21【健康】

殺人犯の矯正可能性と死体性欲

 

この種の通り魔的な殺人は、物とりや怨恨といった伝統的な動機とは異なるので、「動機なき殺人」と呼ばれることもありますが、実は殺害動機は有り過ぎるほど有る!とも言えそうです

死体や殺人で性的興奮を感じるというのが、この種の犯人たちに共通の殺害動機です

余りにもオゾマしいので余り報道はされませんが、殺人を犯した犯人が死体とたわむれながら性的興奮の極みに達し、射精に至るという場合も少なくありません

よく「愉快犯」などとも呼ばれますが、「殺してやったぜ、キャッハー!」というような、牧歌的な世界ではなく、犯人は人を殺すことによって、あるいは自分が殺した死体とたわむれることによって、全身を貫くような快感(絶頂感)を味わっているようなのです

これはDNAレベル(遺伝)であることが多く、残念ながら矯正の可能性は極めて低いです

そして今回の犯人は19歳ですから、少年法に守られて極刑を免れ、おそらく数年で社会復帰します

そしてまた同じ犯罪(殺人)を繰り返す可能性があります

この種の犯人に「殺人をやめろ!」と言うのは、同性愛の人に「異性を愛せ!」(あるいは、異性愛の人に「同性を愛せ!」)と言うようなものです

前者は社会に重大な迷惑を及ぼし、後者はそうではないという、法的には重大な違いがありますが、深層心理の性的欲求メカニズムは、よく似ているように思えます

もしあなたが、ごくふつうの異性愛の人なら、「異性愛をやめて、同性を愛せ!」と言われた時、どう感じるでしょうか?

異性愛や同性愛にも性的欲求の個人差(強弱)があるように、死体愛(殺人愛)にも性的欲求の個人差があるように思えます

死体愛(殺人愛)の性的欲求があるけれど弱い人は、理性で制御(コントロール)して実行には及びません

いわゆるサディズム傾向のある人には、そのようなタイプの人が多いのかもしれません

しかし少数ながら、そうではない人(理性で制御できない人)も確実に存在しているようです

DNAレベルの強烈な性的欲求ですから、理性で簡単に制御できるようなものではないので、本人にもどうしようもないのでしょう

このような不幸なDNAで生まれてきた哀れな人を、法で「罰する」ことの妥当性には議論が必要ですが、社会から「隔離する」ことの必要性には異論が無いと思います

問題なのは、殺害動機がDNAレベルかどうかの確定的な判断が難しい(ほとんど不可能!)ということです

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たぶんDNAレベルだろうという程度なら誰でも言えますが、刑事裁判の判決として合理的に確定させるのは、今のところ、まず無理なのではないでしょうか?

無理ならば、現行少年法に従って数年後には社会に解き放ち、次の犠牲者が殺されるのを待つ!ということになります

この種の犯人には、虫や小動物を殺すことを異常に好むという「前兆」があるのですが、これだけで逮捕したり社会から隔離するのは、非常に困難です

人間存在の根元に関わる「心の闇」であり、「神のみぞ知る」の世界です

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恐ろしいことです・・・

((((;゚д゚))))

 

 

山田穣 時速100キロで中学生をはね殺す

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▲時速100キロで中学生をはね殺した犯人の山田穣(57)

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 57歳にもなって暴走族やってる

  こんなキチガイ殺人野郎が

 平気な顔して街を暴走していました

  ((((;゚д゚))))

 

5/2、制限速度を大幅に超える時速100キロで自転車の中学生をはね殺した疑いで、福岡市早良区の会社員・山田穣(57)が、過失運転致死の疑いで逮捕された。

中学生をはね殺した犯人の山田穣は、5/2午後8時半ごろ、福岡市早良区城西の市道交差点で、自転車で道路を横断していた中学3年の少年を、制限速度の2倍、時速100kmではね殺した疑いが持たれている。

事故映像を見ると、自転車に対し、画面右側から来た山田穣の白い車が、猛スピードで爆進しているのがわかる。

捜査関係者によると、中学生をはね殺した犯人の山田穣は、制限速度の2倍、時速100kmを出していたという。

中学生をはね殺した犯人の山田穣は「何キロぐらい出していた?」との質問に

「スピードメーターを見て走ってるわけではない

 たぶん50~60キロだったと思う

 事故当時の記憶があいまいだ

 事故は一瞬なので、どうしようもなかったと思う」

などと、すぐバレる真っ赤なウソをつきながら、まるで他人事のように容疑を否認している。

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 サックス奏者の山田穣さん

  もちろんまったくの別人!

 こんなキチガイと同じ名前じゃ

  迷惑だろうなぁ~

 ((((;゚д゚))))

大田区の猫殺し事件

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▲東京・大田区の「平和の森公園」

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この種の犯罪は、

 「虫→小動物→猫や犬→人間の子供→大人の女性」

のようにだんだんエスカレートしていく場合があるので、周辺にお住まいの方は警戒が必要です

カワイイ猫を殺すなんて、犯人を捕まえてカマユデの刑にしてやりたい気分ですが、実際は人間に危害を加えない限り、微罪としてすぐに釈放されてしまいます

(T_T)

 

東京・大田区の「平和の森公園」で、木につるされた猫の死骸が見つかっていたことがわかりました。

「平和の森公園」では、今月に入り猫の不審死が相次いでいて、警視庁が捜査しています。

大田区や捜査関係者などによりますと、5/11、大田区の「平和の森公園」で猫の死骸が見つかったということです。

猫の死骸は遊歩道のそばで見つかり、首はひもでくくられ、木につるされた状態だったということです。

「平和の森公園」では、この3日前と前日にも、池や公衆トイレ付近で不審な状態で死んでいる猫が2匹見つかっている。

警視庁は、何者かが危害を加えた可能性が高いとみて、動物愛護法違反の疑いで捜査しています。

 

* * * * * * * * * *

 

6年前にも類似事件

 

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▲6年前の猫殺し犯人、久保木信也

 

東京都大田区の公園や駐車場で相次いだ猫の不審死事件。

2014年4月から半年にわたって、毒入りの餌を食べるなどして、計45匹の猫が殺害された事件は、住民に大きな不安を与えた。

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警視庁は2014年9/18、動物愛護法違反容疑で、IT関連会社の会社員、久保木信也容疑者(33、→)を逮捕。

猫殺し犯人の久保木信也は、現場近くの大田区蒲田に住んでいた。

「仕事のストレスでやった。

 野良猫への餌やりに憤慨していた」

猫殺し犯人の久保木信也は取り調べに対し、そう供述している。

猫殺し犯人の久保木信也は一連の不審死への関与を認める供述をしている。

猫殺し犯人の久保木信也の逮捕に、子供を抱える親たちは安堵の表情を浮かべた。

猫殺し犯人の久保木信也は

「野良猫への餌やりに憤慨していた」

と動機を供述しているというが、自宅で飼っている猫については

「母親に餌をやるよう伝えて」

と捜査員に話しているという。

「怪しい!」

2014年9/18、午前3時20分ごろ、東京都大田区蒲田の路上に、暗闇の中で自転車を降りて立ち尽くしている猫殺し犯人の久保木信也を、警戒中の警視庁大森署員が発見した。

近づくと、自転車の前かごに入ったポリ袋からは異臭が漂い、猫の死骸らしきものが見えた。

言い訳の着かない状態に観念したのか、猫殺し犯人の久保木信也は、警視庁大森署員の職務質問に対し

「猫に農薬入りの餌を与えて殺した」

と認め、署員もポリ袋の中に4匹の死骸を確認。

猫殺し犯人の久保木信也が

「直前に猫の首を絞めて駐車場にたたきつけた」

と供述したことから、警視庁保安課が同日、動物愛護法違反容疑で逮捕した。

 

プロテインの危険性

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 タンパク質を摂取するなら

  納豆や豆腐が良い

 ように思います

  (^_^;)

 

一般の人が「良いつもり」で積極的に摂取しているものの中には、腎臓を悪くするものがあります。

その代表格が「プロテイン」です。

私は、プロテインについて強い危機感を持っており、あちこちで繰り返し発信しています。

というのも、多くの人が「タンパク質をたくさん摂ることは健康に良い」と信じ、しかも「プロテインでタンパク質を摂ればより効率的だし、筋力の低下も抑えられる」と、積極的に摂取しているからです。

かつては、ボディビルダーなど一部の人が用いていたプロテインは、今では誰でも簡単に手に入るようになりました。

溶かして飲むパウダータイプに限らず、棒状のバーやゼリーなど、より手軽に摂取できる形になってコンビニエンスストアでも売られています。

それを食事代わりに口にしている人もいます。

詳細はここをクリック

 

筋トレ不要?

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 本当に副作用が無いのなら

  老化による筋肉減少

 筋トレしなくても防げるかも~

  (^_^;)

 

筋肉を増やす効果のある新しい薬剤を開発し、動物実験で効果を確かめたと、東京大の研究チームが5/15発表した。

高齢者やがん患者の筋力低下を防ぐ治療薬につながる可能性があるという。

成果は、科学誌「アイサイエンス」に掲載される。

東大研究チームは、筋肉の発達を抑える働きのある「ミオスタチンなどの体内物質に着目。

「ミオスタチン」などの体内物質の働きを阻害する薬剤を作り、筋肉が衰える筋ジストロフィーのマウスに2週間投与したところ、偽薬を与えたマウスに比べ、後肢の筋肉が2~3割増加したことを確かめた。

前肢の握力も増加した。

副作用は見られなかったという。

同様の働きがある薬剤は、過去に海外で臨床試験まで進んだが、血管の機能を調節する体内物質の働きも阻害してしまい、出血などの副作用が出て行き詰まっていた。

今回の東大研究チームの薬剤は、より少ない種類の体内物質だけを阻害するので、人間でも副作用が起きにくいと期待できるという。

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東大研究チームの東大教授・宮園浩平(腫瘍学、→)は

「副作用なしに筋肉の増大が確認できたのは大きな成果」

と話す。

今後、さらに薬剤の改良を進め、実用化に向け企業などとの連携を検討するという。

東京薬科大教授・林良雄(創薬化学)の話

「夢の新薬に向けた第一歩の成果。

 年齢による効果の違いなどを確かめる必要がある」

【注】ミオスタチン

人や魚、牛など多くの動物が持つたんぱく質。

遺伝子異常でミオスタチンが作られないと、筋肉が異常に発達してしまう。

ゲノム編集技術でミオスタチン遺伝子を壊し、肉厚のマダイなどを作る研究も行われている。

 

読書 「がまん」するから老化する

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著者は東大医学部出身の精神科医で、一般向け健康書をたくさん書いている、「売れっ子」健康作家

本業で長年、老人病院(本当に65歳未満は受診できない珍しい病院)で働いていた

間違った健康常識にとらわれた、下手な「がまん(節制)」やダイエットが、逆に老化を進めてしまうとして警告を発している

最近は肉が健康に良いという説が世の中に増えているが、この著者が最初に言い出したのかな?

日本人の寿命が劇的に延びて、しかも見た目も若返ったのは、高度成長期以降で、ちょうど日本人が肉を食べ始めた時期に一致する

それ以前、サザエさんの磯野波平氏のように、54歳は完全に老人だった

定年は55歳で、男の平均寿命は65歳くらいだった

いまどき54歳の人を老人扱いしたら、ギョっとされるだろう

アメリカ人のように、肉ばかり大量に食べていれば良くないが、肉と魚をバランスよく食べることは、非常に健康に良いと力説している

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実は肉と魚を両方、日常的にバランスよく食べている国は、世界でもそれほど多くはなく、日本以外では、フランス、イタリア、スペインくらいだそうだ

著者が絶対にダメ(完全に有害)!と断言しているのはタバコくらいで、いわゆる「飲む打つ買う」、酒、ギャンブル、恋愛や不倫、風俗、SEXなどは、がまんしないで適度にたしなんだ方が、アンチエイジングには良いとしている(家庭内の波乱は、医者なので専門外)

バイアグラは健康に良いので毎日飲め、とも言っている

ホンマかいな~?

(^_^;)

著者のHPへ

 

殺人で性的興奮

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いやー 気味の悪い事件ですね

下の記事で「常軌を逸したような」と書いていますが、これは他の生物に比べて大脳が異常発達して、自我(意識)が肥大化したヒト(人間)という生物の集団の中では、必ず一定確率で発生する異常個体(いわゆる極端な奇人変人)の一種です

その意味で、このような異常個体が時々発生することは常態であり、「常軌の範囲内」と考えて、常に対策を考えておく必要を感じます

多数者(いわゆる平均的な凡人)とは非常に異なる能力や嗜好を持った個人(異常個体)を、多数者集団の側からは、

「天才」「預言者」「救世主」「狂人」「変態」「異端者」「鬼」「魔女」・・・

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などと呼び、時には集団から排除して弾圧し、時には火あぶりにして殺害し、時にはその能力を集団のために活用してきたのが、我々人類の歴史です

このような遺伝のブレ(少数の異常個体)が発現した方が、環境変化などに対して集団(種)の生存を維持する上で有利なので、このような発現が続いているのではないかと思われます

とにかく、このような異常個体は、少数とは言いながらも、集団の中に必ず一定確率で発現するものであり、避けることは不可能で、無視することは集団にとって建設的な態度ではありません

最近はLGBTの人権が重視されるようになりましたが、少し前までは「ヘンタイ」などと呼ばれて差別されたり、法律で禁じられて処罰の対象にもなっていました

ようやく人類は、異常個体ではあっても他人に迷惑をかけないのなら、その権利は広く尊重しようという社会に到達したようです

精神医学的に見れば、LGBTも「殺人で性的興奮を覚える人間」も、必ず一定確率で発生する異常個体という意味では、よく似た存在かもしれませんが、他人に迷惑をかけるかどうかという点では、まるで違った存在なので、法的にはハッキリ区分する必要があるのは当然です

このとき留意すべきことは、

a)このような異常個体が、集団の中に、必ず一定確率で発生する

b)しかも遺伝子(DNA)レベルによる発現なので、正常者(集団の多数者)に変化する(矯正される)可能性が極めて低い

という点です

このような異常個体の心理を研究する「異常心理学」には、例えば相手が死体でないと性欲を感じない、というような気味の悪い事例が山ほど出てきます

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本人に悪意はまったく無く、例えば相手が同性でないと性欲を感じないのと同じように、死体でないと性欲を感じないのです

同性愛者が教育によって異性愛者(多数者、ふつうの人)になる可能性が極めて低いのと同じように、死体愛者がふつうの人になる可能性も極めて低いのです

刑事罰の目的には、大きく分けて

1)報復目的 被害者の報復感情を国家が代行する。「目には目を」のハンムラビ法典がその代表

2)矯正目的 加害者が正常者になるように教育して矯正する

3)隔離目的 加害者の暴力から社会(多数者集団)を守る

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という3つの考え方があるようです

現在の日本の刑法学の主流は(2)の矯正目的で、特に現在の日本の少年法には、この考え方が色濃く反映されています

現在の少年法に対する批判の多くは、(1)の報復目的が余りにも無視されているという視点から為されているようです

娘を殺された親からすれば、まず何よりも(1)の報復刑を求めるのは、人情として理解できます

しかし、DNAレベルで発現した可能性が高い「殺人で性的興奮」を覚える異常個体に対して、まず何よりも必要なのは、(3)の隔離目的であることは明白です

今回の殺人犯・岡庭由征も、16歳の時の凶悪犯罪(面識のない少女2人を刺した)にもかかわらず、現行の少年法によって間もなく社会に戻され、社会から隔離されることなく、今回の殺人に及んでしまいました

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彼を知る周囲の人々から「いずれまたやるだろうと思っていた」という発言が出ているそうですが、彼の近隣で生活してきた人たちの感じたであろう薄気味悪さは、想像するに余りあります

困るのは、刑事事件の加害者(犯人)でも、矯正が可能な者と、それがほとんど不可能な者が混在しているという事実で、裁判の中で両者を明確に見分けることが、最新の心理学や精神医学をもってしても、なかなか完璧は期し難いという点です

人間の意識や心の闇を探求したコリン・ウイルソン(→)は、右脳や創造性と共に、異常犯罪者の心理についても探求をすすめましたが、残念ながら彼の天才をもってしても、明確な解決策には至っていません

((((;゚д゚))))

 

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茨城県境町の住宅で2019年9月23日未明、小林光則さん(当時48)と妻の小林美和(同50)さんが何者かに刃物で刺されて殺害され、長男(同13)と次女(同11)が重軽傷を負った一家殺傷事件。

茨城県警は5月7日、これまで別件で逮捕されていた埼玉県三郷市に住む無職・岡庭由征(26)を殺人容疑で逮捕した。

殺人犯・岡庭由征(おかにわよしゆき)は、2011年(当時16歳)、「連続少女通り魔事件」でも逮捕されている。

当時、通信制高校に通っていた殺人犯・岡庭由征は、2011年11月18日、三郷市内で下校中の中学3年生の女子生徒に自転車で背後から近づいたのち、無言であごを包丁で突き刺した

さらに12月1日には、隣町の千葉県松戸市内にて、小学2年生の女児のわき腹を複数回刺した

どちらの被害者も重傷で、殺人犯・岡庭由征との面識はなかったという。

2011年の逮捕の際、家宅捜索では20本以上の刃物が押収された。

さらに裁判では

『女性を襲う事に、性的興奮を感じていた』 ←この発言が特に重要!

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『当初は殺害し、首を持ち帰ろうと思った』

など常軌を逸したような証言を繰り返していた。

殺人犯・岡庭由征は、自宅に硫黄45キロを貯蔵しており、毒ガスや爆弾を製造していた疑いもある。

2月15日には、警察手帳につける記章を偽造したことで、公記号偽造容疑で逮捕されている。

2020年11月19日の早朝4時半ごろ、4台ほどの護送車が殺人犯・岡庭由征の自宅周辺に停まった。

うち1台には「高圧ガス」と書かれていた。

県警は、2020年5月から内定を進め、24時間体制で殺人犯・岡庭由征の動きを監視し続けていた。

凶悪事件を起こした前歴がある殺人犯・岡庭由征は、いつ暴走するかわからない。

刃物だけでなく、爆薬や毒物も所持しているという情報もあり、テロを想定した人員で早朝の身柄確保に望んだ。

現場には、爆発物処理班も待機させていた。

 

読書 右脳の冒険

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コリン・ウイルソンが、人間の意識の構造について書いた「フランケンシュタインの城」の続編(実践編)ともいうべき作品

人の意識に関する私の問題意識の原点は

「天国は人の心の中に存在する

 地獄もまた同様である」

という言葉に要約される

天国が人の心の中にあるか、西方浄土にあるか、宇宙のかなたにあるか、そんなことよりまず

「私は天国の住人になりたい!」

ということなのだ

すると、西方浄土や宇宙ではなく、自分の心(脳)の中に天国があるのなら、もしかすると天国の住人になるということは、自分の意志の力で可能なのではないか?という問題意識が生じる

本書は、この問題意識に対する解答を提供しようとしている

 

読書「荒野のおおかみ」天才ヘッセの生きづらさ

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自分は人間ではなく、荒野から出てきたおおかみだということを、心の底でいつも知っていたという男の告白の体裁をとった、ヘッセの内面的な自伝。

コリン・ウイルソンの言う「アウトサイダー」の典型の、その生きづらい人生を克明に描写している。

今では常識化しているが、ごく大雑把に言うと、人間は右脳と左脳が機能していて、右脳が情動(無意識)、左脳が理性(意識)を支配している。

多くの人は、この2人の支配人の間で、何とかバランスをとって生きているが、特に脳が肥大化した人(いわゆる天才)にあっては、このバランスが崩れ、自意識が過剰化し、いわゆる精神の分裂状態を招きやすい。

クレッチマーの気質分類(↓)に無理に当てはめると、右脳優勢が粘着型、左脳優勢が分裂型、ほぼ拮抗してるのが循環型かな?

右脳左脳論が流行するよりもずっと前、ウイルソンが「アウトサイダー」で文壇に華々しく登場するよりも前に、天才ヘッセは人の脳の複雑な多重構造に着目していた。

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ヘッセに言わせれば、人の精神の分裂は2つだけに限られず、実は非常に多くの人格に多重分裂しており、その不安定な統合体が人間であるとしている。

人間の意識の多重性や奥深さには、古来多くの文学者や哲学者が着目してきた。

古くはブッダもこの点に着目し、非常に深い認識論を展開しているようだ。

(^_^;)

 

▼クレッチマーの気質分類

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白血病からの復活

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 久しぶりにスポーツを観て

  心の底から感動しました!

 (T_T)

 

競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権2日目が4日、東京アクアティクスセンターであり、女子100メートルバタフライ決勝では白血病から復帰した池江璃花子(20)=ルネサンス=が57秒77で優勝。

400メートルメドレーリレーの派遣標準記録(57秒92)を突破し、リレーメンバーとしての東京五輪代表入りを決めた。

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電光掲示板を確認した池江の目にみるみる涙があふれた。

「今までのつらかったことが、

 あの一瞬ですごく思い出された。

 ここまで戻ってこられたんだと」

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感情を整理するように時間を置いてプールサイドへ上がると、また顔を覆った。

代表を争ったライバルたちが、悔しさを脇に置いて次々と池江を祝福した。

2月末の東京都オープンでのタイムは59秒44。

バタフライは体力の消耗が激しく、池江自身も

「この種目で戦えるようになるのは先のこと」

と苦戦を覚悟していた。

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3日の予選、準決勝と泳ぐたびにタイムは縮めた。

それでも五輪切符は難しいのでは、それが大方の見方だった。

予想を覆したのは天才肌の勝負眼だ。

決勝では、準決勝まで苦しんだターンを

「スタートからのドルフィンキックの数を変える」

ことで調整。

後半に向けて体力を温存する策も的中し、残り25メートル付近でトップに立ち、タイムも57秒台まで引き上げた。

「何が起こったのか。気持ちの整理がつかない」

神懸かり的なレースだった。

この2年間の歩みは苦難に満ちていた。

女子自由形とバタフライで次々と日本記録を塗り替え、東京五輪の主役と目された天才スイマーが白血病を公表したのは2019年2月。

長い闘病生活に入った池江にとって、五輪どころか、人生そのものが根底から揺らいだ。

20年3月にプールに戻った時点で体重は約15キロ減。

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スタート台から満足に飛び込むことができず、チームメートと練習すると、

「誰にも勝てなかった」

と池江は言う。

東京五輪は1年延期となったが、池江は

「これからが第2の競技人生。目標は2024年パリ五輪」

と明言。

「まず3食をしっかり食べること」(西崎勇コーチ)

から始めた地道な復活への歩みが、一度は諦めた東京五輪を現実にした。

16歳で出場した16年リオデジャネイロ五輪では、100メートルバタフライで5位。

2度目の五輪へ、池江は

「このタイムでは世界と戦えない。さらに高みを目指す」

と貪欲に語る。

新型コロナウイルスに揺れる東京五輪に、大病を乗り越えた20歳が目に見えない力を吹き込みそうだ。

 

* * * * * * * * * *

 

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池江の所属先であるルネサンスの前社長である吉田正昭氏(64、→)=現同社顧問=も、復活への道のりを支えてきた一人だ。

中学生の頃から成長を見守ってきた吉田さんが、再び五輪の舞台へ立とうとしている池江への思いを語った。

去年の8月の復帰レースの時に、私も辰巳に行ったんです。

璃花子はプールじゃなくて、会場の外にいました。

僕が新木場駅から歩いてきたら、何人かの人影が見えて、その中に璃花子がいたんです。理由を聞くと「中が寒くって…」と。

不安とかドキドキがいっぱいで、1か所に落ち着いてとどまることができないんじゃないか、緊張しているな、と思ったものです。

白血病の一報を聞いたときは、考えられない、信じたくないという思いでした。

世界と戦えるメドが立ってきた時です。そこまでの努力、葛藤も見てきましたが、それが一瞬にして消えました。

言葉になりませんよ。生きてくれっていう思い、それだけです。

元気になればプールにも入ればいいだろうし、と。

競技に戻ってここまで上がってくることは考えられませんでした。

ルネサンスにとっても池江璃花子はシンボルチックな選手で、背負ってくれた部分があると思います。決して強い、勝つというだけではない。存在が誇りです。

入院中には会長や社員、選手までメッセージを集めて、動画にして送りました。

お見舞いに行っても、我々の前では「きつい」とか、弱音は絶対吐きませんでした。

体調が悪くて話せないという日は顔だけ見て帰りました。しっかり治療しよう、病院食もしっかりとるように、と言葉はかけていました。病院食が食べられないでいるときには、おいしいサンドイッチを探しに行ったりもしました。

退院して、去年の3月にプールにつかったときも、まだ泳げる筋力ではなかったと思います。あのときの笑顔は、子供がプールに入ったときの表情。一番うれしいことだったのでしょう。

璃花子との出会いは彼女が中学1年の頃ですが、プールを離れれば完全に現代っ子。ファッションセンスもいいし、音楽も好きですし。

でもやっぱりプールに入ったら、ひとかきで進む距離、パワーの出しどころ…練習を見ていても、モノが違います。

5年間は病気の制約がありますから、まずは体調に気をつけながら、完治を目指してほしい。

練習量がまだ全然少ない中でこれだけの成績なわけですから、どこかで過去を超える時が来ると信じています。

過去の璃花子は、日本でも例を見ないすごい選手でした。

未来の璃花子には、人間としての可能性も含めて、もっとスケールの大きな人になってほしいと願っているんです。