎝ (5月18日現在)

スナネコとは
分類:食肉目ネコ科
分布:アフリカ北部、西アジア、中央アジア
体長:39㎝~57㎝
尾長:約20㎝
体重:約2~3㎏
食性:小型哺乳類・爬虫類・昆虫類など
寿命:約10~12年
生態:砂漠などに生息するため毛の色は砂漠に溶け込む色をして、灼熱の砂から足裏を守るため肉球を覆うようにけがある

 

▼親猫 父親:シャリフ / 母親:ジャミール

 

 

猫の神秘

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 猫の運動神経はホントにスゴい!

  だからと言って

 むやみに落とさないでね  (^_^;)

 

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江戸初期の柔術の大家、関口氏心(関口柔心、→)の逸話に

「猫が屋根の上で眠り込んで転がり落ち

 空中でひらりと身を翻し

 足から降り立った様子を見て

 “受け身”を考案した」

というものがある。

関口氏心は自ら屋根の上に登って転がり落ちる修行を続け、

受け身の技を完成させたという。

17世紀の日本では武士が猫に学んでいたわけだが、

当時の欧州では科学者たちが

「猫が逆さに落ちても、足から降りられる秘密」

を解明しようとしていた。

詳細はここをクリック

 

 

読書 人間、この未知なるもの

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著者は1873年生まれ、フランスの医学者

1912年、血管縫合および血管と臓器の移植に関する研究でノーベル生理学・医学賞を受賞

前半は生理学をベースに、人間という存在を「総合的に」記述している

総合的にという意味は、人間という複雑きわまりない存在を、各分野の専門家が部分的に詳細に分析し、「群盲が象をなでる」状態になっていることへのアンチテーゼとして、人間存在の全体的なスケッチを描こうとするもの

前半の淡々とした科学的記述に対して、後半は、人間の未来の進歩のために、実に大胆な提言を行っている

人間は厳しい環境と闘ってこそ進歩するという考えに基づき、安全で便利で快適な人工的環境に囲まれて生活する現代人は愚劣化しつつあると主張する

動物の子どもは、生まれるとすぐに母乳の奪い合いなど、自然淘汰の闘いに投げ込まれる

弱者は死に、強い子どもだけが生き残る

人間だけが保育器などによって、この自然淘汰のメカニズムを阻害していると著者は主張する

環境適応できない弱者を文明の力で生き永らえさせるのは、人間の脆弱化、愚劣化につながるという主張は、現代の価値観から見ると、かなり過激に感じられるが、自然淘汰プロセスが生物の種の強靭さや活力を維持する上で欠かせないという厳然たる事実は、簡単には否定できない重みがある

いまからおよそ100年前の、時代精神の一端が感じられる

著者は1944年に71歳で亡くなっている

自然淘汰プロセスの一種とも言える中国コロナ騒動を考えるうえでも、貴重な視点を与えてくれる

(^_^;)

愛の方程式

胸のところに、小さく1行の数式が刺繍されているエプロンの画像がネットで話題です。

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ABC予想 証明できた

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 日本は異質な人材を排除するので

  天才が育ちにくい風土

 かもしれません  (^_^;)

 

 

「ノーベル賞が何個あっても足らないほどの成果」

親交のある「ABC予想」に詳しい東京工業大学の加藤文元教授は以下のように評価しています。

「(望月教授が提唱し、ABC予想を証明した)IUT(宇宙際タイヒミューラー)理論は、数学界の『革命』と言っていい。ノーベル賞が何個あっても足らないほどの成果だ」と。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00000112-mai-sctch

とにかく大変な業績だということだけは、私にも何とか理解できます。

望月教授の生い立ちや人となりについては、同僚の玉川安騎男教授が以下のように説明しています。文章を要約して紹介します。

 「望月教授は、1969(昭和44)年3月29日東京都生まれ、5歳の時に父親の仕事の関係で渡米されて以来、中学時代1年間だけ日本に戻った以外は、米国で過ごし、1988(令和元)年19歳で、米国の名門プリンストン大学数学科を卒業し、1992(平成4)年、23歳で同大大学院数学科博士課程を修了して博士号を取得します。
同時に、日本に戻り、京都大学数理解析研究所助手に就任し、1996(平成8)年27歳で助教授、2002(平成14)年23歳で同大教授となりました。

普通の研究者であれば、数学界のノーベル賞であるフィールズ賞(4年に1回40歳以下)を狙うところを、賞に無欲、無欲というより否定的で狙うことをせず、十分時間をかけて基礎理論を満足のいくような形で完成させたいと日々注力しています。

途中の理論についても、全て公開しており、それを見て誰かが先に証明してしまうのではないかという周囲の心配もどこ吹く風で「自分の理論を理解して先に証明してくれるのであれば、むしろありがたい」と話をしていました。」

http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/tamagawa-mochizuki-shinichi-san-no-suugaku.pdf

天才であり、完璧主義者の望月教授。無欲は大欲に繋がり、京大の自由で国際的な学風もあって、今回の成果が得られたのではないかと思います。ただし、米国で学んでいなかったら、この天才を我が国の教育制度で、ここまで伸ばすことができたか、論文出版に8年間もかかったことを思うと・・・疑問ではあります。

望月教授の偉業に敬意を表しつつ、改めて我が国の教育制度等を見直していきたいと思います。

なお、ダメ元と思い、「ABC予想」について、親交のある東工大の加藤教授の著書『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』(KADOKAWA 2019)1760円を購入して、勉強してみようかと思っています・・・。隣室の秘書からは「・・・」と無言。読後の感想は、多分ないと思いますが・・・

https://www.kadokawa.co.jp/product/321802000140/

 


 

 

現代数学で最も重要な難問とされる「ABC予想」を証明したとする京都大学数理解析研究所の望月新一教授の論文が、同研究所の編集する専門誌「PRIMS」に掲載されることが3日までに決まった。

論文はインターネット上に2012年から公開されていたが、8年越しで専門誌に掲載されることとなる。

整数では足し算と掛け算ができるが、ABC予想はその二つの演算の絡み合い方に関する問題。

1980年代に欧州の数学者たちに提唱された。

ABC予想の成立を仮定すると、多くの未解決の予想が証明されるため重要な問題とされてきた。

論文は四つあり、計約600ページに上る。

PRIMSの編集委員長は望月教授だが、同研究所の柏原正樹教授と玉川安騎男教授が共同編集委員長となり、望月教授を除いた特別編集委員会をつくって今回の論文を審査した。

望月教授は発表したコメントで、証明の難しさについて「既存の数学理論と難しさの種類が違うことはあると思う」と説明。

専門の研究者にとっても「まったく違う枠組みの議論につまずいてしまうことも起こり得る」とした。

望月教授は、16歳で米プリンストン大に飛び級で入学、19歳で同大学数学科を卒業。

2002年に32歳で京大の教授に就任した。

京都で研究してきた意味について

「数学の研究を進めるには、ある程度話が通じる相手が

 ある程度の人数いる環境でないと難しい」

とし、数理解析研究所に優れた研究者たちが在籍する利点を強調した。

 

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実物大の動くガンダム

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 横浜に新しい観光名所が
  誕生します  (^_^;)
 
創通とサンライズが設立した一般社団法人「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」は1月20日、高さ18メートルの実物大ガンダムを、横浜・山下ふ頭で10月から一般公開すると発表した。
公開期間は約1年間。
国内外のロボット研究者、エンジニア、クリエイターらが設計・検証し、動く仕組みにする計画だ。
10月にオープン予定の施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で展示する予定。
入場チケットは7月から販売する。
この施設は、動くガンダムを間近で見られる「GUNDAM-DOCK」と、動くガンダムの仕組みなどを学べる「GUNDAM-LAB」という2つのエリアで構成される。
入場料とは別途料金がかかる特別観覧スペース「GUNDAM-DOCK TOWER」も設ける。
実物大ガンダムを制作するプロジェクトは2014年にスタート。
「ガンダムの生みの親」として知られる富野由悠季総監督のもと、早稲田大学の橋本周司名誉教授、中京大学工学部のピトヨ・ハルトノ教授など、ロボットの研究者が参加している。
機体の設計は、役割ごとにディレクターが担当。
全体設計・安全設計・メカ設計は、「建機ロボット化」の研究をしてきた石井啓範さんが担っている。
システム設計や制御は、ロボットベンチャー「アスラテック」取締役の吉崎航さんが務める。
空間設計やガンダムを動かす際の演出は、乃村工藝社クリエイティブディレクターの川原正毅さんが担当している。
プロジェクトチームは「ガンダムという海外からも高い注目を集めるコンテンツと日本のものづくり、優れた技術力の融合をライブで体感してほしい」とアピールしている。
 

欠陥機「737MAX」

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 業界内部の悪いウワサというのは
  たいてい真実ですからねぇ  ((((;゚д゚))))
 
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日本のマスコミは、昨年の暮れからずっと「ゴーン」「ゴーン」「ゴーン」と、年が明けても除夜の鐘が鳴りやまないバカ報道を続けていますが、1月9日、アメリカのボーイング社が、とても重要な発表をしました。
と書き出すと、ほとんどの人は、イラン政府が撃墜を認めたボーイング737-800の問題だと思うでしょうが、そうではありません。
737は737ですが、ミサイルでも発射されなければ墜落しない優秀な「737-800」ではなく、
欠陥機「737MAX」の話です。
皆さんご存知のように、ボーイング737MAXは、2017年の就航から1年半後の2018年10月29日に、ライオンエア610便が離陸後約10分で墜落し、乗客乗員189名全員が死亡しました。
そして、その半年後の2019年3月10日、今度はエチオピア航空302便が離陸後約6分で墜落し、乗客乗員157名全員が死亡しました。
どちらの事故も状況が酷似していた上、エンジントラブルなどのメカニカルな原因ではなく、どうやらセンサーなどのシステムに原因があるのではないかとの疑惑が濃厚になりました。
そして、ボーイング737MAXは世界各地で運航停止となり、ボーイング社は2020年1月から生産中止を発表しました。
ここまでは、少しでも航空機に興味がある人なら、知っている話だと思います。

詳細はここをクリック

 

シン・ゴジラ第2形態に似ている魚

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ラブカ

シン・ゴジラの第2形態に似ているということで知名度が向上した感のある深海のサメである。
日本全国、ラブカの標本に触れるのは、ここ(東京海洋大学)くらいではないだろうか。
どうしてもラブカと触れ合いたければ、駿河湾辺りまで出向いて、自分で釣るしかない気がする。
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▲シン・ゴジラの第2形態 通称「蒲田くん

詳細はここをクリック

 

陸の孤島

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 橋は観光名所になりやすいので
  この面白いデザインの橋は
 このまま残せばいいと思う  (^_^;)
 

台風19号による川の増水で橋が崩れて「陸の孤島」状態だった福島県矢祭やまつり町高地原地区で、

土のうや大型パイプで応急的に造った橋が完成し、3日から通れるようになった。

住民たちは早速、車や自転車で買い物などに出かけ、会社員の石井広美さん(50)は

「ようやく以前の生活を取り戻せる」

と喜んだ。

11世帯約30人が住む同地区では、橋の崩落後、JR水郡線の鉄橋を歩いて行き来していた。

列車の運行が再開した1日以降は、日中の2時間以外通れなくなっていた。

町は半年程度で仮設の橋、3年以内に恒久的な橋の建設を目指す。

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猫と犬

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 犬は組織に生きるサラリーマン
  猫は気ままな自由業なんですよ  (^_^;)
 
古くから二大ペットとして人に親しまれてきた猫と犬。
猫は、2004年の大発見により、約1万年前から人に近いところで暮らすようになったという説が有力視されていますが、犬は、そのはるか昔、約2万年以上前の飼い犬の骨や歯が発見されているといいます。
そして、日本においては、縄文時代には、すでに犬が飼われていたことがわかっています。
犬は家畜化された動物のなかで最も古く、人との歴史の長さからいっても、最良のパートナーといえる動物でしょう。
近年、日本では猫の飼育頭数が犬を上回ったとのニュースもありましたが、それまでは長年犬のほうがペットの主役であったことは疑いがないでしょう。
犬は概して外交的で、人に従順です。
そんな犬と比べられがちだから、猫は余計に気まぐれに見えるのではないでしょうか。
猫自身は気まぐれなつもりは毛頭ありません。
では、同じペットという枠でも犬がしつけることができて、猫がしつけられないとされるゆえんはなんでしょうか。
猫と犬の違いを語るとき、基準になるのは、進化の過程で分かれた生息地域と行動パターンです。
実は犬の祖先も猫と同じ食肉目のミアキスです。
そこから犬と猫の生息地域は、森と平原に分かれます。
棲みついた場所により、おのずと狩りの方法も異なることに。
平原で暮らした犬は集団で獲物を追い詰める狩猟方法を確立。
群れで生きていくことになるわけです。
仲間とともに狩りを成功させないと生きていけないわけですから、集団の中でおのずと自らの順位を意識するようになります。
それがある種、人と共通する社会性です。
一方、猫は最初は森にとどまり、待ち伏せ型の狩りを単独で行っていました。
自身で身を守り、すべて自分の判断で行動していたため、誰かに従うという習性がありません。
狩猟方法の違いから、猫は犬のように誰かに命令されることを必要としていないのです。
長年身に付いた習慣はそう簡単には変えられません。
人でも、集団生活が得意な人と、個人で自由に生きるほうが向く人がいるように、頭では「こうしたほうがいい」と理解していても、気質がそうさせないというのか、簡単にいうと、生き方の違いなんですね。
もっというと、人と一緒に外出するのが日常の犬は、社会生活のうえでも、他人に危害を加えないように、最低限のしつけを行う義務があります。
猫は、犬のように人と外出するわけではないので、そもそもしつけをする必要性も希薄です。
最近は、猫にもリードを付けて散歩させている人をよく見かけたりしますが、あれ、実は猫にとっては非常にストレスです。
「いやいや、うちの猫は散歩を楽しんでいるんですよ~」とは、人の勝手な思い込み。
なぜなら、猫は縄張りで生きる動物だからです。
縄張りの外は不安なのです。
もし一度散歩させてしまったなら、毎日同じ時間に必ず行かないと縄張りチェックができないので、ますます猫はイライラしてしまいます。
外に連れ出したいなら、猫自身だけで行かせるのが本来は理にかなっています。
なんせ猫は自由を好む「単独生活者」だからです。
猫と犬でよく比較されるのが、トイレのしつけでしょう。
「猫は教えなくてもすぐ覚えるのに、犬はなかなか覚えが悪い、だから猫のほうが賢い」、などという話が巷で流布しているようですね。
犬サイドから言えば、フェイクニュース! といったところでしょうか。
トイレ問題も、それぞれの行動パターンが関連しています。
単独でハンティングする猫は、ライバル猫に気づかれないよう、縄張りの中心部では自らのニオイを消す必要がありました。
必死で毛づくろいするのも、そのためです。
決まった場所で排泄をし、砂や土をかけてニオイを消すのも同じ理由です。
ですから猫は、もとの習性があるので、トイレの場所さえ教えれば、そこで排泄してくれるわけです。

犬は、平原で仲間と移動しながら生活していたので、決まった場所で排泄する習性がもともとありません。
だから犬のほうがトイレを覚えさせるのは大変なんですね。
ただし、犬は人の指示に従うことができるので、しっかり教えることもまたできるわけです。
猫はそうはいきません。
人をリーダーと思っていませんから、指示をして何かをしつけることは犬ほどうまくはいかないでしょう。
その意味では、トイレのしつけが必要なくて本当によかったと、猫の飼い主は思っているかもしれませんね。
いずれにしても、犬も猫も学習能力が高いので、人との生活の中で最低限のルールを覚えることはできるでしょう。
しかしながら、動物としての習性は直せることではありません。
犬にしても猫にしても、本来の種がもつ習性をしっかり理解して、人のほうが寄り添う関係を構築していきたいものです。