▲福岡市の商業施設「MARK IS」
精神鑑定した精神科医が驚くほどの
極めて不適切な養育環境
それがどんなに壮絶な世界かは、普通の家庭で育った日本人には、イメージしづらいものかもしれません
ドキュメンタリー番組などで詳しく知りたいところです
未成年が起こした事件の民事責任(損害賠償)は、保護者(親など)が代わって責任を負うことになっています
子供にこれほどヒドい扱いをして、その結果として子供が起こした殺人などの凶悪犯罪については、親にも刑事責任を負わせる必要性があるんじゃないか?とも感じます
しかしそれを言うと、親だって似たような生育環境だったんだ、という無限連鎖にハマリ込むかもしれません
犯罪心理学の研究では、世の中に 犯罪者の家系 というものが厳然として存在することが指摘されています
おそらく遺伝と生育環境の両面で、犯罪者の親の子は犯罪者になりやすく、犯罪者を多発させている家系が明らかに存在している
あくまでも統計上の、確率の数字とはいえ
「犯罪者の親の子は、犯罪者になりやすい」
などと大きな声で言うと、感情的な反発を招いて人権問題になりやすいので社会的な話題にはなりにくいですが、犯罪心理学の世界では常識です
幸い日本は豊かな先進国で、犯罪発生率も低いので、このような家庭は極めてマレですが、発展途上国では「このような家庭がごく普通」という国も珍しくありません
犯罪多発の発展途上国が改善されず、先進国になれないのも、このあたりに根本原因がありそうです
自分に対する愛情の欠落した生育環境で育った人に、家族や他人への愛情を持てというのは、学校など教育機関にとっても難しいことで、宗教が登場すべき領域かもしれません
しかしその宗教が、霊感商法などの異常な金儲けに走り、殺人事件の原因を作ったりもしています
((((;゚д゚))))
▲殺人発生率の国際比較
日本の100倍以上という国がいっぱい ((((;゚д゚))))
2020年8月に発生した、福岡商業施設女性刺殺事件。
福岡県福岡市中央区の商業施設「MARK IS」福岡ももち1階、↑)で、面識のない女性(当時21歳)を、当時15歳の少年が刺殺した凶悪事件。
殺人罪などで起訴された住所不定の少年に対する裁判員裁判の判決が7/25、福岡地裁で開かれ、懲役10年以上15年以下の不定期刑が言い渡された。
犯人は25~30歳には出所します
再犯の可能性は極めて高い ((((;゚д゚))))
福岡地裁は判決理由として
「通り魔的で残虐な犯行。
落ち度のない被害者の生命を奪い、
保護処分は許容し難い」
と述べた。
少年を殺害に至らせたものは、母親のことを
「強く求めながら、嫌悪感も抱いていた」
複雑な心情だった。
少年の精神鑑定を担当した教授の証言によれば、少年の育った家庭には
「身体的虐待、ネグレクト、性的虐待、心理的虐待、
すべてが観察される。家庭内暴力が日常化していた」
「40年を超えるキャリアがある私からしても、
信じがたいような虐待行為が行われていた。
極めて不適切な養育環境だった」
(公判での教授の証言)
▲少年院を出て2日後に人を殺している
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