40【カルチャー】

乃木希典が殉死して111年

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今日は明治日本の軍人、乃木希典(のぎまれすけ)が、62歳で明治天皇に殉死(割腹)してちょうど111年です

日露戦争の旅順港攻略戦で203高地を攻撃し、日本海海戦の東郷平八郎と並ぶ英雄(軍神)とされています

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東京の六本木の近くに乃木坂(のぎざか、→)という場所がありますが、これは乃木希典の邸宅があった坂道にちなんでいます

乃木希典も東郷平八郎も「軍神」ですから、どちらも神社(乃木神社東郷神社)になっています

東京の神社の中では「オシャレな神社」として、人気の結婚式場になったりもしています

乃木希典の邸宅は今でも乃木坂に現存し、彼と彼の妻が殉死(割腹)した部屋も見ることが出来ます

しかしこの乃木希典、軍人としては正直すぎて愚将だったとする評価が長らく定着していました

日露戦争のあと乃木希典は学習院の院長になり、その「高潔な人格」のせいで教育者としての評価は高く、昭和天皇の教育にも深く関わった

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しかし、敵の意表を突く知略計略謀略が重要な戦場では、

高潔な人格(正直で何事も正面攻撃)は、馬鹿正直と同義語

で、そのために無駄な戦死者を大量に出した愚将と評価されていました

その原因が、作家・司馬遼太郎(→)の代表作「坂の上の雲で、有名な歴史小説です

NHKのドラマにもなったりしています

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この小説は日露戦争が背景になっており、203高地のトーチカに立てこもって機関銃を構えるロシア兵に対して、帝国陸軍は正面から肉弾攻撃を繰り返し、とんでもない人数の戦死者を出します

「乃木希典は軍人としては正直すぎて愚将だった」ために、無駄に大量の戦死者を出した

これが司馬遼太郎の乃木希典に対する評価で、歴史通をはじめ多くの日本人の間でも、長らくこの評価が定着していました

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生身の人間が盾も持たずに機関銃に向かって突撃するなどという、戦術的には何の意味も無い、ただ戦死者の山を築くだけの愚劣きわまりない底抜けに馬鹿げた戦闘方法

これと同じような愚劣な戦闘を、太平洋戦争末期の日本軍もバンザイ突撃(→)などで、圧倒的に優勢な米軍に向かって繰り返したとされています(どこまで史実なのか怪しいですが)

仮に史実だとしたら、戦場の異常心理に陥った頭の悪い司令官が、このような馬鹿げた戦闘命令を出したのだろうと私は思っていました

しかし最近(と言っても数年前だが)、史実はそうではなく、乃木希典は愚将ではなかったという本

桑原嶽「乃木希典と日露戦争の真実」

が出て、話題になっています

司馬遼太郎の「坂の上の雲」は歴史小説としては名著ですが、あくまでも小説(作り話)で、史実そのものではない

歴史小説と史実がゴッチャになるのは良くあることですが、優れた将軍を愚将とするのは、よくある間違いにしてもヒドすぎるかもしれません

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織田信長も、歴史ドラマなどでは気が短くてすぐに激怒する残酷な男というイメージがありますが、史実を見ると非常に思慮深く、部下に対しても気遣いや思いやりのある人物のようでもあります

この辺のイメージと史実のギャップを追求するというのは、歴史の本を読む楽しみの一つでもあります

「乃木希典と日露戦争の真実」、早く読んでみたいなぁ

(^_^;)

 

空音央(32)坂本龍一の息子

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▲坂本龍一の息子、映像作家の空音央(32)

 

 

3月に死去した音楽家、坂本龍一の「最後のコンサート」を記録したドキュメンタリー

「Ryuichi Sakamoto|Opus」

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がイタリアのベネチア国際映画祭で公式上映された。

ピアノに向かった坂本龍一のこん身の演奏をモノクロ映像で撮影。

息子でもある映像作家の空音央が監督した。

空音央は昨年初めごろ、がんで闘病中だった坂本龍一から

「十分にコンサートもできない体になっているので、

映画という形で何か残したい」

と提案されたという。

 

 

空 音央 そら・ねお

米国生まれ、日米育ち。

コネチカット州ウェズリアン大学で映画と哲学を専攻。

以降、ニューヨークと東京をベースにフリーランスの映像作家、アーティスト、そして翻訳家として活動。

短編映画、ドキュメンタリー、PV、ファッションビデオ、コンサートフィルムなどを監督。2017年には東京フィルメックス主催のTalents Tokyo 2017に映画監督として参加。

2015年に北海道平取町二風谷で現代に生きるアイヌ民族を撮ったドキュメンタリー『Ainu Neno An Ainu』をアーティストコレクティブLunch Bee Houseと共同制作。日本による植民地主義の歴史に苦しみながらも強く楽しく文化を守り続けているアイヌを追ったこのドキュメンタリー同プロジェクトのインスタレーション版が2017年に東京のイタリア文化会館で展示、2018年には東京G/P Galleryで展示される。2022年の恵比寿映像祭参加作品。

アーティストグループZakkubalanの一人として、写真と映画を交差するインスタレーションやビデオアート作品を制作。2017年にはワタリウム美術館で作品を展示、同年夏には石巻市で開催されているReborn-Art Festivalに参加し、短編映画とインスタレーションを制作。2019年にはSingapore Biennale、Dojima River Biennaleに参加する。

2020年、志賀直哉の短編小説をベースにした監督短編作品『The Chicken』がロカルノ国際映画祭で世界初上映したのち、ニューヨーク映画祭など、名だたる映画祭で上映される。業界紙Varietyやフランスの映画批評誌Cahiers Du Cinema等にピックアップされ、10月に発表されたFilmmaker Magazineでは25 New Faces of Independent Filmの一人として選ばれる。

2022年にはSundanceのScreenwritersとDirector’s Labに参加した。

詳細はここをクリック

 

ナニワ金融道を再読

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コミック(マンガ)「ナニワ金融道」を再読した

累計発行部数1600万部という、日本の漫画史に残る有名な作品で、映画にもなっている

前回読んだのはバブル崩壊(1990年)直後で、まだ連載中だったので途中までだった

全19巻のうち、今日は1~15巻を読んだ

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作者の青木雄二(←)は、マルクス主義者を自称するやや奇人変人、一種の天才奇才とも呼ぶべき人物なのだが、惜しくも2003年に肺がん(58歳)で亡くなっている

作者没後も後継者たちが「青木雄二プロダクション」というのをつくって「新ナニワ金融道」など続編をいっぱい出しているので、まだ未読が大量にあってしばらく楽しめそうだ

前回読んでから30年もたっているので記憶が薄れたところも多く、新しく読むような気分だったし、とにかくこの作品は元々メチャ面白い!

バブル崩壊のころは債権回収の「教科書」として、各銀行の支店などに本書が全巻そろえられていて、銀行員たちがむさぼるように読んでいたらしい

上の表紙から分かるように、大阪独特の下品さ泥臭さをこれでもかと言うほど前面に押し出した独特の画風で、人間のドロドロした欲望や情念が渦巻く修羅場をセキララに描いている

講談社のマンガ雑誌「モーニング」に1990~1996年連載で、まさに日本がバブル崩壊で揺れに揺れていた時期と重なる

突然襲ってきたバブルの破裂(と当時の人たちは思っていた)で、それまでの順風満帆の人生を根底から覆されて悲惨な地獄へ堕ちていく人たちの姿を、しかもユーモラスに描いている

それまでバブルでジャブジャブにお金を貸し出していた金融機関が、突然貸し出しを渋って債権回収に走った

お金を返せなくなった人たちも悲惨だが、返せない人から鬼や悪魔と呼ばれつつ、貸金の返済を迫る金融機関の最前線にいた金融マンたちも悲惨だった

 

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▲債権回収とリストラの嵐で、ヤケクソになっているノンバンクの幹部

 

そのような金融機関の底辺に位置する街金融「帝国金融」の新人社員・灰原達之が主人公

街金融(まちきんゆう、消費者金融、サラ金)は、日本の金融カースト制度(↓)の底辺に位置し、上には都銀(メガバンク)、公庫、地銀、信金、クレジット、ノンバンクなどがあり、下には闇金融(やみきんゆう)という無法地帯もあって、本書にもたびたび登場する

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考えてみると、日本がバブル崩壊した1990年からすでに33年も経過していて、当時のことを鮮明に覚えている人たちは50代以上だ

33年が過ぎても、日本バブルの後遺症はあちこちに残存しているが、日経平均がバブル崩壊後の高値を抜いたりして、ようやく後遺症から抜け出す気配が感じられ始めている

そして今、お隣の大陸では、超巨大な中国バブルの崩壊がすでに始まっている

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何しろ不良債権の規模が33年前の日本バブル崩壊よりヒトケタ上(推計1000兆円~2000兆円)と予想されている

おまけに

何でも秘密主義、ワイロ主義の

暗黒独裁チャイナチス中国共産党

が経済を仕切っているから、マクロ経済統計の数字がまったくアテにならず、これから中国経済にどんな混乱が起こるのか非常に分かりにくい疑心暗鬼の状況になっている

なにしろチャイナチス中国共産党は、自分たちにとって

都合の良いことは100倍にして公表する

都合の悪いことは100分の1にして公表する

という超ウソつき体質で、かつての日本の大本営発表よりもはるかに悪質だ

とにかく、中国経済が壊滅するのは確実だが、日本を含めた世界経済も無傷では済まない

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ノーベル賞経済学者クルーグマン(→)は、中国バブルの崩壊は、日本バブルの崩壊とは比較にならないほど大規模で悲惨なものになると予想している

ただし、経済学者の予想は外れることが多い

日本バブル崩壊のとき日本社会の混乱が比較的軽微で済んだのは、当初のバブル崩壊直後、金融機関が債権放棄などで不良債権処理を引き受けてバッファー(衝撃吸収材)となり、その後にゼロ金利政策などでゆっくり金融機関を救済したからだと思う

それでも30年かかったのだ

中国バブル崩壊の経済的な混乱はすでに始まっており、建築中のマンションを買ってお金をすでに払っっているのに(中国では完成前にお金を払うのが普通)、建築工事が中断してマンションが手に入らず、人生設計を台無しにされた人民が狂ったように泣き叫んでいる

そんな工事が中断して誰も住んでいないマンション群は鬼城(きじょう、中国読みグェイチョン)」と呼ばれており、そんな廃墟(ゴーストタウン)が中国全土に山のように存在している

やがて中国バブル崩壊の経済的な大混乱が、中国の政治的混乱や社会的混乱に広がっていくのは間違いなく、これから半世紀くらいかけて、チャイナチス中国共産党の崩壊や、中国の国家分裂や内戦になる可能性もある

追い詰められたチャイナチス中国共産党が、活路を台湾進出(侵攻)に求めるかもしれない

それは世界恐慌→満州進出→真珠湾という、かつて日本がたどった道筋と重なって見える

((((;゚д゚))))

 

▲中国の鬼城と呼ばれる廃墟(ゴーストタウン)

 

香川照之 嫌いな歌舞伎役者1位

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【嫌いな歌舞伎役者ランキング】

1位:香川照之(市川中車)

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2位:四代目 市川猿之助

3位:十三代目 市川團十郎(→)

4位:二代目 中村獅童
5位:七代目 尾上菊五郎
5位:八代目 中村芝翫
7位:六代目 片岡愛之助
8位:十代目 松本幸四郎
9位:尾上松也
10位:五代目 尾上菊之助

 

この種の嫌いランキングは、好きランキングとメンバーがカブることが多い

要するに、好きでも嫌いでも、知名度が高い人が上位に来ます

知名度が落ちて、好きにも嫌いにも登場しなくなったら、芸能人としては最悪

2位の「親殺し」猿之助を押さえて、堂々1位の香川照之

たかが銀座クラブのご乱行で、ちょっと前なら「芸のコヤシ」の、どうでもいいような事件で堂々1位ですから、知名度や人気の高さが感じられます

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母親は女優の浜木綿子(はまゆうこ、→)で、父親も歌舞伎役者(二代目 市川猿翁)

女優の息子というと、親バカ女優・三田佳子の息子・高橋祐也(覚せい剤常習)をダントツに、昔からDQNバカ息子が多い

その中でこの香川照之さん、東大文学部社会心理学科ご出身ですから、少なくとも「バカ息子」ではなさそうだし、かなり天才肌っぽい感じがします

ややアクの強い特異な演技力(悪役向きと言われている)に加えて、ボクシング解説者、昆虫博士など、多才な人のようです

天才によくいるHSP(Highly Sensitive Person)で、常人には分からない特殊なストレスがたまって、それを銀座のクラブで発散し過ぎたのかな?

 (^_^;)

詳細はここをクリック

 

死刑囚の歌「思い出のグリーングラス」

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台風6号が去ったと思ったらすぐに台風7号が接近中で、8/15ころ紀伊半島あたりに上陸しそうです

新幹線や空の便が混乱して、お盆休みで里帰りする人たちには大迷惑

私は東京育ちで、遠くに引っ越したという経験が無い

旅や出張はいろいろしたけど、それは短期間なので、東京に戻っても「里帰り」という感覚にはならない

だいたい、東京って「里」っぽくないしね

だから里帰りしたときの気持ちというのは、本当は良く分からないのですが、子供の頃に遊んだ場所とかに触れて胸がキュンとしたりするのかな?

そんな気持ちを歌った曲に「思い出のグリーングラス」という名曲がありますね

この歌は日本の小中学校で音楽の授業に使われたり、NHKの「みんなのうた」で放送されたりしているので、知らない日本人は少ないであろう有名な曲

日本語に訳された歌詞では、都会に出て来た若者が孤独の中で懐かしい故郷を思い出したりしています

もちろんアメリカの歌なので、日本語に訳される前の英語の歌詞があります

それを先日じっくり読んだら、じつは途中でとんでもないドンデン返しが起きます

実はこの歌、死刑囚が故郷を思い出している歌なんですよ!

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途中までは日本語の歌詞と同じで故郷を思い出しているのですが、それは夢の中の話で、目が覚めたら自分は死刑囚の独房にいて、明日の朝、死刑が執行される

そして自分の遺体は、懐かしい故郷に葬られるだろうという痛烈な歌詞です

このままでは小中学校の授業で使いにくいということなのか、日本語の訳詞ではソフトなものに変えたようです

残酷な現実からは目をそらして無かったものにしてしまうという日本の文化には、多少疑問を感じますけどね

 (^_^;)

 

 

 

歌詞の詳細はここをクリック

 

夏休みの宿題はAIで

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アマゾンの商品ページを見ていたら、上のような本が並んでいた

小中学生の夏休みの宿題は、AI(人工知能)に任せようという内容の本

8月下旬になると、子供の夏休みの宿題を一家総出で仕上げるという、古き良き日本の夏の風物詩

それが今年から様変わりするかもしれない

読書感想文、自由研究、家族旅行の日記、・・・

AI(人工知能)に任せれば、あっという間に仕上がる

アタマの悪い学校教師は、宿題へのAI使用禁止とかピントのズレた対応をしているが、これからの学校教育の重点が、知識詰め込みからAI(人工知能)活用能力の修得へシフトしていくのは確実な情勢

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アタマの悪い学校教師は全部クビにして、教育はAIに任せる時代も目の前だ

上のような本がサラっと出るというのも、出版業界の激変を示している

ちょっと前までは本(紙の本)を出そうとすると、まず出版企画書を書いて出版社に提出し、編集者と何度も打ち合わせをして企画内容を修正し、それから原稿を書く

売れてない無名な著者だと、先に原稿を書き上げてから出版社に持ち込む場合もあった(たいていボツになる)

出来た原稿は校正やチェックを受け、場合によっては書き直し、さらに製版・印刷・製本などを経て、取次経由で書店の店頭に並ぶ

どんなに急いでも3か月以上、普通は1年くらいかかっていた

それが今の本(デジタル本)では、著者が出版企画を思いつくと、すぐに目次を作ってワープロなどで原稿を書き始める

書き上がったワープロ原稿のファイルをアマゾンへアップロードすると、すぐにWEB上で販売が始まる

原稿を書くのが速い著者なら、出版企画から販売開始まで1日で済んでしまう

編集者のチェックが入っていない場合が多いので、内容は玉石混淆で、ネット情報全般に言えることだが、読者(情報利用者)の「情報選別能力」が重要になってくる

この情報選別能力こそ、ネットリテラシーの核心だ

私は紙の本もデジタル本も出したけど、紙の本の印税(著者の収入)が本の売上の1割程度なのに対して、デジタル本では現状7割程度という違いも大きい

例えば1000円の本が1冊売れると、紙の本なら100円、デジタル本なら700円が著者の収入になる訳だ

出版社、取次、書店という伝統的な流通経路をすっ飛ばして中間マージンが無くなったせいだが、現状のデジタル本の流通販売をほぼ独占しているアマゾンが3割もの暴利をむさぼっている

この独占体制が崩れれば、著者の収入割合は、さらに増えるかもしれない

 (^_^;)

 

訃報 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し

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新宿高校在学中に、当時吹き荒れていた全共闘運動に巻き込まれてパヨクに染まり、パヨクによる洗脳が生涯とけなかった

音楽家としての世界的な名声をパヨクに利用されて、パヨクの集会などに登場しているのを見るのは痛々しかった

  「芸術は長く、人生は短し」Ars longa,vita brevis

この「Ars(英語でart)」という単語は、日本語の「芸術」よりも意味が広く、技術や学問など「○○術」「○○道」と呼ばれるような諸芸一般を差す言葉なので、

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「道は長く、生は短し」

と訳す方がふさわしいかもしれません

それにしても「道」という漢字には、

なぜ「首」が含まれているのか?

「芸術は長く、人生は短し」を分かりやすく言い直したのが、

ガンジー(→)の名言と言われている

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明日死ぬと思って今日を生きよ

永遠に生きるつもりで今日

ではないかと思います

佐藤一斎も似たようなことを言っていて

若くしてべば、壮して成すあり。 

壮してべば、老いて衰えず。 

老いてべば、死して朽ちず。

ご冥福をお祈りします

  (T_T)

 

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坂本龍一さんが、先月28日、亡くなりました。71歳。

幼少期からピアノと作曲を学び、新宿高校を経て藝大に入学。

藝大大学院を修了後、1978年にミュージシャンの細野晴臣さん、高橋幸宏さんとともに「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」として、アルバムを発表し、当時最新の電子楽器を使った斬新な音楽性で“テクノポップ”という新たなジャンルを築きました。

1988年には、映画「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー賞作曲賞を受賞したほか、グラミー賞など数々の賞を受賞して国際的な評価を高めました。

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2014年、中咽頭がんと診断され、治療後に音楽活動を再開しましたが、2021年に新たに直腸がんが見つかったことを公表していました。

癌の治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした。

坂本さんが好んだ一節

芸術は長く、人生は短し

Ars longa,vita brevis

 

クラシック音楽と「頭の良さ」に関係あり?

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クラシック音楽と「頭の良さ」との関係

みんな薄々感じてはいますが、ズバリ論じるのは、ちょっと恥ずかしいような微妙なテーマですね

「頭の良さ」もあるでしょうけど、私は「育ちの良さ」(生育環境)との関係が非常に大きいと思っています

以前、あるジャーナリストが、ヤクザの親分1000人くらいに取材しました

日本のヤクザ人口から考えて、1000人というのは、ほとんどすべての親分を網羅していそうな気がします

そしたら、クラシック音楽のファンがゼロだったそうです

カラオケファンの親分なら結構いるんですけど、日常的にクラシックのコンサートへ行くような親分は、文字通り一人もいなかったそうです

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ただ、親分の子供(子分ではなく実の子供)にはクラシックファンがけっこういて、中にはクラシックのプロの演奏家もいた

これはつまり

劣悪な生育環境がヤクザを生み(これは大いにありそう)

その中で優秀な(頭の良い、度胸のある)ヤクザが親分になり

親分(ヤクザの成功者)の子供の生育環境は劣悪とは限らない

ということではないかと思います

どんな社会にもある、階級間移動(上方向)ですね

上の動画で話しているオペラ歌手の車田和寿さんは、音楽の中に含まれている「野性味」を大切にしたいと語っているようです

野性味なら、育ちが良くてお上品な「頭の良い」インテリより、ヤクザの親分の方が上かもしれませんから、ヤクザの親分に向いた(好まれる)クラシック音楽というのも有り得るのかもしれません

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現状、ファンがゼロでは、どうしようもありませんし、親分に尋ねたら「オレは演歌の方がいい!」と答えそうですけど

ちなみにクラシック(classic)という形容詞は「古典的な」と訳されることが多いですけど、元々はclass(階級)から出た言葉ですので、クラシックの原義は「階級的な」となります

  (^_^;)