事故のあと警察が逮捕しなかったことから、「上級国民」に対する特別扱いではないかと社会問題化した
逮捕の是非は、逃亡や証拠隠滅の可能性を考えて警察が判断することなので、飯塚幸三に不逮捕判断の責任は無い
飯塚幸三側のミスは、事故後に上から目線で強気の姿勢を貫いたことだ
自分に事故の責任は無く、クルマの欠陥だなどと主張して、世間の怒りに油を注いだ
同情の余地が皆無な凶悪殺人犯でも、裁判では自己正当化の主張をするのだから、弁護士も普通に法律的な対応をしたのだろう
ここまで世間の怒りが大爆発するとは、弁護士も予想出来なかったに違いない
この怒りには、「上級国民」に対する一般大衆の嫉妬心が混じっており、マスコミがそれを煽りまくった
裁判制度に対する国民の信頼感を維持するために、裁判所も世論の激しい反発や批判を、完全に無視することは出来ない
もう少しマスコミや世論に対する対策を考えて、早めに責任を認めて謝罪と反省の姿勢を明らかにしていれば、判決は違っていたかもしれない
90歳を過ぎた飯塚幸三の余生にとって、執行猶予付きと実刑5年では、天国と地獄だ
事故前の飯塚幸三は、華々しい研究業績で、学者の世界では神のような存在だった
この道一筋の研究者にとって、世論やマスコミへの対策など、完全に「専門外」だった
高齢化社会になって、高齢の犯罪者や受刑者は増えてゆく
この事件がきっかけになって、刑事施設における高齢受刑者処遇が見直されるかもしれない
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2019年4月19日に、母子2人が死亡する「東池袋自動車暴走死傷事故」を引き起こした飯塚幸三(91)。
禁錮5年の実刑が確定し、現在は過酷な獄中生活を送っている。
世間がイメージする「上級国民特権」など皆無。
車椅子がなければ歩けない飯塚幸三は、トイレで転倒、頭に怪我をしてトイレは血だらけになった。
刑事施設にはてすりがなく、杖も武器になるので使えない。
飯塚幸三にとって、トイレに行くことが大変な試練で、おむつで対応したりしている。
房の中に椅子がなく、就寝時間以外に横になれず、まるで拷問。
飯塚幸三は禁固刑なので作業はなく、読書したりしている。
医療刑務所は、ガンや人工透析の患者が対象なので、歩行が不自由なこと以外は健康な飯塚幸三は対象外。