他人にそれを無理強いしない限り
何を食べても、食べなくても
個人の自由ですけどね~
(^_^;)
アメリカでヴィーガン(菜食原理主義者)の女性が、健康上の問題から魚を食べることを余儀なくされ、サーモンのソテーを泣きながら食べた。
ラマー・チャイレス(Lamar Chairez)が9/13、TikTokに投稿した動画が1700万回以上の再生回数を記録した。
動画には、ヴィーガン生活を送ってきたラマーが、新鮮なサーモンの切り身を調理して食べる様子が捉えられている。
ラマーはヴィーガン生活を続けてきたが、最近になって体調が思わしくないため医師に食生活を見直して魚を食べるように言われたそうだ。
動画ではこのように明かしている。
「ヴィーガンになって2年になります。
でもアレルギーや過敏症などを発症し、
医療上の理由から魚を食べなければならなくて本当に悲しいです。
それで私が食べ続けられそうな天然のサーモンを手に入れたんだけど、
もうこの一口目で精神的にかなり参っています。」
「私の身体は食べるに耐えられない物を食べようとするために、
更なるダメージを受けている感じがします。
でも、最善は尽くすけどね(笑)。食べてしまったわ。
もう今の私って、これまでに最も情けない人間だわ。
お魚さん、本当にごめんなさい。」
ラマーはサーモンの切り身のソテーをひとかけら箸でつまんで、恐る恐る口へ運ぼうとするが、悲しみが大きかったのか、顔をくしゃくしゃにして大粒の涙を流している。
そしてようやく一口食べた後、サーモンに対して詫びているようだった。
ラマーの動画を見た人からは、
「死んだ魚を見て泣くなんて大げさ」
「もし動物の死を悲しんでいるなら、あなたが食べなくても誰かが食べることになるって理解してね」
といった声が寄せられた。
また一部のヴィーガンユーザーから魚を食べたことで非難の声があがったために現在、この投稿にはコメントができないようになっている。
ちなみにヨーロッパを拠点とするヴィーガン組織「The Vegan Society」によると、ヴィーガニズム(菜食原理主義)の定義とは
「食物、衣類、またはその他の目的のために動物に対する搾取、および残虐行為などのあらゆる形態を可能な限り排除しようとする哲学および生活様式」
とのことだが、2年間ヴィーガニズムを貫いてきたラマーにとって、サーモンのソテーといえども胸が締め付けられる思いだったのだろう。
なお後日、ラマーは新たな動画でサーモンとエビを食べたことを明かし、涙を流すことなく食べて
「なかなか美味しかった!」
と語っている。